
G400dになじむべく、色々としてますが、ボンネットを開けて「どこで充電するんだ」と探していたのですが、まぁなんていいますかボンネットがホント蓋みたいな構造で、部分的ではありますがなんともまぁシンプルなもんだなぁと感心してしまいました。
この車、何もかも基本的にはシンプルに出来ているのですが、生まれて40年もの間、魔改造を繰り返された結果、シンプルとも言い切れない、いまいち分からない構造になっている気がします。
乗っていて都度感じるのは、一体過去をどう引きずっていくつもりなんだろう、という事です。
過去のGクラスはとにかく武骨で、その雰囲気は多分00年辺りまではそんなだった気がします。というか、その辺りまでは中古で結構安かったんですよ、300GEとか。実はその時期に一度だけ5ナンバーのGクラスを真面目に考えた事がありました、確かそれは158万円コミコミだった記憶があります。サーフ買うより安いじゃん!と(結果どっちも買ってない)。
どっこい、妙に高騰し始めて、G55辺りが普通になって来てからは妙な感じに改変され始めた気がします。乗っている人々もなぜかオンロードタイヤのクソデカいホイール履いてみたり、なんだか怪しげモディファイをし始めたのも、その時期だと思います。
その辺りか、自分はこの車が嫌いになりました。乗っている人が嫌いになったんでしょうね、ああ友達になれない人達だ・・・と。いや、それってお金をホイホイ自由に使えて楽しそうな人達への嫉妬もあるんですけどね、苦笑。
で、ふと昔を思い出して買ってみたわけですが、、、
蓋ボンネットの雰囲気は変わらないなぁ・・・と撫でながら、決定的何かこう・・・なんでしょうね、妙に感傷的になってしまいました。
多分、ボクが欲しいGクラスは何も付いてない、それこそ汚したい放題の素材で出来ているヤツなんでしょうね。え?なんでこれにしたんだ?選択肢が無かったから・・・。G350dでなんも付いてません仕様とかあると良いのですが。
思えば、同じような印象は実は大好きなレンジローバーにも抱いていて、特にディスカバリーやディフェンダーには価格も含めて結構ガッカリしていたりもします。もっと安くてショボイのないのかいな、と(ディフェンダーでそれっぽいのあるよね!とコンフィギュしたら安く無くてガッカリ、苦笑)。
でもですよ、乗ってみるとボッソボソした乗り心地とか、ワンテンポ遅れる左右の動きとか、あー他でやったら全否定されるであろう味がここにはあるのか・・・とも感動してしまうわけで。
色々な意味で現行Gクラスという車、不思議です。過去と現在を繋ぐタイムホールみたいな車なのかもしれませんね。現在と過去を同時に想起させる、唯一無二の車。レンジローバーはそうじゃないですもん、同じコンセプトで、でも過去をブチ捨てたモデルチェンジしてますもん。あれはあれで、凄いです。
チャンスがあれば、一度そのフタを空けてみても良いかも知れません。
Posted at 2022/02/01 23:57:12 | |
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