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sleepykoalaのブログ一覧

2024年04月11日 イイね!

2000年とは

ミレニアムだ!と浮かれ、カラオケに行けば眉毛細いのが安室奈美恵を謳う中で、ボクはそれよりちょっとナチュラルな女の子がHitomiのLOVE2000を謳うほうに目線を向けていた頃、クルマの世界は主に日本車の世界がある終わりを迎えていました。

スープラ、ソアラ2.5GT-t、スカイラインGT-R、S15シルビア、フェアレディ、GTO、NSX、、、

バブル期に花が咲いた国産スポールカーが、折からの販売不振に加えて安全性と排ガス規制の強化で命脈が絶たれたのがこの辺りです。



あ、、、こんなんが流行っていたそうです、、、便利ねユーチューブって。全然覚えてません、誰だくらきまいって。

ただ、この曲を車でどう聞いていたか、、、多分CDですよね。または、最新テクノジーでMDとかはあったかもしれません。そういえば、E46後期型に乗っている時に、ふざけたことに時代遅れのビジネスMDとかいうのがくっ付いていて、CDで良いだろうか、とブちぎれていたのを今思い出しました。

HDDナビはまだない?となるとやっぱりCDチェンジャーだったのでしょう。

ちなみに、B10にはCDチェンジャーついてまして、なんと作動してくれてました。

そして今日死にました。

多分ですが、読み取る光学装置が寿命なのでしょう、、、残るはE39前期に漏れなく装備されている(CDチェンジャーは確か540iの標準で、525iとかには無かったかも)カセットだけ。

、、、これは即座におじきの家に行って昭和歌謡曲集カセットをぶんどってくるしかないのか、、、

当時より少し後になると、性能的に当初から腐っていたナビを捨てて、社外のストラーダ辺りをぶち込むのが常套手段でしたが、とてもきれいなインテリアをぶっ壊すのは、それもう完全にブルカルトさんへの冒涜以外ナニモノデモないので、さてどうしたもんか。

カセット型MP3なんてものも前に見た事ありますが、最近見ません。

CDチェンジャーを直すのは現実的に難しそうです。

そして、大事な事、、、

そう、この当時のBMWが純正で使っているオーディオ、倉木麻衣なのか宇多田ヒカルなのはどっちか解らないくらいの音質なのです。

結論からすると、オーディオは使わないほうが幸せ、と言う事になりそうです。なんか狼の遠吠えみたいなエンジンサウンドにしびれ続けている方が良さそうです。

ああ、2000年、気が付けば随分昔になっているんですねぇ。
Posted at 2024/04/12 00:28:50 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記
2024年04月10日 イイね!

どうやら良いらしい



テスラ・モデルSが日本に来た時、何となくカッコいいと言う実に適当な理由で試乗に行きました。

当時のトップグレードは確かP100Dだったと思うのですが、、、、どれに乗ったかイマイチ忘れてますが、凄い速かったです。その割に乗り心地が良くて、いっぱい積んでいる電池がマスダンパーにでもなっているのか、何だか意外に良いじゃないか・・・と感心したのは覚えています。

が、首都高を動力性能を活かしつつハンドリングも楽しもうとしたら何だか挙動に一貫性が無く、且つレーンチェンジを反復動作すると挙動が乱れて怖かったので、まぁまだサルーンとしての熟成度合いが甘いのは新興メーカーならではだなぁ・・・と試乗会場の向いにある中華料理店でタンタンメンを突っつきながら思ったわけです。

あれから10年くらい経った気がするのですが、この動画を見ると凄いちゃんと走っているように見えます。電池の減りは尋常じゃないですし、これやった後の個体がどれだけ劣化するのかも興味があります。

変ちくりんなステアリングを超絶に修正しながら走っているわけでもないので、可変レシオのステアリングも、操舵角の制御が上手なのでしょう。多分。

公式ホームページにも、プレイドは連続サーキット走行が可能になった、と書いていあるので、そういう事なんでしょう。

600kmの航続距離は現実的には多分400km台後半くらいで精神的にそろそろ充電したいよ、と思ってくるくらいのものだとは思います。あと、保証やリセールにやや不安もあります。

そこんとこクリアしつつ、さらに右ハンドルが無いのを承知のうえでこれを選択する、というのは実に面白そうです。EQSを買うより、まぁなんて言うか、、、いや、、、見た目がEQSよりボクはこっちの方が好きです。

ただねぇ、、、あの変なステアリングはあかん、笑。

で、出来心でカーセンサーしてみると、なんと過走行とはいえ14.4万キロ走ったのが200万円切っていて、300万円払うつもりあるならモデルS結構選べる状況なんですね。

ふと思ったのは、最安値のP85を、それこそ家に置く蓄電池替わり(ついでに動く程度の存在として)に買ったら結構お得なんじゃないですかね????

EQSとか見ても、兎に角リセールが破滅状態なわけでして、、、、もしかすると将来は「ああクルマとしてはリセール破滅なんだけど、家の蓄電池とかに転用する価値が出てきたよ」とか、そんな感じのリセール算定とか出ないのでしょうか?

このままリセール崩壊セールで、プレイドが300万円とかになったら、サブ足車でいいかも!とか思ったりしました、笑。

ちなみに、Yや3やXは全然興味ないの、、、サルーン好きにはモデルSのみが刺さります、笑。

蛇足
プレイドって聞いて不覚にも何故かブレイドマスター3.5を思い出してしまった。
Posted at 2024/04/10 23:31:55 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記
2024年04月09日 イイね!

時間を戻す

時間を戻すうちに来てくれたB10、記録簿から何からか完備されていて、それを見るだけでも楽しいのですが、2000年当時のディーラーマップを広げて「これどれくらい残っているのかな」と。

昔々、というか20世紀の頃の自分は、アルピナなんてもんはよく解ってないので、あれ東京にあるニコルでしか買えない普通のBMWが3台くらい買える凄い高いやつ、だと思っていました。

説明書に付随する資料を見る限り、2000年前後だと、どこのBMWディーラーで買えたのは間違いなさそうです。興味を持ち始めた2005年以降には、それを知りましたが、2000年より遥か前になると、果たしてどうだったのでしょう。

近隣にE24モデルくらいからアルピナを愛用する資産家が居たのですが、その人も既に鬼籍に入られましたから、80年代のアルピナなんかをリアルタイムで新車発注した人から生で話を聞くこともだんだん難しくなっている気がします。

どんなカタログがあり、支払いの方法(例えば最後の5シリーズのアルピナは450万円の予約金を即金で入れる必要だあった)、標準BMWとどこまで発注に自由度があったのか、、、興味深いです。

さて、自分の場合は実際問題E39型5シリーズのアルピナを狙い撃ちだったわけですが、BMWアルピナといっても多くの車種や特性があり、同じアルピナファンでも好きな車種は結構違います。基本的にはMモデルと路線を分つ存在ですが、中にはE92型3シリーズに存在したB3GT3みたいな硬派モデルも存在します。

どこをどう選ぶか、どう好むか、、、、

ボクの候補は10年とか20年スパンで考えると、E34のB10ビターボか、E39のV8系、またはE38の5.7か6.0でした。

どれもGT要素が強いアルピナモデルに惹かれていました。

7シリーズ経験者としてはB7も外せないのですが、出来れば無加給のアルピナエンジンに乗ってみたい気持ちが強かったんです。そうなると、E34のビターボも実は外れる事になり、結果としてB10一本というのがここ数年の意識でした。B12が外れた理由は、DB9で12気筒に乗れたというのもデカいし、そもそも存在がB10以上に稀有でした。

それより古い伝説的マシーンたちは、正直なところフロントストラットにリアがセミトレという古風な足回りや、さすがにネオクラシックどころか、完全なるクラシックに近いこともあって、やや引いてしまったところがあります。

2000年前後にあこがれを抱く車種が多かったのもデカい気がします。ノスタルジーですよね、苦笑。

さて、選んだ車をどうするか、いつも迷うところですが、今回しているのは「前期戻し」です。

E39が現役で流行っている頃、みんなやったのは後期ルックです。

なんせ、ヘッドライトのエンジェルリングは革命的にBMWアイコンとして根付いたわけで、みんなこぞって528i前期型がエンジェルリングのみをはめられ走っていました。

でもねぇ、、、フロントフォグやバンパーが違うし、モールも違えばリアランプも違う、全部替えたとしても中を見ればナビもステアリングも違う。本当に全部やったら前期売って後期買った方がいいわけです。

当時からなんだかなぁと思っていたのですが、今回もその気持ちに変化はなく、まずライトを交換。

HIDからハロゲンへ退化?したのですが、個人的には大正解。

というか、前期だけど控えめにフロントスポイラーがアルピナは付いているから、エンジェルリング化など不要なくらい、静かに迫力を感じます。

ありがたかったのは、前のオーナー氏が前期ライトを状態よく保管してくれていたんです。これなかったら、結構苦労しかもしれません。なんせ、良い中古部品ないし、新品がセットで出るか微妙ですから。

ちなみに、新品みたいにキレいな後期ユニットもちゃんと保管しています。まぁ、、、その、、、間違って足用に525iでも買って、それがヘッドライト汚かったら、、、いや、そんなバカはしないでしょうけど。

2000年に日本にやってきた、その瞬間に近いところへ戻せたら、、、まずしばらくはそれに傾注することになりそうです。

あれ、、、でも待てよ、、、E39て前期でもHIDあった気がする、、、ハロゲンとHID、いったいどっちがリアルな2000年なんでしょうね?


追記
オーディオも全て完全動作するので、聞いてみたところ何故かクラシックだけまともな音。
2000年というと、モー娘。やHitomiのLOVE2000、安室奈美恵や小室サウンドが全盛だったと思うのですが、、、当時の新車オーナーがそれを聞いていたとは思えないので6連装になんのCDを入れようか、、、迷ってます。

追記2
運転席とその後ろだけ使用頻度が高かった形跡がある。どうやら奥様?をリアシートに載せていた想像が、、、間違いなく紳士じゃないですか、、、初代オーナー。やはり、当時750ILを楽勝で買える予算をこれに突っ込む人は、そういう人だったんだろうなぁ。

追記3
ニコルステッカーに退色が無い。20年以上無事なんて事、ほぼ知らない。というか、手に入れて感じるけど、このステッカーがある無しでは、日本在住のアルピナにとっては大事な事。
Posted at 2024/04/09 22:30:59 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記
2024年04月08日 イイね!

BMWアルピナって、ナニ?(長文)

BMWアルピナって、ナニ?(長文)https://alpina.co.jp/about/
写真はニコルの青山ショールーム

BMWアルピナ、人によってはアルピナと一言で言いますが、法人名はアルピナ・ブルカルト・ボーヘンジーペン有限合資会社らしいですが、元は事務器具メーカーと書いてあります。ブルカルト氏は二代目経営者のようで、自分で作ったBMW1500用のウェーバーツインキャブキットがバカ売れしたのが事の発端のようです。

1965年前後にBMWより公式チューナーとして認められ、そこから約10年間は欧州のツーリングカー選手権などで圧倒的な勝利を重ねたようです。ライバルが完全なメーカーのワークスだったのを考えると、それは凄い事です。

他のBMWチューナーが数あれど、今となってはほぼ消滅しているのは、これだけの戦績があるところがないからなんだろう、と思っています。

1977年を最後にレースから一時撤退(E30M3で一時復活し、ここ最近ではB6GT3で復帰)して、それまではほぼほぼワンオフ的なチューニングカー販売をしていた体制から本格的なチューニングカーメーカーに進出。40年以上前にネット300馬力を発揮し、250kmhで巡行出来る恐ろしいクルマ、初代B7ターボはここで登場しています。

80年代にドイツが国としてアルピナ社をカーメーカーに認定し、年産1000台とかそこらの小規模ながら世界が認めるカーメーカーになりました。この頃は、ボディ骨格とエンジンの一部などをBMWから仕入れて、あとは徹底的にハンドメイドしていたので、確かにそりゃメーカーと言ってもおかしくないな、という感じがします。

B7ターボに引き続き、E34型のB10ビターボも伝説的です。

なんせ、90年代初頭に370馬力で291kmh巡航可能という鬼のようなスペックですから、、、しかも不快じゃない乗り心地。圧倒的な性能と通常のBMW以上に快適な乗り味の両立、これこそがアルピナマジックそのものなのです。ちなみに、これと戦えるセダン、他に一台はあって、それはオペル・オメガ3000・24vのロータスチューンであるオメガカールトンでした。

個人的な衝撃は、前にも書いたE38型の7シリーズに存在した、B12・6.0でした。

750のシングルカム12気筒を6リッター化、NAながら440馬力という高馬力に7シリーズとは思えないアピアランス、、、完全なる非合法な世界へ圧倒的な快適性を以て突入していく様に、只管に驚愕。

乗った事は無いですが、E36にV8を突っ込んだB8も過激モデルでしたね。とにかく、伝説と圧倒的な性能に裏打ちされたアンダーステートメントな立ち位置に、このメーカーから興味が薄れることは免許を取って以降皆無でした。

そんなアルピナ、いつの間にかSUVも出して、XB7に関してはブルカルト氏は反対、息子のアンドレアスは賛成、という噂話が出たり。ミシュランがアルピナスペックを作り続けていたのがG20系前後からピレリ化されたり。B8グランクーペなんかはお馴染みのバッテン打刻+アルピナ打刻から、単一打刻に。

なんだか怪しい?と思ったら2025年で車両製造から完全撤退、、、ああ、、、何てことだ、、、と思ったのはつい最近の話です。

ただ、最近のアルピナは正直前ほど欲しいと思える内容では無かったのも事実で、例えばE60の5シリーズだと、標準はアクティブステア+ノンターボ+ランフラ+AT、Mがノンアクティブ+ノンターボ・ラジアル+SMG、アルピナはノンアクティブ+スーパーチャージ+ラジアルミシュラン+スウィッチトロニックと違いがありました。

これがG30系だと、、、あんまり変わらないんですよね。F10にしても差異はE60やE39ほどではない。

何となくですが、時代が変わってアルピナが出来ることが減ってしまった、そして標準モデルのBMWも電子機構で上級モデルになるとアルピナとの圧倒的差異が生れずらい状況であることが、辛いのかなぁとボクは感じていました。

なので、商標の譲渡、というのは何となく納得がいく感じがしました。

そう、商標の譲渡なので、アルピナ・ブルカルト・ボーフェンジーペン社は残るんです。全株譲渡だと消滅ですが、商標のみの譲渡なので、アルピナ社は今後もビジネスをするそうです。

なんでも、クラシックレストア事業や、BMWに限らない車両開発のコンサルタントなどをするそうです。ワイン事業がわりと収支面の底支えをしているとも言われており、会社自体は次のビジョンを前向きにとらえて進んでいると聞いてます。

商標を譲られたBMWとしては、ロールスと標準車の間に入れるラグジュアリーブランドとしてアルピナを使うようです。Sクラスマイバッハと当てる感じでしょうか。

圧倒的業績に終焉を感じなくもないですが、商標が買われて残り、法人もきちんと残る、それを見届けてブルカルト氏は人生を全うし無くなったわけですが、、、なんてストーリーなんだ!!と驚きを覚えてしまいます。

若い頃、レースカーで席巻し、その業績を元に孤高のブランドを育て、自分が目の黒いうちに持ちうる財産をきちんと承継する・・・こんな経営はそうそう出来ることではないです。

例えば、今も有名なロールス・ロイス、創業者の一人は自己破産していたりしますし、マセラティ兄弟にしてもランチア家にしても創業家の承継は上手く行きませんでした。

アルピナほど美しく孤高を全うしたメーカーと経営者は他に類を見ない気がします。

さて、ここからは自分の車、、、

B10V8はE39型の540iベースの車です。M5がM62ベースの、8連電子制御スロットル搭載5リッターS62エンジンを搭載したマニュアル車だったのを考えると、B10は言ってみれば540ハイラインベースの車です。

5速ATをアルピナのお家芸である「アルピナスウィッチトロニック」化。ステアリングから手を離さずシフトできるATのハシリです。このミッション、それだけでないのはシフトチェンジや巡航時にロックアップクラッチを多用し、ダイレクト感や燃費を最大限向上させる嗜好があるわけでして、これは凄い。

なんせ、90年代半ばにやったわけですが、これ他のメーカーが目を付けるのは例えばレクサスだとIS-Fまで待たないとなりません。

エンジンは先代のE34が途中から搭載した4.0・4.6リッターのアルピナオリジナルV8エンジンを搭載。調べてみると、アルピナのノンターボV8(M60/62系)はどうやらV8sまで入れると5種類あるようで、340馬力、347馬力、355馬力、370馬力、、、となんだか細かく色々あるようです。

まぁ、、、手作りだし、、、よく分からん。蛇足ですが、エンジンカバーのプレートは120%脱落します、笑。うちのは治ってます。

そこに足回りがザックス製ダンパーにアイバッハスプリング。徹底的に公差を詰めた設計はここにも波及しており、最高巡航速度279kmhを軽く実証しつつ、快適性が標準車以上というアルピナワールドはこの足回りから来るものがデカいです。

価格は年式にもよりますが大体1270万円前後。これに各種オプション(色、ハンドル位置、あと事細かな内装の細工、シート内容、サンルーフの有り無し、さらに言えば日本仕様に無い二重ガラスなど、、、個体によっては1500万円くらいのもあったはず)で唯一無二の個体が仕上がるわけです。

ちなみに、ライバル?であるE39型のM5は確か1350万円だったか、あれにもダッシュ革張りOPとかあって、実はその後のV10積んだM5より高い車でした。そりゃ売れないわ、、、マニュアルだし(その後よりも遥かに孤高です)。

内容を考えると安いんじゃない?って今なら思えるんですが、当時は雲の上の何かでした。525iが500万円台だったし。あれでさえ、例えば当時の日本車の同クラスと比べると何ていい車なんだ・・・と思ったもんです。

で、乗ってみての感想、、、

いや、凄い昔に右ハンドルの青いV8は乗った事あったんですが、確かアレ後期型の4.6だったんですが、乗り心地良いなぁしか覚えてない。540iは前期型98モデルに乗った事があり、あれはなんだかモッサリしているなぁ・・・と思ったくらいで、、、

あれから随分経って今乗ってみて、さてB10どんななのよ、と思ったのですが、これは不思議。

記憶上の標準540iに近い、なんだか530i何かと比べてスパンと行かない感じ、これは実はE39のそもそもに起因するものが原因で、E39は4・6気筒がスタリングがラックアンドピニオンなのですが8気筒車はE38の740i系が使うボールナット機構を採用しています。

なので、なんだかネットリスッキリというか、非常に独特な、メルセデスのそれとも違う味わいがあります。

とはいえ、前期540iが16インチのタイヤに対してアルピナは18インチの40・35タイヤですから、切っていくとこれが実にイイ。少な目のロール、標準車以上に正確なキレ、まさにスポーツツアラーとして世界最高の実力を未だに有する事に気が付きます。

コーナーをシャカリキに攻めるのは得手じゃない、というかそれ面白くないよ、というもんなんですが、でも中速コーナーをぐっと腰を沈めてハイスピードで回っていくことに快感を覚えてしまう、そんな感じです。

直線に関しては、これが一番驚き。

メルセデスより矢のように進みます。

いや、これボールナットのステアリングギアボックスも作用しているとは思うのですが、他のアルピナオーナー氏と話していて原因はこれじゃない?と言うのが、エアロパーツです。

昔、E24のM6はハイスピード怖い、と聞いたのですが、それより派手なエアロパーツのB7は怖くない、という話がありまして。もしかするとアルピナはレースで鍛えた技術の中に、空力というのがデカいファクターとしてある気がします。

B10V8のパーツは普通の540に上からぺちょっと?付けた今となっては地味なフロントスポイラーに、トランクに乗ったスポイラーなのですが、これ意外に効いている?足回りのトーイン数値とか見ても直進性重視とは言えない感じなので、これエアロかもなぁ・・・と。B10でも3.2とか3.3の直6モデルだとまた違うのかも知れません。

そういえば、レースで鍛えた、という部分に関して言えば、乗り心地もある気がします。

先代のM3がニュルアタックをする時、足回りはハードじゃなくてコンフォートだったことがあるようです。ツーリングカーのレースだと、いたずらに足を固めることが良くない事もあるようで、もしかするとレースで勝つ事が今あるアルピナの独特な足回りのセッティングに関与している気がします。

よく、柔らかいとか、意外に傾く、とか言われることがあるのですが、それは相当誤解というか、一体どんな運転するんだ?と思う事ありますね。スペック自体はそんなソフトじゃないんですよね、シート見てみると。たまにアルピナの足を変えている個体ありますが、、、何してんだか、、、と思っちゃいます。

公道における最高を見つめた結果がこれ、なんでしょう。

あと、最後に全てをまとめ上げる為の技術の結晶は出来るだけ公差を無くす、でしょう。

これまで書いてきたことに、もし標準BMWの公差をあてはめたら、何もかもが崩れてしまう気がします。公差を極限まで減らす(標準BMWの100分の1が最低目標で、場合によっては1000分の1だとか)ことが最高を実現する最後のキモなのでしょう。

まぁ、、、それが今後出来なくなるから、やめたのかな、、、とも思えるのですが。なんせ、E65辺りのアルピナ、足回りが意外なことに標準車のEDCベースでさほど差異が無い(確かプログラムとスプリングだけ違う)、なんて感じでしたし。

奇跡的にうちの個体は、多少の時間による劣化あれど、それを体感できるわけで、、、、この全てをどう維持するか、、、これはDB9以上のストーリーになる、そう感じます。

B12のような12気筒という輝きや、B7やB10ビターボのようなカリスマがあるわけではないのですが、5シリーズという3とも7違うポジションのクルマがアルピナを表現している様は実にいいものです。

さて、まずは生まれたであろう姿と微妙に違う場所があるので、そこからですかね。なんかしっくりきますね、アルピナは。
Posted at 2024/04/08 20:02:51 | コメント(4) | トラックバック(0) | 日記
2024年04月08日 イイね!

到達点の先に

到達点の先に忘れていた何かが目覚めたように、また新しい価値観が生まれそうです。
Posted at 2024/04/08 13:17:43 | コメント(0) | トラックバック(0)

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「阪急百貨店。通路が広い。関西方面はやはり何か違いがある。大好き。」
何シテル?   07/24 10:57
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