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中古車を手に入れたら、自分なりに一通り点検しないと気が済まない？（安心して乗れない）性分なので、時間がある時を見計らって、気になるところを点検＆補修しました。そこで感じたのですが、最近の車は永く乗る事を前提に作られていないと思いました。昔の車は貴重品で、永く乗れる＝丈夫で長持ちするのが良い車と言う価値観でメーカーも創っていた（敢えて創っていたと書いています）と思いますが、毎年新車を発売して買い替え需要を喚起する事で、沢山儲ける旨味を知ってしまったメーカーは、耐久性の少ないパーツ（しかもコストダウンも出来る）を使って、長持ちさせる事が難しい車を造っている様に感じます。スマートをメンテナンスしていると、経年劣化でボロボロになるプラスチックのパーツ類を長期間維持する事の難しさ（恐らく無理）から、数十年後には、まともな個体は残っていない？と思われます。一部のマニアかショップが、FRPかカーボンでボディシェルをスクラッチしてしまえば別ですが…また、ドイツ製にしては良く錆びる車だと思います。コスト削減の為に防錆処理が徹底されなかったのかも？知れません。この錆具合は昔のアルファロメオ（ジュリアの頃）を思い出します（笑）スマートは錆とプラスチックの劣化で、ダブルパンチ＝二重の苦労（心労）が味わえる素晴らしい車です。





スマートはトルクスと言う特殊なネジを使用しているので、分解には専用の工具が必要になります。その点でもサンデー・メカニック（素人で車を整備をする人）泣かせですね。





今回スマートをメンテナンスする為に、新しく購入した工具類です。右端のボックスレンチはホイールナット用です〜サイズは15mmとこちらも大変珍しいサイズで、普通の人（サンデー・メカニック）は持っていないサイズです。どこまでも素人にはメンテナンスさせたく無い？と言うメルセデスベンツのご威光（意向）を感じます（笑）

初期型smart（ディーラー車）のイグニッションキーは、赤外線通信のイモビライザーと物理的なカギで出来ているのですが、スペアキーを作るのが厄介でした〜当初ヤナセに問い合わせしたところ、国内在庫が無いのでドイツオーダー（３週間以上かかる）との事で、そこまで時間が掛かるなら〜と、国内のsmart専門店に問い合わせて、イモビライザーとブランクキーを入手する事が出来ました。＊本来はヤナセ経由でドイツ本国へ依頼して、イモビライザーの設定と物理キーの切削までドイツで行った上で、日本へ返送される仕組みらしい？です。





早速smartの専門店でイモビライザーの設定をしてもらう手筈だったのですが、お店を訪問した時に運悪く設定用の端末（DAS:Star Diagnosis System）が壊れてしまい、設定が出来なくなってしまいました（涙）





そこで再びヤナセにお願いして、イモビライザーの設定をして貰いました〜持ち込みキーの設定でしたが、快く引き受けて下さいました。流石ヤナセですね〜受付から修理まで丁寧な応対で気持ち良くお店を後にしました。（これを味わうと、他で車を買う気にならないのも判る気がします・・・レクサスも参考にしたんでしょうね）





そして肝心な物理キーの製作ですが、国内では削ってくれるところが無い（少ない）と聞いていたので、藁をも縋る思いで六本木の鍵師のところへ伺いました。やはりキーの形が特殊なので、削るのが難しいとのお話しでしたが、そこは年季の入った職人さんの腕で、見事にキーを作って下さいました！傍らでキーの製作を見せて貰いましたが、使い込んだ旋盤と道具類がとても良い雰囲気のお店でした。特殊なキーの製作で困ったら、是非六本木の鍵師（リンク先参照下さい）を訪ねてみて下さい。お勧めです！！

smart-Kのフロントタイヤは135/70R15です〜最初はこんな細いタイヤで大丈夫なの？と思いましたが、実際に走ってみると、街乗りから高速まで不安無く走る事が出来ます。最近の車は随分太いタイヤ（大きさも）を履いていますが、そんなタイヤを使わなくても十分な走行性能が発揮出来る様に設計するのがメーカーの仕事だと思うのですが・・・





同じタイヤサイズを履いている車を探してみたら〜私の大好きなami6も135の15インチでした（笑）





あとロワードしたビートルも良くフロントに履いていますね〜定番なのかな？〜細い135の15インチがカッコイイです。

スマートKのミッションは、6速（前進）シーケンシャルの2ペダルMTです。一見するとAT=オートマチック（トルクコンバーター方式）に見えますが、普通のMT=マニュアルミッションのクラッチを、機械的に動作（クラッチを切ったり、繋いだり）させています。シフトセレクターを「A」の位置にしておくと、車速に応じて自動的にシフトアップ、ダウンをしてくれますし、マニュアルモードにすれば、自分がシフトしたいタイミングで、任意にシフトアップ・ダウンを選択出来ます。スマートに搭載されている小さなエンジン（600cc：55馬力）でキビキビ走る為には、6速のシーケンシャルミッションが必須だったのでしょうね？！そのお蔭で、街中〜ハイウェイ（合流も含め）まで、現代の車に交じって流れに乗って走る事が出来ますし、AT（トルコン）と違ってクラッチでエンジンとミッションが完全に繋がるので、トラクションの掛かり方がATでは無くMTだと判ります。（ATよりコンパクトで重量が軽い＆トルコンスリップが無い＝燃費が良い）良い事ずくめの2ペダルMTですが、ATの様なクリープが無いので、坂道発信の時はしっかりブレーキペダルを踏んでいるか、サイドブレーキを使わないと車が後ろに下がってしまいます。（初期型のスマートにはヒル・アシストが付いていない）私の場合は、右足でアクセル、左足でブレーキを操作しているので、全く問題は無いのですが・・・左足でブレーキ操作が出来ない人にとっては、少し面倒かも知れませんね。

今月からRR２台態勢になりました！色々検討した結果、初期型のスマートを購入しました。予想通り？定番トラブルが発生して、この先も手が掛かりそうです。





早速ポップな色のステアリングカバー（シリコン製）を取り付けてみました〜こんな色でも違和感無く？使えるのがスマートの楽しいところですね。