wrong endのブログ一覧

我が家の911は購入した当初からM4（グループ）で制御されていましたが、3年目を迎え次のステップ（チューニング）に向けた準備の為に、思い切ってM48（シーケンシャル制御）を手に入れました。





M4とM48はケースの大きさが若干異なるだけで、接続コネクターの形状は全く一緒です。





コネクター形状は一緒でも、M4とM48では使っている端子の機能が異なるので、まずはお勉強から・・・配線図と睨めっこです（笑）





M4からM48で制御する際変更が必要なコネクターが判ったので、配線の手直しをします。





変更した配線に間違いが無いか？もう一度しっかりと確認をしてからM48を接続し、パソコンからEMP（エンジン・マネジメント・プログラム）をダウンロードして、今回の作業は完了です…無事にエンジンが掛かってホッと一息つきました。しばらくはM48でグループ制御と言う勿体ない使い方ですが、少しずつ準備（各種センサー＆トリガーの追加）をして、来年にはシーケンシャル制御にしたいですね。

今日は久し振りにMoTeCの本体にパソコンを繋げてエラーのチェックを行いました〜特に問題も無く全てのチェックが完了〜ちなみにこちらのパソコンはメイン機として使っているIBMのthinkpad235（通称：チャンドラ)です〜1998年に発売された年代物ですが、まだまだ現役バリバリです。





そしてこちらがサブ機として使用しているIBMのPC-110です〜MoTeCの本体と比べると大きさが良く判ると思いますが、1995年発売当時は世界最小のPC/AT互換機でした（恐らく今も？）〜この小さな画面に911のエンジンデータがリアルタイムで表示されるのを見ていると〜思わず感動してしまいます〜

しかもこのPC-110はCF（コンパクトフラッシュメモリー）を使ったオールシリコンPC（HDDなどの回転部分が一切無い）に仕立てたので〜ジュラルミン製のボディと相まって、固めた足の911に車載しても壊れる心配がありません？（基板にクラックが入ったら駄目ですが…）湾岸ミッドナイトごっこ？（私はやった事がありません）も出来ると思います（笑）





とっても小さなPC-110でMoTeCのEMPを動かす為には〜標準のメモリーでは役不足なので、分解して社外品の増設メモリーと交換しなければイケマセン…慎重に分解しますが、やっぱりドキドキします。（写真の左上端の部分が交換するメモリー部分です）





向かって左が標準メモリー、右が増設メモリーです〜後から追加されたジャンパー線が泣かせます〜





メモリーを増設しても、そのままでは上手く動かないので〜パッチ（英国のマニアのサイトからダウンロード）を当ててBIOSをアップデートします〜その後CF（コンパクトフラッシュメモリー）にwindows95（古い…）をインストールして〜オールシリコンPCの出来上がりです〜





PC-110のメモリーを交換する時にだけ見る事が出来る〜マザーボートに書かれた文字が「MONOLITH」です…1968年に公開された映画「2001年宇宙の旅」に出て来る「謎の黒い石盤」の名前が「MONOLITH」で〜映画に出て来るコンピューターの名前は「HAL 9000」（IBMの一文字前を繋げたら…？）

そして冒頭私がメイン機として使っているPCの通称は「チャンドラ」（映画「2001年宇宙の旅」の中で「HAL 9000」を開発したのがシバサブラマニアン・チャンドラセガランピライ【通称:チャンドラ博士】）〜不思議な繋がりを感じますね〜

大きさを比較する為にキーホルダーと一緒に写真を取りましたが、この小さなパーツ一個の購入価格は10円です〜二つ以上まとめて購入すると一個の価格は5円になります…当然二つ購入しました（笑）





この小さなパーツはM4のセッティング用に使用しているパソコンの修理に使いました〜慣れないハンダ付けで苦労しましたが、無事にパソコンの修理も完了です。





一旦パソコンに手をつけ始めたら〜イロイロ気になってきて…ついでにトラックポイントも交換です。種類が違うトラックポイントの高さを調整（現物合わせ）して上手く収めます。





触れる機会が多い場所だけに〜中古品を入手した後はクリーニング＆要交換が必須ですね。





そして、こちらがパソコン本体にある赤外線通信ポートにポッカリ空いた穴です。本来は黒い半透明のカバーがついているのですが〜中古品なのでどこかで外れ、紛失してしまったようです…(>_<)





他のパソコンをバラした時にとっておいた（もしかしたら使えるかも？と思って…笑）赤外線通信ポートのカバーを現物合わせで加工します。





ちょっとだけ接着剤がはみ出している？のは素人仕事故のご愛嬌ですが、離れてしまえば殆ど判らないのと、何よりホコリが入らないのが一番の改善ポイントです。

デスビの分解オーバーホールをしたので点火時期の調整が必要になったのですが、MoTeCで設定した「理論値」と、実際に測定した「実測値」が合っているのか？が気になりました…そこで秘密兵器（デジタル・タイミングライト）を使って調整をする事にしました。





このタイミングライトの素晴らしいところは、点滅間隔を任意に変更（遅角／進角）出来るところです…今どれだけ進角しているのか「数字」で判る優れモノです。





計った「実測値」に合わせて、MoTeCの「理論値」を調整します…最後は一桁の微妙な調整で完了しました。両方の「値」がピッタリと合った時はホントに気持ちが良いですね…もちろんエンジンの調子も良くなります





どんなに素晴らしいプログラムでも「理論値」と「実測値」が合っていないと、本来のパフォーマンスは発揮出来ませんから…一致させるって事はとても大切です。