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先週の水曜日に袖ヶ浦を走った際、コースにオイルが出てタイムアタックが出来ず消化不良だったので、今週再度袖ヶ浦へ行って来ました。路面コンディションは問題無く、数周タイヤを温めた後でタイムアタックしたところ〜1分20秒台が出たので、今回はこれでOK（走り納め）としました。（十分なマージンを見込んだ上で、50年前の車に無理をさせない範囲で、安全にサーキット走行を楽しむのが目的なので…）タイヤは、丸々二年が経過（3シーズン目に突入）したアドバンA050（Mコンパウンド）、フロントは205/50/16、リアは225/45/16です。車の出力は約200馬力、車重は1.1トン前後、足回りはトーションバー+ビルシュタインダンパー、扱いにコツ？が必要な915ミッション+クワイフLSD（トルセン）を組んでいます。

…以前は、敢えてリアを若干トーアウト気味にセット→積極的にリアを流して〜車が回り込むセッティングにしていたのですが、今回はリアをトーイン気味にセットしました。結果、今までリアが流れるために進入で姿勢制御に苦労していた「3~4」コーナーと「5・6・7」コーナーで安心して飛び込めるようになりました。但し、良い事ばかりでは無く、クリッピングポイントを過ぎて加速する際、ステアリングの舵角が大きい（要は車の向きが変わり切っていない）と、プッシュアンダーが出るようになりました。＊動画の終わりに4コーナーで出たプッシュアンダーの映像を足してあります。（コーナー脱出時に舵角が90度近く残っていて、まだ車の向きが変わり切っていないのにアクセルを開けたため、フロントが外側へ流れています→結果、アクセルを緩めて車の向きが変わるのを待ってから加速を開始している）





今回のブログの表題にした「labyrinth」（迷宮・迷路）ではありませんが、リアを積極的に流してコーナーを回り込むセットにすると、進入は不安定になりますが、それを制御出来れば（車の向きは変わっているので）、立ち上がりは早くアクセルが踏める。逆にリアを安定させると、コーナーの進入速度は高く維持できるけれど、脱出の際アクセルを開けるのがワンテンポ遅れる（車の向きが変わるのを待つ必要がある）。どちらのセットで走ってもほぼ同じベストタイム（20秒台）なので、悩ましい限りです…ただ、今後は今のセット（リアを安定方向へ振った状態）で、リアスタビの効きを強く（リアを出す方向へ調整）する。加えて、フロントの車高を少し下げる（フロントの荷重を増やす）などの調整を加える事で、丁度良いバランスの取れた状態を作って行きたいと思います。（2024年の課題）