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オリジナルの74carreraは、車両重量が1,075Kg、エンジン出力が210馬力（カタログ値）で、パワーウェイトレシオは5.12でしたが、この車は軽量化（主に内装とダックテール）の恩恵で、車両重量が1,020Kg、エンジン出力は230馬力（補正無しのダイナパック値で200馬力）前後で、パワーウェイトレシオは4.43です。

ちなみに964RSは車重が1,230Kgで260馬力、993RSは車重が1,270Kgで300馬力、それぞれのパワーウェイトレシオは4.73と4.23なので、エンジン出力が低くても(230馬力が低いのかどうかは？)車体が軽量であれば車は楽しいと思うのです…昔レースで乗っていたTS1300のパワーウェイトレシオは3.12！前後…本物のレースカーは侮れませんね〜

単純に古い年式の車は触媒が要らない（排ガス規制前だから…）と言うお話しです…私の車は74年式（登録は75年）なので、元々触媒が付いていない車でした。

3.2Lエンジンに換装した後も、本来キャタライザーが付いている場所にはストレートパイプが付いています。（おそらく排気効率が良くなって、若干のパワーアップもしている？と思います）

最近の社会的なモラルや環境保護の観点からすれば、キレイな排気が求められていると思いますが〜この車はMOTECで燃料制御しているので〜ストイキで燃焼しているため、排気ガスは割合クリーンなのでは？

20年以上前ですが、メカポンの911のエンジンをかけたまま暖気していて〜排気ガスで気分が悪くなった（目も痛かった）記憶があります…それと比べれば、この車は気持ち悪くなる程濃い排気（生ガス）は出て来ないので〜なんとなくキレイなのかな？〜って思っています。

ちょっと判り難い写真で済みません〜フロントフェンダーを下から写した写真です。フェンダーの淵にそってよ〜く見て頂くと、爪の折り曲げ加減？が判ると思います。車高を落とした車で、ノーマルより太いタイヤを履くと、フェンダーの爪に擦れてしまうのでこの様な対策をしています。





こちらはリアフェンダーです〜フロントと違うのは、リアタイヤ（ストローク）の動きに合わせてちょっとだけ斜め後ろ側の爪が折ってあります。

この車は強化トーションバーが組み込まれている為、元々ストロークは大きくないので、この対策でタイヤがフェンダーに触れる（擦れる）事はありません。

昔話しはこの辺で一旦終了致しますが、その前に触れておかなければならない方がいらっしゃいますので、もう少しお付き合い頂ければ幸いです。

今回ご紹介させて頂いた「25年以上も前のレース写真」を「みんカラ仲間のKさん」から頂いたの、ほんの数年前なんです…20年以上ものインターバルがあり、ある日突然自分が参加していたレースの写真を貰った時の驚きと言ったら、言葉に出来ないくらい驚くと共に、とても嬉しい出来事でした。

こんな感動が出来たのも、40年以上に渡ってFISCOでフレッシュマンレースを撮り続けて来られたカメラマン（Yさん）がいらしたからなんです。

年間7〜8戦行われるシリーズ戦の全レース（早朝から夕方まで7クラス以上行われるレース全て）を観戦＆写真に撮り続け、それを40年以上続ける（雨の日も風の日も）…こんな凄い方（素晴らしい方）が世の中にはいらっしゃるんですね〜

私にとって青春の大切な宝物を20年振りに届けて下さった、KさんとYさんに心から感謝しています…ありがとうございました！

昨日に続いて古い写真の転載です…TS1300クラスの310サニーをご存知の方は多いと思います。昔の記憶なので、間違いがあったらご容赦頂きたいのですが、確か車重は500Kgそこそこで、フルチューンしたA12（1,300cc）は150~160馬力を発揮していました。排気量が小さいので、最高速は200Kmそこそこでしたが、コーナリング速度はスリックタイヤの恩恵もありF3並みに速い車でした。





エンジンの常用回転域は6,000〜9,000rpmでとてもピーキーでしたが、クロスミッションを駆使して、上手く操れた時には最高に楽しい車でした…どんなカテゴリーであっても、レースには毎回ドラマが沢山あって、見ても、参加しても楽しいと思います。