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これは愛車の74carreraから外した電球とソケットです…見事に錆びて朽ち果ててます〜おそらく35年間メンテナンスを受けていなかったんでしょうね…

電球も頭だけで取れてしまいました〜古い車ですから、メンテナンスしていない場所は凄い事になっています…しかもこの部品は単品パーツでは出ないそうです…困りますね…





たまたま中古のパーツがあったので、ソケットと電球を購入して早速交換する事にしました。上の写真と比べると、まるで新品みたいです。

我が家の911はRSタイプのドアパネルに変更されているのですが、端の部分が少しだけ反り上がって来て、見た目が良く無いのため、外して調整（そんな大袈裟な作業では無い）をしました。

本当はドアの中が錆びていないか確認したかったので…ドアロックのノブを廻して上に抜いて、パッドは前（後ろは横）についているプラスネジを緩めて外します〜パネルは数本のプラスネジとプラスチック製の爪でとまっているので簡単に外れます〜そうそうパワーウィンドウのSW周辺も触るので、予めバッテリーのマイナス端子は外しておきました〜万一ショートさせるとSWを壊してしまうので…

無事パネルも外れて〜厚紙製のパネルは両手で持って反っている方向とは逆に力を入れると見事に真っ直ぐになりました〜（当たり前ですね）心配していたドアの中も錆は無くてホッと一安心です。





ついでにパワーウィンドウのSWもしっかり取付け（ちょっとグラグラしていたので）するために、裏からタイラップでSW本体を巻くようにして止めました。これでグラグラしません…本来はSWを取り付ける部分に枠があるのですが、この車には取り付けられていなかったので、タイラップで代用しました。

以前からゼッケン55番「J-TRUST F-PRO おうとキットポルシェ」山岸　大さん、小泉洋史さん（TOMEI SPORTS）を応援しています〜と書いてきましたが、理由は至って簡単なんです。

それは山岸さんがアドバイザーをされているLMP CARSから今の75carreraを購入したからです。

我が家のcarreraは、元々MY&Cのデモカーだったのですが、LMP CARSに売却された後に山岸さんのプライベートカーとしてセットアップされてきました。ですから、ポルシェ遣いの山岸さんがセットアップされた911だったら安心（納得）できると思い、今の74carreraを購入する事にしたんです。





山岸さんは私より歳下ですが〜ポルシェに関してはレース経験が豊富で、とても頼りになるアドバイザーです。国内のレース（GT選手権）だけで無く、国際レース（ル・マン24時間が開催されるサルテサーキットや、オー・ルージュで有名なスパフランコルシャン）でも活躍されています。

昨日のブログでドリキンと呼ばれる前の土屋圭市さん（NP1300クラスでスターレットに乗っていた）と一緒に〜富士で練習走行していた事を書きましたが〜偶然にも当時のレース写真を見つけましたのでアップします〜これはNP1600Cクラスのスタート直後です〜当時20代の前半だった私がこの中にいます〜確か予選3位で決勝は4位だったと思います〜

当時は学生でしたからお金が無くて（今も？）メカニックのHさんと二人で富士のレース村に泊って練習していました〜NP（ノーマルプロダクション）とは言ってもトップクラスを走る車は〜市販されたままでは無く、徹底したバランス取り（これが大変）をして、エンジンが廻る様に調整されていました。バランス取りの何が大変かと言うと、部品（ピストンやコンロッド）を一切削ってはいけないので、沢山のビストンやコンロッドを買ってきて、片っ端から重量を測って、同じ重さのパーツを集めてエンジンを組むんです。だから沢山のパーツを買わなくてはいけなくて、とっても大変なんです。削ってチューニングした方が余程安く仕上がるでしょう…でもレギュレーションで決まっていますから、パーツは削れないんです。そんな制約の多いNPクラスでしたが、イコールコンディションの車（ワンメイク）で争うと言う事は、ドライバーの技量が純粋に問われるクラスなので、タイムが出た時はとても満足したものでした（仕様の異なる車でタイムを出しても意味は無く、あくまでも同じ仕様の車でどれだけタイムを短縮できるのか？がドライバーの腕を判断する基準になる）当時はコースレコードが毎回塗り替えられる程、車がどんどん進化して行きましたが、自分でコースレコードを出した時はとても嬉しかったのを覚えています。当時私のメカニックをして下さったHさんは、その後無限に入社されて、F-2やF-1（当時はステファン・ヨハンソン選手）のメカニックとして活躍されました。

25年以上も前のお話しです〜富士スピードウェイでフレッシュマンレースに参戦していた当時〜練習走行はなるべくコースが空いている平日を選んで走っていたのですが〜そんな日に限って偶然一緒になるドライバーがいました〜

私も彼も積載車に自分のレースカーを積んで富士スピードウェイの前にトラックを停めてゲートオープンを待っているのですが〜いつも私が一番に並ぶか彼が一番に並ぶと行った具合で、偶然にしてはちょくちょく出会う間柄でした〜自然に挨拶を交わす内に練習のピットも隣同士になり〜何となく一緒に走るようになりました〜





私が一番にコースインして〜ピットアウト直後にアクセル全開（タイヤが冷えているのに無謀と思われるかも知れませんが、実際のレースではタイヤを温められない場合も多いので、冷えた状態で練習するのも意味があるんですよ）〜1コーナーから100Rと滑りながらも順調に通過したものの〜ヘアピンの進入速度が高過ぎて痛恨のスピン！〜そこへ彼が後から走ってきてスピンした私に向かって笑いながら（実際はヘルメットを被っているので見えませんが）手を振って走り抜けて行きます〜

お互いの練習走行が終わればピットで走り方について熱い議論を交わします〜と言っても彼の方から色々なアドバイスをしてもらったのが本当のところですが〜彼曰く「○○さんはまだFRの走り方をしているね〜(笑）」「あそこはアウト側のラインを通ってアクセルを踏みながら抜けた方が安定するよ〜」と大きなジェスチャーを交えながら熱く語ってくれた事を今でも良く覚えています〜





彼がNP1300（トヨタ）で私がNP1600（日産）とクラスが違っていたので直接のライバル関係になかった事がフランクな関係になれた一因かも知れません〜お互いに走る事が大好き！で〜切磋琢磨しながらハイスピードドライビングの腕を磨いた事は〜今でも大切な思い出です〜翌年彼はAE86クラスに、私はTS1300クラスにそれぞれステップアップしました〜

その後はお互いに進む道が変わり〜彼はプロレーサーの道を〜私は普通のサラリーマンの道を選んで、今日に至ると言うお話しでした〜長文にお付き合い頂き、ありがとうございます…偶然みんカラのお友達のブログに彼の動画がアップされていたので、懐かしくなって書いてみました〜