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コクピットの後ろは全面が遮熱版で覆われている為、バックミラーを使って後ろを見る事ができません。

ちょっと判り難いですが、エンジン上部のカバー左右（赤いガムテープで埃が入るのを防いでいる場所）に、リストラクターが取付けられていて、そこから左右に伸びたエアダクト（外部）に繋がっています。

リアカウルの左右にあるエアダクトはそれぞれ２分割されていて、エンジンにフレッシュエアを供給する以外に、左は燃料クーラー、右はミッションオイルクーラーに繋がっています。





上述した通りルームミラーが使えないため、リアのフレームに小さなカメラが取付けられていました…写真中央のフレーム（縦の部分）にステーを介して取付けられているのが、バックモニター用のCCDカメラ？です。





バックモニターを作動させるとこんな感じです…慣れないとちょっと見辛いかも？（視線の移動距離もちょっとあるし…）知れません。

インパネの上（中央窓際）に取付けてあるのが、万一（クラッシュ）の際、衝撃Gを測定するセンサー（衝撃の掛かった方向やインパクトの強さを測定する装置）です。

今日は名古屋のLMP CARSで、今年のスーパーGTに参戦中の「F430 FIA-GT」を見せて貰いました〜

丁度次回の富士に向けたメンテナンス作業中（カウル類が外された状態）で、細かい部分までじっくり観察する事が出来ました…





インパネは基本的に市販車と同じ造りで、仕上げも丁寧でした。この車はエアコンが装着されているので、夏場のレースでも快適なんでしょうね〜ミッションはシーケンシャルです。バックは短いレバーで操作します。





ステアリングのアップです…左上が無線、左下はトラクションコントロールとピットスピードのボタンで、右上はドライバーに供給される給水、右下は燃調関係のボタンです。カーボン地に跳ね馬のマークが映えますね〜

我が家の911は74年製造なので、触媒は付いていません（車検は適用除外）本来触媒がある位置には、ストレートパイプがついているのですが、サビで酷い状態です。

ステンレス製のストレートパイプに買い換えようと思ったのですが、自分でいじりたい気持ちがモリモリ湧いてきて？…止せば良いのにサビ落としをする事に…（笑





まずはワイヤーブラシで外側の汚れとサビを落とします…凄い埃と赤サビの粉で参りました。思ったより酷いサビで〜簡単には落ちそうもありません。（サンドブラストで一気に落としたいけど持ってないし…）





その後は市販されているサビ取り用のケミカル剤を使ってサビを落とします。写真は赤サビが殆ど落ちて、熱で焼けた黒サビ？がうっすら残っている状態です。

その後もサビとの闘いは続いたのですが、手が汚れて写真を撮っている余裕がありませんでした…





最終的に地肌が出るまでのサビ落としは、根気が続かず断念しました。妥協して錆び止め処理（耐熱600度のジンクスプレー）をして完成です。またサビが浮いてくるかも知れませんが、暫くの間は大丈夫でしょう…あ〜疲れた！





今回の最大の収穫は、ストレートパイプに2カ所クラック（小さな亀裂）を見つけた事でした。早速溶接（ジンク塗装は上から溶接できるので、肉盛りしてクラックを塞ぎます）して貰い、再度錆び止め処理しました…これで少しだけ排圧が上がって、トルクアップするかな？（笑

明日から二日間に渡って開催される「ブリティッシュ・クラシック・マラソン」に、車趣味の大先輩がロータスエラン（殆ど26Rに改造された車）で参加されます。

当初ナビゲーターを頼まれていたのですが、諸事情あって、今回は見送る事になりました…何とか天候も回復しそうなので、600Kmあまりの道程が楽しめそうですね〜

もう10年以上前の話しになりますが、私もジネッタでブリ・クラに参加した事があります。公道を走るイベントは、サーキットとは違う楽しさがありますね〜

我が家の911を購入した、青山のLMP CARS 山岸さんから薦められて使っているのが写真のオイル（RESPO Le mans）です。

糸を引く程良く粘るオイルなんですが、決して固い訳では無く〜レスポンスが悪化しないのが不思議です…まあ、高温になればどんなオイルも柔らかくなりますからね…