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今日は行き先を決めずに、自由きままなドライブを楽しんで来ました〜有料道路を使って郊外へ出たら、そこからどんどん山の中へ入って行きます〜なだらかな起伏と様々な曲率半径を描く道を、のんびりとしたペースで走るのは気持ちが良いですね〜





渓流沿いの路側帯に車を停めて一休みしていると〜カワセミが目の前に飛び出して来たり〜ノスリが飛び立ったりと、豊かな自然に感謝です。

今日は台風が接近しているので、車には乗らずMoTeCに溜めていたロガー・データの確認をして遊んでます。こちらの画像は、緑がエンジンの回転数、赤が燃料マップの負荷、黄色がラムダ（空燃比）を表しています。丁度加速するところ（2,000rpm〜5,000rpm）のグラフを見ると、アクセルを踏み込んで加速して行く（エンジンの回転数が上昇する）と、ラムダの値が１を切って（燃料が濃くなっている）、燃料マップの負荷も40から一気に100%まで上昇しています。横軸は時間なので、エンジン回転数と経過時間から逆算すると、車速と加速時間が判る（使用しているギアが特定出来ていれば）ので、サーキットでは自分の走り方の分析が出来ます。





ロガー・データは秒単位で詳細に記録されています〜例えば、フル加速が終わって巡航状態に入った時→エンジンの回転数が5.002rpm、負荷は52.4%、ラムダの値が1,11なので、少しだけリーン（薄い）状態で走っている事になります。＊ラムダの値1=理想空燃比14.7（空気）：1（燃料）ですので、ラムダ1,11の時空燃比は16.3（燃費が良いとされる経済空燃比）に近い値になっています。また、今年の夏はとても暑かったので、エンジンに籠った熱が心配でした（油温計と睨めっこ？）が、真夏の炎天下を走った時（渋滞も含め）でエンジン温度は75度前後、吸気温度も高くて45度前後でした。但し、エンジンを止めて再始動する際の吸気温度は60度を超えている時もあり、やはり熱の影響を考えて燃調を考える必要がありました。





こちら（写真上）は燃料のミクスチャ・マップで、エンジンの回転数とその時の空燃比が全てマッピングされています。下の写真は負荷40%、60%、80%の時の空燃比をグラフ表示したモノです〜負荷80%ではどの回転域でもラムダが1を切っています。（加速中なので当然ですが…）走っている時の状態によって、空燃比は思わぬ値を示す時もあり、色々とデータを溜めて分析してみたいと思っています。

先日ジョージ・ルーカス監督のデビュー作品「THX1138」の劇中車「Lola-T70」について書きましたが、動画のカーチェイスシーンのバックで流れている曲が、ジェフ・ベックの「THX138」と言う曲です。ベックと言えば「ギターを泣かせる」事で有名ですが、「泣かせる音」を奏でるレーシングカーって何だったかな？と考えた時、ふっと思い出したのが、1969年にルマン24時間レースに参戦した「Matra 650」でした。中々良い音の動画が無かったのですが、探してみたら良い音源？が見つかりました。（笑）





マツダの787Bや近代F-1も「泣かせる音」を奏でてくれますが、今から40年以上前に、フラソワ・セベールが駆った「M650」が、ユーノディエール（ミュルサンヌ）の深い森の中をこんな素晴らしい音で駆け抜けたシーンを想像すると身震いして来ます。





そしてこちらはオマケ?…冒頭に書いた「泣かせるギター」の動画です。

アイドラーズ12時間耐久で乗せて頂いた911は、足回りがノーマルトーションバー＋強化ダンパーでしたので、普段私が乗っている911（強化トーションバー＋強化ダンパー）と比べると、サーキットでの挙動変化が大きく、アクセルのオンオフでノーズが上がったり、下がったり＝フロント荷重が抜け易いので運転が難しかったです。ただスライドした時の特性はとても素直（キレイに流れる）だったのが救いでしたが、LSDが装着されていない為、アクセル（パワー）でスライドを維持する事が出来ず、ひたすらハーフスロットルでスライドが収まるのを待つしか無かったので、その点も辛かったです。





自らの反省と教訓の為に、恥を忍んで下手な動画をアップします。レースとは言え、私の直ぐ後ろを走行されていた方に、ご迷惑をお掛けした事をお詫び致します。