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私が初めて富士スピードウェイを走った時に乗っていたのが510です。エンジンはL20Bをボアアップして90mmのピストンを入れ、L14のコンロッドを使って排気量を2,400ccにアップ、ミッションはS30Zの5速をドライブシャフトを短く加工して組み込んでいました。当時としてはバランスが良くて、サーキットでとても速い車でした。





↑声が裏返る？くらい興奮して510の素晴らしさを伝えてくれる（笑）のは、イギリスのレーシングドライバー「アレックス・スチュワート・ロイド」さんです。↓こちらは少々長い映像になりますが、当時の貴重な映像満載です〜スターティンググリッドで、ドライバーがタバコを吸ってそのままポイ捨てしちゃう？辺りが当時のゆるーいアメリカのレースシーンを感じます。

先日「Watkins Glen」で開催されたクラシックカーレース（SVRA：Sportscar Vintage Racing Association）の動画をアップしましたが、1970年当時の良い雰囲気（何とも言えないゆる〜い感じ？）が伝わって来る動画を見つけたのでアップします。917は別格ですが、2Lの911や914-6はノーマル然としていて良い感じです。

アメリカへオーダーしたパーツが、十日も掛からず自宅に届く便利な時代になりました。





今日自宅に届いたパーツがこちらです〜左上からハンドブレーキ・コンタクト・スイッチ、右上がアクセル・ワイヤー・ブッシュ、右下がハンドスロットル・コントロール・レバーの三つです。左下のヘンテコリン？な形をした部品は、欠品していたスクリュー・ニップルの代用品です〜こいつが上手く使えれば、ハンドスロットルが復活します！





アメリカへパーツをオーダーする事になった原因？がこちらです〜我が家の911は製造から40年弱が経過して、交換されていなかったブッシュやら何やら？は跡形も無くなっているので、足りないパーツを一つずつ確認しながら治しています〜代用パーツをアレコレ探しまわったりと苦労もありますが、それも楽しい時間です。

たまたまネット検索で見つけたクラシックカーレース（SVRA：Sportscar Vintage Racing Association）に出ていたIROC仕様の911です〜グループ６カテゴリーに参加しているため、排気量2.7Lでは少々分が悪そうです。





相手にするのは大排気量のコルベットやコブラなどです〜思っている以上に軽快な車の動きに驚かされます〜しっかりとセッティングされたレースカーを、上手い乗り手がドライブすると本当に速いですね。








特にこの車は相当に改造されているのでしょうか？〜テクニカルなコースでも速そうです！

M48のフルシーケンシャル制御にしてから、素晴らしいエンジンレスポンを楽しめるようになった一方で、悩みの種？がクランクプーリー（トリガー）から拾っていたRef信号が安定しない事でした。ブラケットの改造（PEEK素材）やら、センサー位置の変更など色々試してみましたが、今回は抜本的な対策を検討する事にしました。





従来クランクプーリー（60-2欠トリガー）から拾っていたRef信号を、デスビから信号を拾う方式に変更する事にしました。その為にはデスビにRefとSyncの信号を拾う為のトリガーを組み込む必要があるので、AVOさんにデスビの改造をお願いしました。狭いスペースのデスビ内部に、RefとSync用２枚のトリガーを組み込んで、更にホールセンサーの取り付け用ブラケットを溶接加工して頂きました〜無理難題を快く引き受けて下さった、AVOの高橋さんに感謝です！





AVOさんで改造してもらったデスビを取り付けて、EMPのパラメーターを変更して無事にエンジン始動！〜今回はトリガーの歯数を減らしたので、低速（500rpm~1,500rpm）のスムースさが若干失われた？モノの、Ref/Syncのダイアグエラーに悩まされる事から解消されたので大満足です！暫くはこの状態で楽しんだ後、将来はまたクランクプーリーからRef信号を取る（デスビレスに改造する？）事も検討してみたいと思います。色々悩んでいた問題が解決出来ると気持ちが良いですね！