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凌志のブログ一覧

2026年01月30日 イイね!

長期テスト シトロエン エグザンティアV-SXの全記録 を読んで

長期テスト シトロエン エグザンティアV-SXの全記録 を読んで標題の本を読みました。読んで分かったこと、感想、私とフランス車についての思いを以下に記します。

1990年代中頃には、シトロエンの信頼性は急速に高まった。長期レポートやCG読者モニターを読む限りでは、エグザンティア世代のトラブルは少なかった模様である。一方で、ハイドロ系シトロエンの乗り心地の肝であるスフィア(緑色の球状のパーツ)は消耗品扱いで、ATオイルも、生涯無交換の車種が数多いなか、割と短いタイミングで交換を求められる。タイミングベルトについても同様であった。

エグザンティアが新車だった当時は、輸入元の激変があった。老舗の西武自動車販売はクライスラージャパンとなり、のちに新西武自販に改編したが、直営拠点は大幅に減った。かたやマツダが手掛けるユーノスは、フォード主導の強力なリストラを迫られ、シトロエンの輸入・販売から撤退。こうした事案を憂慮しエグザンティアを手放したユーザーもいたとのこと。

小林彰太郎氏は、エグザンティアを、「春夏秋冬、老若男女、冠婚葬祭、裏表、どの座席に座っても満足でき、どんなニーズにも応えられるマルチパーパスカー」だと評し、5年10万キロ以上乗った後、私費で後期型のエグザンティアを購入したという。氏はシトロエンマニア、ハイドロマニアではないと終始レポートで明言していたが、よほど気に入られたのであろう。

エグザンティアが市場に出回っていた頃、私はVW車のがっしりとしたボディ剛性や高速安定性の高さに夢中になっており、25年以上の長きにわたり、6Nポロ2台、ゴルフⅤ、Ⅶと4台乗り継いだ。当時の私は、極論すれば国産車とドイツ車という尺度しか持っていなかったと思う。
そこで、日本車・ドイツ車以外の世界を知りたいと思い立ち、遅まきながらフランス車の世界に飛び込んだのであるが、恐れていた信頼性や耐久性の低さというのはほとんど感じられず、快活な走りと16インチタイヤのもたらす良好な乗り心地を日々かみしめながら乗っている。

フランス人の考える道具観は、日本人には難解と思えるところが多く、そこがまたプジョーを含めたフランス車の魅力になっていると思う。今回、私はパールホワイトというシックなボディカラーを選んだので、住宅地でも華美になり過ぎず、街中でもあまり目立たず乗れるのがうれしい。

エグザンティアの代わりというには年代もサイズも違うが、世の工業製品が無国籍化していくなかで、今なおフランス車の魅力を色濃く包含した208は、味わい深いコンパクトカーだと思うし、いたく気に入っている。

※この本が重版されることはおそらく無いだろうが、今日び珍しいB5サイズの本であり、初老の目には文字サイズが小さく読み難かったことを付け加えておきたい。
Posted at 2026/01/30 17:34:15 | コメント(1) | トラックバック(0) | | 日記
2026年01月24日 イイね!

長期テスト シトロエン エグザンティアV-SXの全記録

長期テスト シトロエン エグザンティアV-SXの全記録ずっと読んでみたかった本です。
隣県の某図書館に蔵書があったので、予約手続きして借りてきました。
シトロエン エグザンティアという車に興味を持ったのは、中古車としての旬を過ぎたずっと後の事だったので、ついぞ乗れずじまいです。
巻頭のサマリーが軽妙で楽しいです。自動車版「暮しの手帖」を目指していたという小林彰太郎氏の筆致が光ります。
「何であの当時興味を持たなかったのだろう」と考えても詮ないので、せめてこの車の魅力の一端を活字で味わいたいと思います。

イラン製の出物なんかあると良いのですがね…
Posted at 2026/01/24 19:58:26 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2026年01月17日 イイね!

終のクルマ選び

終のクルマ選び今回はタイトルに惹かれてこの本を読んでみました。
著者は元SUBARU開発者だけあって、車の選択眼は確かです。コンセプトや原価計算のシミュレーション、国内向けロードスター幌車に2.0Lエンジンを積まない理由、そして現在のSUBARU車が頭でっかちのプロポーションになってしまっている原因などを、分かりやすく説明しています。

さいごに、終の車はこれと選ぶのではなく、手当たり次第に乗って、その中でこれだと惚れ込める車があれば、たとえ20代であろうと、それは終の車なのであると締め括られています。
それを読んで私も腑に落ちました。車が好きな人なら、若い人が読んでも全然問題ない本だと思います。

著者のYoutube見ました。最近コペンを増車したそうです。
https://www.youtube.com/@secretbase-hiroshi
Posted at 2026/01/17 06:43:49 | コメント(0) | トラックバック(0) | | 日記
2026年01月15日 イイね!

相克のイデア マツダよ、これからどこに行く

相克のイデア マツダよ、これからどこに行く標題の本を読みました。
ネットで検索すると、以下の文章が出てきます。
自動車メーカー、マツダの革新をデザインで引っ張ってきた人物、前田育男に問う。
伝統と革新、不易と流行、マスとニッチ、合理と無駄、光と影…。その相克の果てに見る夢とは。そして、その光景を胸に彼はマツダをどこに連れて行こうというのか。
「RX-8」や3代目「デミオ」といった名車のデザインを手がけ、2009年にデザイン部門のトップに立つや、デザインプロセスを大胆に変革、「魂動」コンセプトの下、生命感あふれるデザインの車を生み出してきた前田。現在は常務執行役員デザイン・ブランドスタイル担当を務め(2020年。2025年末現在シニアフェロー)、マツダを「豊かな」ブランドにするべく疾走を続けている。その前田は言う。ここまでは来た。ただ道は遙かに遠く、葛藤はこれからも続くと。
本書は、その答えを探る談論の記録である。

-*-*-*-*-*-

マツダの前田育男氏が、その友人の仲森智博氏を介し、陶芸家、刀匠、美大学長などとデザインについての議論をしていくストーリーです。

いちばん興味を惹かれたのは、前田氏が特別なクルマを1台だけ、誰か特定の人に向けて作ってみたいと心情を吐露した後に、京都の古美術商の方が発した言葉でした。

私がこの仕事をしてきて思うことは、「数をたくさん作っておかなければ、絶対に残らない」ということです。1人の人に1台だけ作ったものは、たとえどんなに良いものでも、後世に残らないと思いますよ。
続けて、
骨董や書画も、数を作ったからこそ今でも残っているんです。たとえば昔の絵描きさんは、電気もない上に、今よりずっと寿命も短かったと思うけど、その中で精いっぱい、作品を描いていたんですね。生涯かけて描き続けた結果、今、名作として世の中に残っているんです。

これはちょっと意外な言葉でした。芸術家は、多作よりも寡作の方が評価が高いと思い込んでいました。

数は力となる
生涯かけて取り組むことの大切さ

と私は解釈しました。

マツダのデザインやブランド戦略に、個人的には少し思うところはありますが、自動車を取り巻く環境が大きく変わろうとする中でのあえての「挑戦」(逆張りと言えるのかも)をこれからもウォッチングしていきたいと思ったのでした。
Posted at 2026/01/15 19:40:00 | コメント(0) | トラックバック(0) | | 日記
2026年01月10日 イイね!

愛されるクルマの条件 ―こうすれば日本車は勝てる―

愛されるクルマの条件 ―こうすれば日本車は勝てる―標題の本を読んでいます。
著者はマツダでFFファミリア(80年)、FFカペラ(82年)、サバンナRX-7(85年)、ユーノス・ロードスター(89年)のプロジェクトリーダーを歴任されました。私にとっては、ロードスターの人という印象が強いお方です。内容は含蓄に富んでいて、今読んでもほとんど古さを感じさせないものでした。

例えば、私の敬愛するシトロエンについては、こんな風に記されていました。

シトロエンの10年進んだと言われる技術は、人を優しく包むことに投入され、この2CVとDSという2台の名作によって、個性的で先進的なメーカーであることを世界中の人々に印象づけた。このように、名車というのは「作り手の良心」と技術に長けた人物によって生まれることが多く、マーケティング中心のモノ作りでは、決して人の心を打つモノは生まれないのだ。

何か解る気がします。シトロエンの前衛性は見ていても分かりますが、実用性はよく分かりません。
でも名車と言われる所以はその懐の深さにあるのではないかと思います。

特に造詣の深いスポーツカーについては、このようにも書かれていました。

スポーツカーは走りの性能でもスタイルでもなく、人の感情に呼応し、「心を解放させる」ことのできるクルマだと考えている。いくら高性能でも、心を解放できなければスポーツカーとは言えず、逆に性能が低くても、心を解放できれば、そのクルマは紛れもなくスポーツカーである。(略)
したがってスポーツカーほど、機能や性能では測れず、作り手の情緒が問われるものはない。人マネや理論だけでスポーツカーを作れるはずはなく、作り手が自問自答し、その積み重ねが知らぬうちに情緒へと変化し、それが形となって、結果的に使い手の心を解放するものであると思う。


さすが幾多の名車を世に送り出した人で、その言葉は深みと説得力があり惹きつけられるものがあります。著者の車に対する思いや趣味嗜好は私も共感することが多々あり、読んでいて、さながら旧友と意見交換しているような心地よさを感じました。
まだ読んでいる途中ですが、この本が刊行されて20年以上の歳月が経ちました。果たして、日本車のプレゼンスは向上したのでしょうか。渦巻の真っただ中にいるのでよく分かりませんが、「踏み止まっている」というのが実感です。
世の多くの日本車が、CVTを止めてくれれば私の心はなびくのですがね…
Posted at 2026/01/10 18:23:44 | コメント(2) | トラックバック(0) | | 日記

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「@こゆ&すいぱぱ さん、遠くから見ればクラウンエステートと分かりますが、近づくとカローラクロスやRAV4と見分けがつきません。」
何シテル?   01/31 16:13
ミニチュアカーや車のカタログ収集と国内・海外旅行、読書が好きな50代です。 マイペースで更新していきますので、お付き合いくださいませ。よろしくお願いします。 ...
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