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2021年12月15日

トヨタSAIの話

トヨタSAIの話 今日は、2009年12月に発売され、2017年に終売したSAIのカタログが手元にあり、この車にはいろいろ思うところがあったので、カタログの抜粋とともに書いてみることにします。

そもそもSAIは、2007年に終売していたプログレの「小さな高級車」というコンセプトを引き継ぎ、プリウスの上級車という位置づけで、トヨタの全チャンネルで発売されたのがトピックでした。
ですが、なぜこういう判断が下されたのか、今もって謎です。
何故なら、トヨペット店では、ほぼ同時期の2009年10月にマークXがモデルチェンジ(2.5L/3.5L)、カローラ店では、2011年9月にカムリハイブリッド(2.5L)が発売されるなど内部の競合もあったからです。
SAIは2017年の終売まで2.4Lハイブリッド1本で、スペック的には他車に見劣りした印象でした。

姉妹車としてレクサスHSがありますが、後述します。

SAIの前期型の寸法は、4605㎜×1770㎜×1495㎜でした。参考値として、プログレは4510㎜×1700㎜×1435㎜でした。
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前期型の内外装。オーディオスイッチは蓋でおおわれ、非常にシンプルな印象です。
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当時は、かつてあったビスタセダンの末裔という印象を持っていました。価格は大幅にアップしていましたが。

2010年11月
一部改良。メッキロアグリル、木目調パネルが付きます。やはり高級に見えないという反省があったのでしょうか。メッキ、木目に頼るパターンは、初代レジェンドや、インフィニティQ45のマイナーチェンジが記憶に新しく。
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2013年8月
マイナーチェンジし、内外装を刷新しました。
レッドのボディカラーや、茜(アカネ)色の内装など、あでやかさを前面に打ち出します。
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この内装色、なかなか艶っぽくて良いと思います。

2015年5月
特別仕様車G"Viola"(ヴィオラ)発売。ダークバイオレット(濃い紫)を内装のアクセントカラー
に採り入れた仕様で、これもあでやか路線。ついにショールームでその姿を見ることはありませんでした。
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2017年終売

プログレは今なお根強いファンがいますが、SAIの熱狂的なファンというのはあまり聞いたことがありません。

SAIが平凡なFF車で、プロポーションが20/30プリウスに似ていたのも一因でしょうね。


姉妹車レクサスHS。これも2009年発売。当時この穴の開いていないメッキグリルがギラギラしてあまり好きではありませんでした。当時若者だった私は乗り味もピンと来ず。
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2013年マイナーチェンジ。初めてスピンドルグリルがカッコ良く思えたのはこの車でした。前後にパフォーマンスダンパーを採用したのがトピックでしたが、ついぞ乗れずじまい。
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つい最近、トヨタがEVを大量導入するという記事を見ました。今でも自動車の基本形はハッチバックORセダンだと思っている私は、もしかしたらジャストサイズの高級セダンがポッと出てくるかもしれないという淡い期待を抱いています。

トヨタは商売上手な一方で、プログレを10年以上売ったり、GRヤリスを開発・販売したり、クラウンをニュルで鍛えたり、えらく理想主義な一面もあるからです。
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乗りたい車を創る。そんな当たり前の理念を具現化した次世代自動車が出てこないか、首を長くして待っているところです。
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Posted at 2021/12/15 23:03:37

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この記事へのコメント

2021年12月16日 6:47
おはようございます。
SAIと、H Sは気になるモデルでした。
SAIは初代プリウスに乗っていた自分としては、単純に同じ様な水色(アクアメタリック)があったから。ダーク系の多い日本車で珍しいカラーラインアップがクリームやライトブルーがあったプログレにちょっと通じる気がします。
マイナーチェンジ後のSAIに乗っている知り合いがいますが、自動車に全く興味がなく購入予算を伝えてお店がもってきたのが、たまたまSAIだったというお話。
基本、同じH Sはおそらく現時点で最初で最後であろうレクサス店に行って試乗とカタログをもらったモデルです。
今でこそ、軽バンで満足していますが、やはり気持ちの中では扱いやすい「小さな高級セダン」はないかないものか探している自分がいます。
コメントへの返答
2021年12月16日 19:25
こんばんは。コメントありがとうございます。
そう言えばアクアメタリックのSAIは、意識して見たことがなかったです。
プログレの後継というより、プロポーション的にもプリウス/プリウスαの上級版のようにしか映らず、見過ごしてしまった気がします。
予算を伝えてお店が持ってきた車で、安心のトヨタブランド。なるほどそういう選ばれ方が多いのかもしれませんね。

HS/SAIはメーカーの思い通りには販売台数が増やせず、プログレ同様晩年は残置されフェイドアウトされていきます。
扱いやすい「小さな高級車」というコンセプトはまだ確立していないので、次世代車でも出てくることを私も期待してます。
2021年12月16日 10:06
おはようございます。

AZK10は前期のプレーンな印象が現場でも不評だったらしく、後期でガラリと変えてから客の食いつきが良くなったらしいです。

とはいえ、その勢いもさほど長く続かず、都内だと東京トヨペット(現、トヨタモビリティ東京)が個人タクシー向けに値引きして乱売していました(笑
そのため、V70カムリに代替されるまでは結構見る機会がありましたねぇ・・・。

とはいえ、個人的にはやはりANF10のほうが好きです。






コメントへの返答
2021年12月16日 19:38
こんばんは。コメントありがとうございます。

やはり上級セダンらしい押し出し感は営業の現場でも求められるのですね。
都内ではハイグレードな営業車が求められるので、後期のSAIはピッタリだったのかもしれません。
個人的には、先代50カムリの前期モデルが好きでしたねぇ。
乗り心地の良さや加速のスムーズさは、SAI/HSを凌いでいたと思います。
日本向けにアジアンカムリの内外装が奢られたのは、この型が最初で最後でした。

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「@ノイマイヤー さんさすがです。
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