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凌志のブログ一覧

2023年03月11日 イイね!

デパート嫌いに付ける薬は…

デパート嫌いに付ける薬は…私は百貨店という営業形態が好きです。
洗練された商品、上品かつクラシックな店舗のつくり。そして何より対面販売を旨とするだけあって、困った人を助けようというホスピタリティが素晴らしい。
子どもの頃、祖母や母に連れて行ってもらった思い出を追体験して、それをわが子に伝えようと思ったのでした。
行った先は日本橋のTデパート。
開店90周年を迎えるだけあって、堂々たる店構えです。
そこで私は両手がふさがった手荷物をコインロッカーに入れようと思ったのでした。
正面玄関から入ると、コンシェルジュデスクと言うのが分かりやすい場所に設置されています。
コインロッカーの所在を聞くと、「今日は(利用者が)いっぱいですから、正面奥のクロークにお持ちください。もちろん無料です」とのこと。都会の巨大店舗をイメージしていましたが、歩くと思いのほかコンパクトで、数分で着きました。
そしてフレッシュジュースが飲みたいというわが子を地下食品売り場に連れて行きました。もちろん、場所が分からないので付近の売場の方に聞くと、なるほどそこにその店はありました。(フレッシュジュースの価格高騰には驚きましたが。。。)

デパートの1つの象徴でもあるエレベーター係(ガールではありませんでしたが)もこの店では健在です。
趣きのあるじゃばら式で、階数ボタンの下方にある装置をグルグルと回していましたので、有人にせざるを得ないのだと思いますが、そんなところもわが子に見せたいと思ったのでした。
人件費と工数削減は分かりますが、エレベーター係はデパートを語るのに欠かせない存在だと思うのは私だけでしょうか。

そして屋上に行き、玩具売り場へと案内してみたのですが、反応は…。

いまいちでした。

私が小学生だった頃の視点で見ると、
・今や屋上にはペットコーナーや遊園地、ゲームコーナーがなく、娯楽的要素が少ない。
・玩具売り場は、家電量販店の方が品揃えが豊富で、価格も安い。

という事が挙げられると思います。思い浮かんだのは物心つく前の孫を連れたバーバと行くというイメージです。

そんな現状を打破しようとしてポ○モンセンター(私はいつもポルシェセンターを想像します)を誘致したのでしょう、その手提げを持った小学生くらいの子を数人見かけましたが、経営の素人である私が言うのもおこがましいですが、それはちょっと違うと思ったのです。

繰り返しますが、百貨店、デパートメントストアの良さは、人と人が対面して商品・サービスを提供することが旨であるはずです。
子どもの頃に見た「トミカフェア」や舶来ミニカーの素晴らしさ、青年期にちょっと勇気を出して入店したブランドショップのフカフカした絨毯、そして買い物額の多寡にかかわらず、こちらの意を汲んで的確に応えてくれるサービス。
それがデパートですよね。
私はまた来たい(お目当ての北欧展には結局行けなかった)と思ったのですが、東京駅から遠いという家族が約2名。
先が思いやられますね。。。
車寄せのカーウォッチングもしてみたかったですが、叶いませんでした。
Posted at 2023/03/11 23:50:36 | コメント(1) | トラックバック(0) | 旅行記 | 日記
2023年03月05日 イイね!

再読 シトロエンの1世紀

再読 シトロエンの1世紀ちょうど10年前の2013年2月に発行されたこの本を再読しました。
シトロエンの歴史は近現代フランスの歴史と重なるものがあり、トラクシオンアヴァン、2CV、DSなどが世界に与えた影響に思いを馳せながら読み進めました。
 トラクシオンアヴァンは、フェンダーとボディが別々のクラシックなスタイルながら、サイドステップを持たない低重心の前輪駆動パッケージが特徴で、そんな車は他に類を見ないというのがよく分かりました。
 2CVについては、以前、フランス車通の友人に「日本車で例えると何?スバル360のような車?」と聞いたところ、「カローラみたいなものだよ」と即答されました。私は、そうか、あの車がフランスで「自動車をみんなのものにした」のか、だからカローラなのかと納得しました。
 DSは、フロントミッドシップのエンジン配置にこだわったので、室内にまでエンジンが侵入している(おかげで、前席3人乗車は不可能となった)ことや、開発の最終段階で、リアセクションがファストバックスタイルからトランク付スタイルに変更されたことなどを知りました。
土壇場のデザイン変更でも、そのプレッシャーをものともせず、永続的なスタイリングにまとめ上げたセンスは見事としか言いようがありません。
 私の憧れSport MaseratiことSMは、日本で言えばソアラ、はたまた混血という出自からGR Supraのような立ち位置なのかなと思いましたが、否、当時はもっと壮大なロマンを持って(フランス文化を背負って立つくらいの気概を持って)世に送り出したに違いないと思い至りました。

著者は、シトロエンについての280ページに及ぶ長い考察のなかで、こう語っていました。

シトロエンは、”前衛的な実用車”という、本来なら成立しない命題を、社是のようにしてしまった。
その元祖であるアンドレ・シトロエンの経営は、存続できなくなり、その次のミシュラン時代も、その社是を持続しながら、40年がんばったが、最期には同じ状況に陥った。この命題は、たぶん根本が間違っていて、持続不可能なものに違いない。しかし次のプジョーは、ある程度の独創性を失うのとトレードオフで、持続可能なクルマづくりを保証することとなった。


時代はプジョー期からステランティス期に変わり、シトロエンは、「アバルト」「アルファロメオ」「クライスラー」「DS」「フィアット」「ジープ」「マセラティ」「プジョー」のなかの1ブランドとなりました。

シトロエンの持つポップなセンスや、ふんわりとした乗り味は今後どんな変化を遂げていくのでしょうか。
C5 Xの登場は今後のシトロエンを示唆しているようで興味深いです。新マークが掲げられるであろう次期C3が楽しみだなあと改めて思ったのでありました。
Posted at 2023/03/05 15:40:53 | コメント(1) | トラックバック(0) | | 日記
2023年03月04日 イイね!

スバルサンバー

スバルサンバー今流行りのカラーをまとったサンバーを見かけました。
クラシックでもワーゲンバスでもワズでもない普通のモデルですが、それが逆に新鮮に映りました。
RR方式、4気筒エンジン、4輪独立懸架など、メカニズムの素性の良さは赤帽サンバーで実証済みですね。

ちょっと欲しくなりました。
Posted at 2023/03/04 14:41:08 | コメント(1) | トラックバック(0) | カーウォッチング | 日記
2023年02月18日 イイね!

60年代街角で見たクルマたち

60年代街角で見たクルマたち2003年刊行のこの本はリアルタイムで知っていましたし、当時もかなり興味を持ったものですが、さらに20年後に見て読んでどうだったか…。

私がまだ生まれてもいない1960年代までの日本というのは、こんなにバラエティに富んだ車たちが走っていたのか!と驚きと羨望の連続でした。

著者が1枚1枚にこめたキャプションも面白く、カーウォッチングの奥深さ、幅の広さ、車種識別の楽しさを改めて知る事となりました。

自動車趣味の楽しさは、所有することだけでは無い、見つけて調べるということを、ネットが普及する遥か遥か昔から、実践しておられたということ。
3本ひげが本国ルノー4CVで、6本ひげ+ビッグバンパーが日野ルノーということや、VWビートルは1枚の写真だけでは識別できないなど、分かりやすい解説も非常にありがたかったです。

刊行後20年を過ぎて、より一層の輝きを増している著書は、あるようでいて余り無い物と思います。
続編のアメリカ車篇や日本車篇などもあったと思うので図書館で探してみます。

私が良いなあと思ったのはイタリア大使館大使公用車のランチアでした。
大使館ナンバーの付番方法が今とは違いますね。


当時も元日に大使は皇居にやって来たのでしょうか。当時の事を知る方がいらっしゃいましたら、教えてください。

Posted at 2023/02/18 20:12:34 | コメント(0) | トラックバック(0) | | 日記
2023年02月11日 イイね!

よいマナーで、よい人生を!

よいマナーで、よい人生を!イタリアのなかの国、サンマリノという国を皆様ご存じでしょうか?
駐日外交団長で、サンマリノ共和国特命全権大使であるマンリオ・カデロ氏が、表題の本を著していました。
堅苦しいマナー本でなく、社会生活では融通、フレキシビリティが必要と繰り返し述べられています。特に気に入ったのは、次のくだりです。

「間違いを犯すのは人間、許すのは神」
イタリアで、ある有名な法務大臣が、車の運転中に警官に止められ、免許証の提示を求められました。そのとき大臣は休暇中で、免許証を持っていませんでした。なおかつ、運転していたのは友人の車でした。しかし、法務大臣は自分の地位と権力を利用しようとはせず、ただ警官にこう謝ったそうです。
「大変申し訳ありません。休暇中なもので、免許証を家に忘れてきてしまいました。罰金でも何でも、言う通りにいたします」
すると警官は笑顔でこう答えました。
「あなたは免許証が必要なものとわかったのですから、今後は常に携帯してください。でも運転には気を付けてください。では、良い休暇をお過ごしください」
法務大臣は、その警官の名前を手帳に控えておきました。そして警察の担当官にことの次第を報告したのです。大臣は警官のフレキシブルな対応に驚き、感服したのですね。その警官はのちに昇進しましたが、その理由をその後何年も知らなかったということです。
日本で同じようなことが起こったら、警察の権力への迎合だとか、職務怠慢だとか、スキャンダルとして取り上げられるかもしれません。しかし、このイタリア人の警官は、人間誰しもミスを犯すことをわかっていて、なおかつ大臣が反省していることを理解して、そのような行動を取ったのです。彼の行動はイタリアでは称賛されました。


日本語が堪能で日本文化への造詣も深い大使閣下が、何故公用車に銀のメルセデス・ベンツSクラスを使用されているのか、何か大人の事情でもあるのかと思って見ていました。
ところが、今年の元日にはいつもの銀のSクラスは無く、濃紺のクラウンRS(3.5ハイブリッド)がサンマリノ国旗をなびかせているではありませんか。
どういう事情かは分かりませんが、わが国最古の乗用車ブランドを選択されたことに敬意と親近感を覚えました。
閣下、クラウンへの買い替え、ありがとうございます。と思うとともに、日本と外国の架け橋としての更なるご活躍を、陰ながら応援しようと思ったのでした。
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2020.2.23撮影
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2023.1.1撮影
Posted at 2023/02/12 00:09:38 | コメント(1) | トラックバック(0) | | 日記

プロフィール

「夕暮れどき、ポップなカラーのプルリエルを見かけたので、隣に停めてみました。
この色づかいを見てシティカブリオレを思い出しました。」
何シテル?   11/01 18:11
ミニチュアカーや車のカタログ収集と国内・海外旅行、読書が好きな50代です。 マイペースで更新していきますので、お付き合いくださいませ。よろしくお願いします。 ...
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