• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

凌志のブログ一覧

2022年11月22日 イイね!

ACC愛知交歓会 戦利品 その3

ACC愛知交歓会 戦利品 その3 このパンフレットは持っていましたが、コンディションが良く、また最後まで貰い手がなかったので連れて帰りました。

 さかのぼること23年前、1999年11月の東京モーターショーでその車は姿を現しました。
その名はXVL。来たる2000年代のプレミアムスポーツセダンとしての日産の答えがこれでした。(当時、ミレニアムとかプレミアムという言葉がとても流行りました。)

その概要としては、
・V6エンジン専用のプラットフォームを開発し、エンジンルームの小型化、広い室内とトランクを実現。
・フロントミッドシップのエンジンレイアウトと、ロングホイールベースにより実現した理想的な重量配分(52:48)、そして大径タイヤ(17インチ)を採用したことで、「操縦安定性」「乗り心地」「安全性」といった車の基本を矛盾やトレードオフなく革新。
・「新世代FR-L クラス プラットフォーム」の採用により、4.7m以下の全長で、2850㎜というロングホイールベースを確保。車高を1480㎜と高めに設定することで、長距離ドライブでも大人4人がゆったりとくつろげる広い居住空間と、470L(VDA)という欧州の高級車並みのトランク容量を実現。
・エンジン・キャビン・トランクの最適配置と大径タイヤの採用によりCD値0.28、フロントリフトゼロを実現。

と言うものでした。
alt

alt

alt

この車が11代目日産スカイライン(V35型)としてデビューしたのが2年後の2001年。
alt

 全く新しいスポーツセダンコンセプトに、伝統的な「スカイライン」名を付けるのは日産社内でも相当な紆余曲折があったと想像されます。
 実際、車好きの間でも「これはスカイラインではない」という声が多かったと記憶しています。
 かく言う私は新型発売当時にディーラーで試乗し、「とても爽やかな乗り味だなあ」と感心した記憶があります。
 理想的なパッケージングや、フロントショートオーバーハングのスタイリング、縦目のメルセデスを連想させるヘッドライト、ポルシェを思わせるフロントサイドマーカー、シンプルなインテリアなどもとても新鮮に感じました。


2000年代の日産は、このV型スカイラインとティアナで日本のミドルクラスセダン市場を切り拓いていきました。

ティアナが比較的ヒットしたのに比べて、V35は日本ではいまいちの人気でした。

そんなティアナもいつの間にかV6→直4に格下げされ、日本市場からフェイドアウトされていき、日本で日産のセダンはスカイラインだけとなりました。

セダンこそが自動車デザインの基本形と信じて疑わない私は、新型クラウンについて懐疑的です。
トランクが付く3ボックスなのにあえてSUVと名乗るあたり、かなりの無理矢理感とあざとさを覚えてしまいます。

CASE/MaaSと言われる時代、もう理知的なパッケージのスポーツセダンの需要はないのでしょうか。
今の視点で見ると、スカイラインじゃないと言われたV35でさえもこだわりと先進性に満ちており、無性に愛おしいと思えてくるから不思議なのです。



追伸:同時に発表されたコンセプトカーAXY。これはまさに初代プレーリーの2000年的解釈ですね!
alt
Posted at 2022/11/22 21:50:04 | コメント(2) | トラックバック(0) | カタログ・グッズ | 日記

プロフィール

「夕暮れどき、ポップなカラーのプルリエルを見かけたので、隣に停めてみました。
この色づかいを見てシティカブリオレを思い出しました。」
何シテル?   11/01 18:11
ミニチュアカーや車のカタログ収集と国内・海外旅行、読書が好きな50代です。 マイペースで更新していきますので、お付き合いくださいませ。よろしくお願いします。 ...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

掲示板

<< 2022/11 >>

  1 2345
6 789101112
13141516 171819
20 21 22 23242526
27 282930   

リンク・クリップ

わが家で購入した自動車のカタログとミニカーたち 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2025/11/17 18:40:41
[プジョー 208] スマートキー電池交換 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2025/11/14 18:41:40
エアコンフィルター交換 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2025/10/04 14:29:49

愛車一覧

プジョー 208 プジョー 208
7台目。25年以上の長きにわたりフォルクスワーゲン車を4台乗り継ぎましたが、ドイツ車や日 ...
ホンダ シビック ホンダ シビック
1台目。初めての愛車。高回転型エンジン、低いボンネットなど印象深いです。サンルーフ付(ス ...
ホンダ シビックフェリオ ホンダ シビックフェリオ
2台目。1500VTiのカーオブザイヤー受賞記念車。特別装備のパワーシートに惹かれ購入。 ...
フォルクスワーゲン ポロ フォルクスワーゲン ポロ
3台目。初の新車+ドイツ車。 日本車との違いを良い部分も悪い部分も知りました。 買った当 ...
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation