
9/18にmyディーラーへmyCTを預け、代車で、IS200tを借りたので一日ドライブテストを行いました。
簡単ではありますが、ドライブインプレッションを・・・。
1.走行結果(9/18~9/19)
・試乗車=レクサス「IS200t versionL」(2015年8月登録)
・スペック
ボディサイズ
全長4,665mm×全幅1,810mm×全高1,430mm×ホイールベース2,800mm
エンジン:8AR-FTS(総排気量1,998L・直列4気筒DOHCインタークーラー付ターボ)
最高出力[NET]<kW(PS)/r.p.m.>180 (245) / 5,800
・推定価格 5,909,960円(諸費用除く、車両本体価格+オプション価格)
主なオプション
クリアランスソナー&バックソナー
プリクラッシュセーフティシステム(ミリ波レーダー方式)
ブラインドスポットモニター[BSM]
レーンディパーチャーアラート[LDA]+オートマチックハイビーム[AHB]
LEDヘッドランプ(ロー・ハイビーム)
ムーンルーフ(チルト&スライド式)
ステアリングヒーター
“マークレビンソン”プレミアムサラウンドサウンドシステム
フロアマット タイプA
ホイールロックナット
・ドライブコース
①自宅→秩父市内(国道299号利用)
②秩父市内→東松山市某所(定峰峠利用)
③東松山市某所→本庄児玉IC(関越道利用)
④本庄児玉IC→myディーラー(国道254号、西武ドーム経由 国道463号利用)
・走行距離 270.5km(ODO:562.8→833.3)
・走行時間 8:30~18:30 休憩含む10時間
・給油量 28.07L(ハイオク満タン返し、@\134)
・燃費 9.64km/L
・ディスプレイの表示燃費 9.6km/L(ほぼ実燃費と同数値)
2.エクステリア
レクサスの現アイデンティティであるスピンドルグリルの進化版デザイン。
ロングノーズ、ショートデッキの伸びやかでスポーティでキレのある印象を感じさせるフォルム。
3.インテリア
運転席周りのデザインがほぼCTと共通されていて分かりやすく使いやすかったです。同じものとして、ステアリングの材質の本革、ボタン類、そして、インフォメーションディスプレイのデザインも似ているデザインでした。
インパネ周りは、versionLということもあり木目調が一部使われ、樹脂類も上質なものが使われています。
4.ドライビングインプレッション
(1)加速性
エンジンは、NXやRC、そして、今度のマイナーチェンジで追加されるトヨタ「クラウン」と同じ8AR-FTS。NXと比べ若干の馬力アップが施されているので、なんとなく、昨年そのNXを試乗した時に比べ、力強さや加速が良い感じを受けました。
HV車はECOモードやスポーツモードでの違いは明らかでしたが、ガソリン車の場合、踏んだだけ動力として伝わるので、ECOモードでアクセルを踏んでも、遅いとか、重いとかというマイナスな感じは受けませんでした。
(2)直進安定性と小回り
まっすぐ進み、ブレないというところはさすがです。
また、ステアリングをちょっと切っただけでも正確に反応してくれるところは、高級車の部類のクルマです。いつもmyCTで右折レーンからUターンをしている場所で、ISも試したところ、FRの特徴でもある小回りが利き、ホイールベースがCTと比較して200mm長いのに、まったく遜色なく、Uターンできました。ただ、フロントがロングノーズであるところが、若干、心配なところですね。
(3)高速性
加速性、直進安定性が優れているので、当然、高速での走行も問題がなく、インターチェンジのランプから本線への合流、中間加速から追い越し車線での加速、まったく問題がありませんでしたが、V6・2.5Lの社用車「マークX」は、ECOモードでもアクセルを踏めば踏むだけ加速されるのですが、8AR-FTSエンジンは、あと一歩、物足りなさを感じました。それは排気量という物理的な差なのでしょうか?(あくまで個人的な感想)
(4)静粛性
高級車なのでとても良いです。エンジン音もそれほど気になりません。ただ、普段HV車に乗っているので、エンジンが止まっているときはアイドリングストップになっているときだけです。
担当SCさんには話をしたのですが、9/18の夜、ある区間だけでしたが、吸気音が擬似的に聞こえました。しかし、それ以外はまったく聞こえませんでした。おそらく、気のせいか、周りにうるさい車両と並走しただけかもしれません。なぞです(笑)
(5)アイドリングストップ
まず、以前から、私自身、よく口にしますが、「アイドリングストップ」は技術ではありません。確かに、一昔前(とは言っても10年以内)に軽自動車等コンパクトカーの一部で始まったアイドリングストップに比べれば、進化しているはずですが、クルマが信号等で止まり、エンジンも止まりますが、そこから、ブレーキを外した時にブルルンと振動とともに掛かるエンジンはお世辞にも上品とは感じませんでした。やっぱり、HVとまでは行かずともすぅ~っとエンジンが掛かるようにしてくれると、アイドリングストップ機能を推せるんですけどね。あと、やっぱり、エアコンが送風になるのが許せません。スズキ車のような工夫が欲しいですね。
そうそう、踏む力が無いだけかもしれませんが、普通にブレーキペダルを踏んで止まっていても写真の通り、「もう少しブレーキを踏み込んでください」と表示されアイドリングされないときが多々ありました。ガッツリ踏むと疲れるし、同乗者にも不快な思いをさせそうです(汗)
5.機能性
(1)クリアランスソナー&バックソナー
車庫入れや狭いところで、接触の恐れがありというサインでボイスで教えてくれるのは嬉しいのですが、突然「左前です」と言われてもびっくりします。「左前注意、あと20cmです」とか言ってくれるほうが親切な気がしました。
(2)ブラインドスポットモニター[BSM]
高速道路で並走しているときや信号待ちで左後方から追い抜きをしてくるバイクに対してとても有効な機能だと思いました。ただ、ドアミラーにちょこっとオレンジ色にマークが光るだけなので、もう少し大きくするか、インフォメーションディスプレイに表示されるともっとわかりやすいかなと思いました。
(3)レーンディパーチャーアラート[LDA]
これは、これで良いのですが、一般道のカーブで若干アウトインアウト気味にまがる人間で、しかもCTと同じ感覚で走ると、左側は同じ幅をキープしている状態になります。したがって、CTの全幅が1765mmでISが1810mmということより、センターラインを踏んでしまうらしいです。もしくは、少しだけ、普段からセンターよりのドライビングポジションということなのでしょうか?頻繁にピ~ピ~警告音が鳴っていました。
(4)ムーンルーフ(チルト&スライド式)
当然、試しましたが、締めるとき、内側の扉は自動で閉まらないのでしょうか?外側の窓はボタンで閉められましたが、内側だけは手で閉めました。知っている人教えてください。
(5)“マークレビンソン”プレミアムサラウンドサウンドシステム
これと標準のサラウンドシステムの違いが分かりませんでした。音関係に疎いので、修行が必要です(笑)
6.まとめ
試乗した際の評価はとても良いものを感じましたが、私にとって、高度な機能はいらないのかなと思いました。機能性にあげた5つの項目の中で、ブラインドスポットモニター[BSM]だけは欲しいかもしれません。死角に入ってくる車両の確認がドアミラーで分かる点は評価できるからです。(多少の改善は必要ですが)
NA車とターボ車、そして、HV車・・・。どれが一番オススメかというと、それぞれ特徴があるので、どれがいいということは言えません。燃費で比較すれば、当然、HV車。コストパフォーマンスの良さならNA車。“走る愉しさ”ならターボ車が良いかもしれません。ただ、トヨタ系のターボ車に言えることは、もっと燃費の改善を図って欲しいところですね。今後、V6・2.5Lに変わるエンジンとして、8AR-FTS等ターボ車の拡大は進んでいくと思いますが、まだまだV6・2.5Lの方が実燃費は良いです。トヨタ「オーリス」に追加された1.2Lターボ車も海外メーカーより劣ります。一方で、マツダ車のスカイアクティブ技術とディーゼルエンジンとの組み合わせによる燃費の評価は高いので、今後に期待です。
おまけ
この日は、西武ドームでなにやらイベントがあったらしく・・・。
時間があったので、寄り道をしたら、偶然、あるみん友さんとハイタッチをすることが出来ました。おそらく、ハイドラを起動して、イベントに参加してくれていたようです。
