
1月始まったと思ったらもう気が付けば30日…
今年も早速作業オフやっております。
今回のアクセラは自分のところでは大変珍しい

マツダスピードアクセラです!
社外のインタークーラーダクトが付いておりますがダクトだけでなく、上置きのインタークーラーも社外の大きなものになり、コンピュータも書き換えられていて流石に自分のFCより速い(サイドポートのハイフロータービン)と体感で思いました。
余裕で300psありそうな雰囲気。
FFで2.3Lターボのトルク立ち上がりとタービンのパンチは流石にやばいですね!
ATのNAに慣れ親しみ過ぎた身体にはあまりに刺激的でした。
2速でズルン!って普通にフロントが滑るw
そう、ATにこんなにも慣れ過ぎて…
MTの運転に苦戦するだなんて思わなかったよ!?
もうド初心者だよ恥ずかしい…なんて内心なってましたw
まあまあ、だとして一応普通には走らせられるし体感センサーがこれで変わるわけではないので!
今回は目的がとても分かりやすい。
鈴鹿サーキットでライバルにタイムで勝ちたいと!
いいですねーーー!
話を聞けば同じ車種のライバルの方がコンマ2秒速いらしく。
車高調を去年交換してからの前回の走行会で縁石に乗った際にスパンとリアがいった経験から、足のセッティングを一度見てもらいたく…という話から今回の作業に繋がったのでした。
でも試乗して思った印象、別段ここが悪い!がないパターンの個体。
悪いところがあるからどうのこうの…ではなくて、要は自分に合ったセッティングなのかどうか?です。
仕様を見て思い当たる節も結構あるので、まず基本作業の1G締めをしつつ各部問題がないかを見ていきます。
あ。

このブラケットは純正じゃないし、見覚えが…
前に使っていた車高調はテインですね?
ABSセンサー配線のこのブラケットはテイン車高調専用の物で、このブラケットじゃないとテイン車高調の場合ABSセンサー配線の取付位置が純正より遥かに下になるので純正ブラケットの角度だとタイヤがABSセンサー配線に干渉してしまうのです。
ブラケットの角度が問題で、結果斜めに配線が行ってしまうのが問題。
この専用ブラケットがあると配線が斜めじゃなくて起き気味になるので回避できる。
ていうか、これ、

自分のRSR車高調でも同じ現象が起きて確認済みです。
丸印のところのはタイヤが擦れて出来た跡。
現物採寸してるんで知ってますが、テインとRSRはこの配線の取付位置が結構近いので同じ現象が起きるはず。
ましてやテインは専用ブラケットをわざわざ付属しているわけで。
RSRの車高調は純正ブラケットそのままでいけるはずなんですが何故か自分のは思いっきり干渉してました(交換作業後の試走で擦れる音がしてて気付いた)
これはブログを書いている今現在対策済みです。

シンプルに曲げたからw
これでABSセンサーの配線の位置が起き上がるので回避できるわけ。
角度はテインの真似をしつつ純正ブラケットの無理のない範囲で…という具合にしています。

フロントのバネプリロードが左右でズレがあったのと、右側は車高が左右でズレ(緩かったから回ってたのかも)があったので、それは左に合わせました。
他は目立った問題はなし。
マツダスピードアクセラもフロントロアアーム周りは後期型になると

フロントの光軸センサーが丸々無くなってました。
この辺はNAエンジン車と同じなのか。
MSでも後期はメンバーが違うんですねー
フロントは整えた程度で、問題はリアです。
車を飛ばない様に(安定する様に)できますか?という事に対して、基本特性は車高調の性格に引っ張られるので無理だけど乗りやすくさせることは出来る。
という事で問題視したのがリアロアアームバー!!
なのですが…写真撮り忘れてるー…という事で

これね(過去の作業時の写真より)
良くも悪くも効くんですよ。
これがあるとリアの動きが機敏になる。
そしてタイヤが目いっぱいの時のコントロールの幅が大分狭くなる。
限界が引き上がってあるところまでは粘って…スパン!って急にタイヤが滑りやすくなる。
純正ってこの補強が当てられる部分がコの字になってるんですがそこまでガッチリは作られてなくて、敢えて力を逃がしてるんですね…
そして新しくした車高調はサーキット向けなのでリアバネレートが10k。
ショップさんが組んだプリロード値は別に悪いところではないんだけど対症状からしたらまだプリロードは弱めたいし何より足つきを良くしたいのでもうナンボか調整させてくださいという感じでした。
だから今、3つ、リアが飛びやすい条件が揃ってますって説明したら、合点がいくところもあったのかオーナーさんも笑ってましたw
「これって、今日外してもらう事できますか?」
できますよ!って事で外します。
あるといい場合もあるし、無い方がいい場合もある。
これで後付け補強はフロントロアアームバー(一文字のタイプ)だけになりましたが、これは付けててもこの場合はいいかなと思います。
結構メンバーのあの部分ってジャッキアップダウンでアーム動かしてると歪みというかしなりが大きいの見えるからね。
フロントヘビーな車なのでそれは良いでしょう。
以前は他に同社のフロントタワーバーも以前付いていたんですが、そのフロントタワーバーは実は
こちらのFFWアクセラに今は着いています。
外した理由はタワーバーを挟み込むとボルトの掛かりが浅くなるから。
フロントタワーバーと言えば、肝心の写真を撮り忘れてしまっていたんですが車高調取り付けたショップさんはフロントアッパーマウント装着用のワッシャを付属のものではなく厚みのあるワッシャに替えて取り付けをしていました(※)
へー!ここ見直しをするなんて作り見てるんだなーって感心したんです。
これの前のブログで書いた
車高調の固定ナットのブログ内にも書いたワッシャの話。
あれです、対策済み。素晴らしい。
(※蹴脚は標準で大判ワッシャ付属でした)
話が少し脱線しましたが…
何故そのパーツを付けるのか、そもそもどう車が動いてくれる様にしたいのか。
結果そこを求めたいので別にナニがあろうがなかろうが求める結果が出せればいいと思ってます。
今回は足つきが良くなり、逆にもっと曲げやすくなればいいって話。
その解を知っているのでそれをやるのみ。

ここ2ヶ月くらいリアスタビの検証も大分自分のアクセラで繰り返しました。
付け外し付け外し、サイズを変えてまた外し…
これがこうなら、こうあるといい!ってのも出せたので最近はリンク長を調整する流れが増えましたね。
ウチでは2段階調整パターンがあります。
ナシはナシの意味があります。
リアバネは何もいじらずそのまま。
バネアジャスターもそのまま触らずでプリロードだけを数mm抜いたので単純、僅かにではありますがリア車高が下がります。
これもね水平車高よりかは…気持ち、気持ちでもリア下げた方がって意味で今回はちょうどいい。
リア足調整結果、リア足が浮いた状態はこちらー

短足でしょうw
でも、これでも元よりオーナーさん曰く20mmくらい伸びてるという話。
去年末にアクセラのオフがあってリアの短足ぶりを指摘されたり、試乗しあって挙動の不安定感を感じたり…だったそうで。
自分だけでなく同じ車種で走ってる人達からのコメントもあって尚更に足セットに不安を覚えたってところだったんでしょうね。
ではウチで整え直してその結果、どうなったでしょうか!
オーナーさんコメントが
・リア脚の動きが良くてめっちゃ楽しかった
・曲がる!!って感動した
・脚がちゃんと接地してる感出た
・リアが今まで以上に動くようになったのでサーキットでの減衰要変更
という事でしたので狙い通りに出来たんではないでしょうか!
自分が試乗した時も思ったけど、最初の試乗で別にそこまでではないんだけど確かに接地感は…って感じだったのでその辺がちゃんと改善できたのは良かったです。
減衰もただ硬め過ぎればまた同じような結果にはなってしまうので、程々に良い塩梅が見つかればいいですね。
次の走行会も既に決まっていて割と近日という事で、安全に楽しく競って、そして良い結果が出る事を祈っております!