
ブレーキフルード交換やりました。
本当はGW中にやる予定でフルードもGW中に買ってたんですが、ぜーんぜん時間空かなくって翌週(つまり今週)へ持ち越しになってしまったのでした…
今現在既に26万キロを、

先日迎えたんですが今の今までずーーーっと偏屈にDOT3しか使ってこなかったんですよw
純正品縛りをしていた頃からそのままトヨタ純正どこでもあるしーってんで
トヨタ純正にしてたんですが、在庫も切れたタイミングでもういい加減DOT4にするか!
っていう事で、
FCの頃からずーーーいぶん使ったエンドレスのこれ!

何か微妙に名前とか変わった気がするけど…まぁエンドレスのこれ系。
昔はDOT4って言ったらとりあえずこれってくらいどこでも売ってたんですが、今では逆に探し回らないとありませんでした…
その時はGW中だったからドライブがてら隣県まで行ったわww
今はバネもエンドレスのXコイルですしね。
エンドレス製品を増やしましたよ!w
マスターのタンクは作業前、こんな感じ。

トヨタ純正フルードは黄色味なので劣化してなくともまあまあ黄色いですが、色が濃くなってきていますね。
エア抜きはしょっちゅうしていても『量を使うフルード交換』はもう2年前くらいになりますのでやりたかったんです。
って事でやっていきます!
あ、敢えて整備手帳にはしません。
各々やり方あるだろうし自分の場合だとワンウェイバルブも使わないのであんまり推奨出来たもんじゃないし、こういうのもあるんだねー程度で真似はしないでください。
ただのコンテンツとして写真ばんばん載せまくってネタにしたかっただけです。
まず廃フルード受けのボトルの中に、新フルードをちょっと入れておきます。

チューブの先を必ず液内へ沈める。必ず。
これ浮いてたら空気吸うんでアウトです。
これの管理が出来ないならワンウェイバルブちゃんと付けてやりましょう。

リアのブリーダープラグは10mmです。
フレアレンチ推奨。やりやすいんで。
メガネでもいいけどチューブ通すと外せないからまぁ、ちょっと面倒感ある。

セット完了。
自分はステンレスのS字フックをボトルの首の所につけて、少しでも高いところに吊るしておける様にしています。
エアは上方向に抜けやすいので床置きよりかは少しでもーという感じ。
そしたらエンジンルーム側回って、

タンク周りはウエスで覆っておきます。
面倒臭がらない!
なーんかあるかもしれないんだから。
フルード溢しちゃって、あー!ってなりながら慌てて水掛けて流して~って方がよっぽど面倒くさいでしょう。
フルードの液面はMINではなく、この

3つの穴が常にフルードに浸かってる状態キープが目安。
エア抜きしながらエア噛ませるなんて馬鹿なことしない為にもきっちり液量管理!
って事で零れないくらいに多めにフルードを入れていきます。
後はブリーダープラグを適度に緩めてブレーキペダルをフルストローク踏みの流れ。

やってるとこんな感じで多少は漏れます(漏れないのもある)ので、キャリパー下に受け皿は先に準備しておきましょう。
フルストロークでブレーキペダル踏んで離して、フルストロークでブレーキペダル踏んで離して…
これを4回やるとワンウェイなしのチューブのみの自分の作業の場合だと補充タイミングです。
結構早い。
だから、
ブレーキペダル4回フルストロークで踏む、降りる、フルード補充する。
乗る、4回踏む、降りる、補充する。
乗る、4回踏む、降りる、補充する。
乗る、4回踏む、降りる、補充する。
乗る、4回踏む、降りる、補充する~と
今回はエア抜きではなくて量多めの交換なのでこれ5セットやりました。
で、これの次はまた補充して、今度はブレーキペダルをフルストロークさせるのではなく強めに1!2!と連続で踏み、3~!でフルストロークさせて踏む。
もう1回、強めに1!2!と連続で踏み、3~!でフルストロークさせて踏む。
降りて補充してキャップ仮締め。
タンクもフルードも、使わない時はキャップ締める。
ゴミ入らない様に、こぼさない様に!
今回は交換なので多めにフルード流したい為、この流れをキャリパー1ヵ所での基本パターンとしました。
済んだらチューブを外す前にブリーダープラグを適切なトルクで締めますが、BLアクセラのリアキャリパーは実はアルミ製なので過剰なトルクに注意です。
しかも、リアのブリーダー部はフルードが残りやすく後から後から漏れやすい。
ちゃんと処置しないとホイールまで垂れます(経験者)
この辺は個体差もあるかもしれませんが…
漏れについては後述します。
で、適切に締めたブリーダープラグからチューブ外します。
この時、

こんな風にペーパーでチューブ周囲を覆って(撮影の為にチューブ覆ってないけど)おくと、チューブ外した瞬間にフルードが飛散するのを防げます。
ワンウェイバルブ付けてやってるとまずフルードが出る。
圧力がここで抜けるから。
でもワンウェイレスでやってると出ずにチューブからボトルへフルードが戻る。
これもレスの良いところで楽で好きですねー
チューブ垂直に立てればフルードすーーっと下がるので始末が楽。
ワンウェイバルブありは加圧されない限りフルードがチューブに残るので、外した後にフルードがチューブから必ず零れてくるのでペーパーで包むなり何か受けるバット準備するなりしておきましょう。
さて、フルードが残りやすいという話ですが、

こより作ってブリーダープラグの中に突っ込んで~を5回くらいやって吸い出し(写真撮り忘れてリア右で撮ったw)
こっち側に残ってるのがなくなれば、こよりにフルードは付着しません。
更にここから、できればその上でエアダスター使って少しずつ、シュッ、シュッと繰り返しやるとフルードがネジ根元からたらーーっと出てきます。
ミスト状に吹き返しもあるから目とか掛からない様に注意。
ノズル差し込んでるところの周りをペーパーで覆った方がいいと思います。
この始末が大事!
それが出なくなるまでしつこくやれれば完璧。
ここの始末をパークリでばーーーってのは個人的にはやりません。
辺りに飛び散るし結露して中が錆びるから。
乾燥させられればいいけど、自分はやりません。
残フルードの始末が出来たら最後にキャップを付けます。

ゴム手袋切れてますがw
こういう風にゴムキャップをつねる様な感じで付ける。
上から被せて押し込んで付けると空気を含ませてゴムキャップを被せる事になって、これが後々キャップが外れやすい原因になります。
ゴムキャップをつねって空気を追い出してキャップ内を真空にさせる様なイメージで付ける。
そうするとフィット良くて外れにくい。
たまにいますね、キャップ居なくなってるやつが…
って事でこれと同じことをリア右でもやります。
リア右済んだら次はフロント左です。
基本に倣って、マスターから遠い順(BLアクセラの整備書でもそう指示されてます)
フロントの方がリアよりかは楽だと思います!
鉄キャリパーだし、フルードがネジ部からダラダラ出るのはないのでごく一般的な感じで行けます。
が、

9mmなんだよこいつがww
9mmのフレアがその辺に売ってるの見たことないんだって。
ネットで探して買うのもなーなのでコンビ使ってます。

はい、準備完了。
同じセットでやってフルードじゃんじゃん入れ替えていきます。
ブリーダープラグ締め付ける時はフレアじゃないんで

ちゃんとナット部に掛けてやって締めるのが大事かな。一応ね。

こよりで吸って。
リアと違って後から零れてくるのもないですが、これもパークリでは個人的にはやりません。
必要なら水で適切に処置します。
フロント左が終わったら右で、最後。
今回はフルードの1L缶を、8割使うイメージで進行させました。
それで後々エア抜きの時にちょっとそれを使うみたいな。
今回きっちり使い切って、後にエア抜きの為に1L缶を新規に開けてエア抜きして大量にフルードを残す…って方が先々吸湿の意味でもちょっと嫌ですしね…
では今回の廃フルードの様子です!!

見づらいかもだけど、黒マジックで下からリア右、リア左、フロント左、フロント右と抜き取りしたフルードを箇所で区切ってみましたw
沈めたチューブから新規の透明なフルードが入ってくるので、思いの外グラデーションがかりましたね。

タンクもめっちゃ綺麗!気持ちいい!!!
こうでなくっちゃねー
交換前はこれ。

見比べるとやはり黄色いです。
フルード交換直後は細かーいエアが入ってたりで、いきなりカチッッ!なタッチにはならなかったりですが、しばらくすると落ち着いてカチッとしてきます。
もし全然カチッとしてなくて、くしゅーっとペダルが沈み込んでしまうなら作業ミス。
エア混入してしまっている可能性大。
エア抜きしながらエア入れって、結構ないわけでもないです。
ブリーダープラグを緩め過ぎた状態でエア抜きしてそこからエア吸いをしてたとか、ワンウェイバルブ使っててこれが壊れたとか、そういうので失敗した事もありました…
安全、確実に停まる為にも車のブレーキ性能がきちんと確保できている事は非常に重要です。
そういえばどうなってるのかな…と思った方!
ブレーキフルードの点検をしてみては如何でしょうか。
ちなみに車輛所有者以外がブレーキ周りを整備する事は法的にアレなんで、ちゃんとしたプロにお任せしましょう!
自分でやるのはその辺大丈夫ですが、それなりに整備経験積んで勘持ってないとまーずやらかすのでセルフ作業は固くオススメしません。
でも、ホームセンターですらブレーキフルードって昔から売ってるから、割と普通に作業する人って多いのかな?って考えるとどうなんだろうね?
と、不思議に思う週末でしたw