
サーモスタットカバーのカバー隙間からクーラント滲みしていたのを修理しました。
交換作業の全体的な話は、
整備手帳にて。
今回のトラブルの原因は、サーモスタットパッキンの硬化と潰れ。
パッキン脇までクーラントが滲出して、サーモスタットカバーの繋ぎ目へ滲んで…という具合。
珍しいトラブルじゃありません。
ついで作業でサーモカバーも新品を手配。
FCだとここのサーモカバーが寿命を迎えて樹脂がえらいこっちゃになってる物も基本的に多いので、見た感じ付けていた物もまだ平気そうですが、じゃあここから更に5万キロ経っても変わらず平気?というと何とも言えませんから。
二度手間を防ぐ為にも、これは同時交換。
新品を見てまず、

外縁に特にバリがあるのが面白くない。
フランジ面の外縁だからそこまで追い込まなくてもいいかもしれないけど、

オイルストーンで丁寧に擦って、バリが立ってるのを平らにしました。
流石にサーモスタットのパッキンが当たるのは内側は全く波打ち等もなく問題ありませんが、外側がそうなってるのも気に入らないったら気に入らない!の気持ちでやったw
内側もそう。
パイプ側内径の立ってるバリ…
通過する水量に対しては微々たるもんかもしれないですが。
それが問題ない程度とするのか、手直しをしてより効率100%に近づけるのか。
趣味なので好きにやりますw

これは取り外したもの。新車時より使い込まれてます。
散々クーラントが通過してるはずですがバリは残ってますね。

これが新品で買って、加工した物。
上の方は純正と違ってなだらかに角度をつけています。
サーモカバーの中央に水が当たると外へ水が広がって、そしてその削った部分に水がぐるりと回りこんでパイプ側へ抜けるんです。
これは蛇口から水流してサーモスタットから吹き出た水をシミュレーションしながら、少しずつ削っていきました。
加工したからって水温が下がるわけでもないんですが、見比べてみるとやっぱり整えた物の方が良さそうって思えるじゃないですかw
付けてしまえば見えないし、数字に出ないし、完璧に自己満足ですね…
さて。
今回の作業はクーラント交換したのと実質同じ様な状態になるわけです。
以前は15万キロ時点でディーラー作業にて交換してもらっています。
BLFFWは全体容量8.1Lに対し、整備書記載のドレン抜き方法で3.5Lの交換でした。
今回は自分で作業し、時間も置きつつアッパーホースやロアホースの停滞しそうな所を揉みましたが、それでも3.6Lくらいの排出量。

つまり、ただのドレン抜きだけなら4Lはまず出ない。
あ。
クーラントは何にするかすっごく数日悩んでたんですが、普通にマツダ純正ゴールデンFL22です。

面白みはないですが、現状使ってるだけに全量入れ替えの必要性もない(廃クーラントの排出量、手間が少ない)事が一番の決め手。
18L缶で買ってるので、自分の作業手間と廃クーラント処分の手間さえ何とかすれば今後も交換が自由にできます。
将来のマツダ車に乗っても安心かもしれないw
メーカーは18万キロ、または9年で交換といいますが、長く乗りたいのであればFL22の様な超長寿命クーラントでも10~12万キロ程度で一度交換。
その後、車検や点検等とタイミングを合わせて2年単位(走行距離は加味しない。元々メーカーは初回交換後10万キロで交換って言ってるくらいなので)で交換。
コストを抑えつつ、なるべく綺麗を保つならそんな感じかなと思います。
そんな頻度高く交換しなくても壊れはしないので、メーカー指定のやり方も勿論アリです。
オーナーがどうしたいかという、それ次第だと思います。
構造上、全量交換が素直にできない。
ドレン抜きでは8L中、半分は古いクーラントが必ず残る。
古いクーラントに新しいクーラントを半分入れても、まあまあ古いクーラントにしかならないです。
しかし現代は環境問題の事もあって、廃クーラントをなるべく出さない様にとクーラント非交換の流れもきています。
世の中全体を見ればそれはそうかもしれませんが、車両にフォーカスを当てるとやっぱり古いものは古いなりの性能しかないでしょうよ、とは思ってしまいますね…
抜いたクーラントをボトルの中で攪拌して、そう思いました。
(※ワコーズ等のクーラント添加剤で消泡性をまたある程度復活させるという手もあります)
しかし、今年は修理多いなぁ…
次はなんだろう。
オルタネータか、ウォーターポンプか、はたまた…?
Posted at 2020/09/25 10:31:25 | |
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