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2024年03月10日 イイね!

BL5FW、車高調セッティング3回目

BL5FW、車高調セッティング3回目このBL5FWアクセラ、度々足セットやってますが…ついに、最終回!!!(仮)
いや、そろそろ終わりたいw

先日の3FWアクセラのセットやって思ったんです。
今まで『BLアクセラのNAエンジンモデル』って自分のアクセラと同じくくりでBL5FWを見てたけど何か思う様にセット出しできなくてうーん…ってなってたんですが、3FW(ターボ2.3L)も5FW(NA1.5L)も自分からしたら乗ってない理解の浅い車でどっちも同じ様なものと。
大体決まりが良いのは自分も乗ってる2LエンジンのBLFFWとかじゃないか。
そう気付いたんですよ。
そりゃ乗ってない車の足をセットしようなんざそもそも机上の計算と浅い経験で良いセット出しがポンとできるわけねーよなと。
だからってそれができない言い訳になんて勿論したくないので今までの経験から今回はこれとこれ、準備してください!って銘柄等の指定をして揃えてもらいました。
それと、これ多分使える…ただ送料とかまで考えると余りに贅沢だけどこういう選択肢も選ぶことは出来ます…と、とある部品の話も結構前からしていました。

それら部品が今回集結。
一気に組み上げます!!


フロント


リア
ってこの写真だと別に普通だと思うんですが…実はこの車高調って




使われているアルミ材が元々は全て『オレンジ』アルマイトです。
オーナーさんがパープル愛好家で、今回可能な範囲で『パープル』に置き換えました。








これらの部品は実は他社車高調の流用で、いける!ってのを自分が見つけて、価格的にはこんな感じになってしまうんですがこういうのが…という事で少しずつ進めていた件。
フロントの減衰ダイヤルから始まり、スプリングシート、ロックシート類をパープル化しました。
スラストシートとかヘルパーの部材は去年からありましたが本格化しましたねw
色だけの為にんなアホな…って一応色だけしかないんじゃなくて標準だとスプリングシートがゴムなんですが滑りのいい樹脂なんです。
元よりゴムを採用しているモデルはそこそこあって異音低減を意識した面もあったりするものですが、バネの滑りを良くする狙いがあるならばやはり樹脂。
(この車高調のメーカーさんは元よりベアリングシートをバネ上下に挟み込む設計なので、自分がやってるのと思想が違います。決してゴムが悪なのではない)
ゴムシートから樹脂シートにして厚みも低減するので車高の落ち幅も確保。


(去年車高調新品購入後、組付前にスラストシートを交換した際の写真)
車高調新品購入時、バネも吊るし(これがまた重い2.3Lターボ専用設計)の14k/H160のままでしたが、2.3Lターボと1.5LのNAで比べると軸重が200kgも差があるんです。
だから全然沈み込まない、当然車高も高い…


バネは自分が指定してシルクロード製のID63のバネを使用。
FC乗ってる頃から信頼が厚いメーカーです。
これがまた都合良いサイズがあり、ID63/12k/H150。
自由長が150mmで、吊るしより10mm短い。
これが絶妙に良い!!

リアはターボの3FWでも実は軸重がフロント程劇的な違いはないんですが、純正で264psも出てるFF駆動ターボと100psちょっとのFF駆動NA。
全然加速でリアに荷重が掛からないのに吊るしバネはターボに合わせた10k。
棒でしたw
棒の上にダンパーでプリロードどうのこうのというか全長が短すぎてインリフト誘発すぐしてしまう。

それで去年末の作業の際吊るしバネに加えてヘルパーを入れ込もうとしたものの自由長が長すぎてただのスペーサーと化してw


この時はもうちょっとリアダンパーの長さとかどうにかなると思ってたんですね…ならなかった。
あがいたけどどうにもならなかったので戻して、また次回という事になって今回。


こちらもフロント同様に自分が指定して、シルクロード製のID63のバネを使用。
またも都合良いサイズがあり、ID63/8k/H110。
これに前回不発になった326パワー製ID63/2.5k/H40(スペーサー10mm)を組み合わせ。
トータルセット長160mm(バネ上に入れた326パワー紫スラストシートも入れると163mm)になりましたが、これとリアダンパーの全長をギリギリアウトのラインで攻めるプラスで…


収まる限界サイズのカラーを追加挿入する事でストローク量を調整しました。
これはネジ式車高調時代を生きてきた人ならアッパーマウントとカラー長の長さで云々~ってのはピンと来やすいかと。
フルタップの現代ではこういう調整、今は聞かなくなりましたね。

で、23年12月の前回作業時に測定した0G→1Gでのストローク量が


たったの11mm!
1G荷重でこれw
勿論走れば振動するのでこれより多少バンプストロークしますがこれだともう底付きの逆、天当て(そんなんある?)になってしまう!
だからってこの軽い車重に10kのバネでプリロードを掛けてダンパー側に合わせるなんて調整をとれば…サーキットを安全に楽しく走れるなんてもんじゃねぇ!(これが元の適合の2.3Lターボだと合う。1.5LのNAに合わないだけ)
って事で可能な限りの調整を今回は策に盛り込みました。
結果がこう。


タイヤ付けてしまった後だったので撮影しかできなくなってしまいましたが、0G→1Gで25mmあるんです!
カラーにヘルパーの調整で11mmから25mmへ倍増ですよ。
レートがそもそも2kダウンなのでここからちゃんとバンプストロークもする。
もうリアの追従性が段違い!
軽いのに合わせるのってなかなか工夫が必要で大変。
だから吊るしの市販車高調はバネレートが根本で柔らかく、ながーいバネを使うんです。
都合に合わせやすい、乗りやすいに作りやすいから。
サーキットをターゲットにした足にするとなるとこうして工夫が要りますね。
こうして、2.3Lターボ用の設計の足を軽量な1.5Lに合わせ直すことが何とか出来ました。


他に今回はFD純正前期ホイール仕様になり、タイヤが225/50R16にしてきまして。
これがまたNAのBLアクセラは16インチだと走りがガチで相性最高なんですが、8J+50に225/50は…NAの場合(ターボはフェンダーが片側10mmワイドなので問題なし)はみ出しがグレー。
なので純正でも設定のあるサイズ205/55にする事が殆どです。
ただこれでもタイヤ屋さんでもマツダディーラーでも言われないラインだったみたいですが、彼の場合は目的であるマツダファンサーキットトライアルの車検でハミタイ扱いされて落ちてしまっては元も子もないのでちゃんと納めたい、という話もありまして。
これはフロントピロアッパー仕様なのでキャンバー調整そのものは可能(但し作業は車体の都合で車高調丸ごと取り外し必須)なんですが、BLアクセラグレード関係なく割と悩みになりやすい


フロントスタビリンク背面との干渉です。
従来のピロアッパー設定値でこの隙間。
当然これでストラットが動き回るわけです。隙間が少ない。
世の中この、硬っってぇパネルをド突き倒して何とかスペースを増やしてキャンバーを付けられる様にする方や、思い切ってスタビレスにする方もいるくらいにこの当たる要素がネガキャン増にするのに壁になる要素の1つ。
今回は車高調の取り付け方そのものから考え方を変えてスタビリンクのステーの位置そのものを微調整した結果、数mm回避。
これにより、


ピロアッパーで更にもう一目盛りネガに振ってもこの隙間を維持!
これ以上は過去にも記事にしたGMB製のコンパクトなボールジョイント部のスタビリンクへの交換が必要になってくるかな。


ここの壁の干渉と言えば、ブレーキホースのフロントもそう!
これも当たってる人すごーく多い…というか純正でもブレーキホースが壁に当たるのを想定してて最初からゴムリングが装着されてホース本体を保護してるんです。


今回の場合でこんな距離感。
大体皆ここのゴムリングが擦れた跡、めちゃめちゃあるよねw
自分が触ったアクセラでこれはちょっとーってのはこのゴムリングの位置を調整したりして緩和させるときもありますが今回はここも調整します。


そぉい!!(ブラケットが溶接部から折れるケースがあるので真似しない様)


こんな感じにマージンが増えました。
話は戻ってキャンバー付けてタイヤの出面。


錘を付けたタコ糸垂らしで確認しましたがこれで2mm程ツラから引っ込んでます。
収まりましたが、もしこれでもサーキット現地の車検で言われたらすぐさまキャンバー増し出来る様にストラット穴のガタ分でダメ押しキャンバー増し出来る様に切り札も準備した状態ですので!

ところでそんなFD純正の16インチのホイール、1991年~のだからもう気付けば相当古いんだけどさ、


純正でも軽量化がエグいね。
ハブ径もマツダ67mmになってるのでジャストマッチ。
やっぱBLアクセラのNAにこのサイズは最高に強いですねー


という事で、ふんだんに今のノウハウを使ってセッティングしたBL5FWの姿がこちら!







セッティングも物を組んでしまったらスパッと1発でほぼほぼ良いところ出せて、はーあ???馬鹿曲がるんだが何だこれ?意味が分からないんだけど?ってなってしまいました。
5FWアクセラは正直パワーはないし何気同じエンジン載せてるDEデミオに車重の軽さで負けてデミオよりタイム的には正直遅いんです。
でも、サスの構造の違いと車格のデカさの差、これはその部分が最も最高に発揮してると言えます。
とんでもなく楽しい。
正直乗り心地は良いと言えないけど、BLアクセラで走ってる人がこれに乗ったら違いに愕然とするかもしれない。
今まで10何台BLアクセラのサスセットやってきましたが、最も訳が分からない曲がり方しますw
すっげぇいいぞこれ…


って事で今回も遠路はるばるの来訪いただいた上で土日2日に渡っての作業でした。
今回で部品構成はこれで決まり。
後はお好みに合わせて、よりこうした方がーってのはサーキット走る中で出てくるかもなのでその時また考えましょう。

いやー作業やった自分も今回の出来には大興奮でした!
運転してて大分笑っちゃいましたねw
そしてせっかくちまちまいじってきた自分のアクセラの走りが色褪せていく……
しかしまだ、まだ終わらん!
来週末も次のBLアクセラの足セッティング作業です!
頑張ります!w
Posted at 2024/03/11 00:27:10 | コメント(0) | トラックバック(0) | 人様のBLアクセラいじり | クルマ

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