今年の夏の、
アクセラのエアコントラブルから2ヵ月ちょっと経った頃の話。
ある日、ボンネット開けてぼんやり見ていたら

キャップ濡れてるがな…何だこれ。

またオイル溜まってるんですけど!?
キャップ濡れてるっていうかこれオイルで濡れてる!
またバルブコアが緩んだって事…?
前科があるだけに同じ様に~って疑って虫回しを使ってバルブコアを回してみたものの、緩んでいない。
全くバルブは動かなかったのにこんな外にオイルミストが吹き出るくらいに漏れたってのはどういう事なんだ…?
溢れているオイルを清掃して、一旦様子を見る事に。
日常点検してる時に見つけたわけですが、その後またオイルでしっとり…みたいにはその後全然なりませんでした。
ある日マツダディーラーへ行った時に担当氏と話をするタイミングがあったので、そういえば今年の夏のエアコンのあれ、結局ここのバルブが漏れてたってのでガス補充で直りましたよー
ただこの間見た時にキャップがオイルまみれになってて、漏れてたんですよねーって言いながらこの時点で別にオイリーではないキャップを開けたら

「あっ、ホントだ漏れてる。ぷくぷく出てますね」
……リアルタイムでオイル漏れて、オイルの中で分かりやすく気泡出てるじゃねーかあああ!!
オイルの中で気泡が出てる動画も参考になるだろう、と動画撮影。
すぐに、前回エアコンでお世話になった車屋さんへ打診。
撮った動画をお見せしたら「あっw ダメですね!」って事でトラブルシューティング済みで引き渡しになりましたw
さて、問題が1つあります。
修理自体はバルブコアを新しくすれば解決するだけの話なんです。
しかしこのバルブコアがマツダ純正部品としては単品で設定がなくバルブコアの入手ができません。
ホースassyでしか出ないんです。
これが安いならいいんですけど、地味に1万円を超えてきます。
バルブコアも一般的なHFC-134aの形状ではない。
ただ、ちゃんとネットで探してみればまあまあ見つかります!
気を付けるべきポイントは、バルブコアそのものはR12形状なんだけど134aガス対応のゴムじゃないとならないという事。
説明に134a対応とか書いてあるので分かります。
しかしこの辺に関してちゃんとした説明をしてるところもあんまりなさそうなのでついでにしっかり書きますが、自分が参考にした文献“代替フロン用ゴム材料“の内容をかいつまんで書くと、
・134aに適合するゴム材料として極性の少ないゴム、EPDM、CM、CSM、CO、IIR等が適用可能
・カーエアコンのシール材として既に1995年、2020年に使用廃止されているCFC、HCFCもまだ併用されている為に、それらの適合性に加えHFCにも耐性があるという事からHNBR材が主として用いられる
そう、現市場で出回っているR12ガス向けバルブコアは割とHNBR材が確かに使われているバルブコアが多かった。
これらは分かりやすい様にゴムの色が黒ではなく、半透明や青、緑色になっています。
大体説明にHNBRって書いてありますからそれを選べばとりあえず間違いないであろうと。
なるほどねーって勉強になりましたね!
エアコンの事とかキッカケでもない限り知ろうとする事もないのでちょっと面白かった。
これはマツダだけでなく他社でもこのパターンあるみたいで、ちゃんと知ってないとディーラーで、assyしかないので部品代1万円ちょっとですねー、これがパイプごと交換なのでこれと工賃が…と、エラい事になります。
とはいえエアコンガスが絡んだ事なので然るべき対応は必要になるので個人では無理がありますから信頼できるお店へ相談しましょう。
自分の場合も車屋さんが現物を外しての見解で、バルブコアだけ交換してガスチャージして規定量入れ直して、新バルブから漏れが起きないか点検をしてーで無事アクセラが帰ってきました。
原因と部品がこうなってるんで、って情報だけ出して後はお任せしました。

新しいバルブコアが入っている様子。
当たり前ですが漏れていませんw
そしてこれが、外した新車時からのバルブコア。

緑〇の所…ゴムが切れてるんです。
切れてはみ出て首の皮一枚な感じになってたっていうw
そりゃ漏れるよな!!
エアコンガス管内にこのゴムの切れ端が入る事も無くギリギリな感じでしたし、考えてみれば不幸中の幸いの連続だったのかもしれません…
エアコンガスの再補充を行うタイミング等、バルブコアの交換も同時にした方が後の安心度は高いかもしれませんね。
っていうかBLFFWアクセラももう10年超えの車ですから、こういうトラブルも出てくるというわけ。
低圧側のキャップを開けて、今どうなっているか…

もしかしたらエアコンガス、オイル、漏れているかもしれませんよ…?
もしもここにオイルが溜まっていたら、エアコンガス取り扱いが出来るお店に相談し、エアコンガス回収の後バルブコアを新品にし規定量のガスチャージ、漏れの確認をしてOKなら修理完了となります。
ただ単に振動を拾ってバルブコアが緩んで漏れ出ているケースもあります(自分のが今年の夏の最初のトラブルシューティング時そうだった)が、どちらにしてもゴムは経年劣化しています。
交換修理の方が良いでしょう。
まだまだ乗るのであれば、ですが…
BLアクセラ乗りなんて、減っても増えませんからねもう…
自分はまだまだ乗って、有益なトラブル情報をこうしてネタに出来る様にしていきたいです!w