
気が付いたら10月に入っていました。
えっ、今年あと2ヶ月ちょいで終わり…?
そもそも前のブログから1ヵ月経ってるじゃん!!って事でこの1ヵ月であった事をまずは1つ!
エンドレスジール製のアクセラ(BK3Pマツダスピードアクセラ)用の車高調…のリアの、直巻きバネアダプダ!
自分のアクセラのバネもエンドレスのXコイルだし、狙ってる事が実現可能なのか試すぞ!
って事で今現在付いている車高調のリアバネ周りの部品を一度取り外しましてー
左
右
組んだものの…
分かります…?このかなりのダメっぷりが。
そう、バネの湾曲具合です。
1G状態でもハッキリ分かる弓なり形状。
BLアクセラ(BKもそう)のリアバネを直巻き化した時にバネの自由長が、あるところからこういう湾曲の仕方をしてしまう事がある…というか、これの改善を期待してXコイルで設計されてるリアバネアジャスターを期待して組んだのにやっぱダメでした!
というか元より悪い。
ちなみにこのバネアダプダ吊るしのリアバネ自由長は125mm。
そう、短ければ問題ないんだけど…やっぱXコイル使用がベースで作られていても自由長に対しての縛りは変わらないかー!
更に問題もあって、バネアジャスターの調整幅が以前のよりも狭まり、ほぼ全下げの状態にしても車高が純正よりちょっと高いくらいが最低の状態になってしまいました。
あくまでもバネの自由長が吊るしの短い物基準になっているのでもう全然合いません。
とりあえずで走ってみたけど、やっぱダメだこれー!って事で

下バネ皿だけエンドレスに換えて、上アジャスターは元のRSRに戻しました。
ここで採寸したけど、やっぱ調整代全然違いましたね…
同じ上アジャスター式ですがRSRは珍しいメンバーボルト共締めタイプで、エンドレスは良くあるただ挟み込むだけのタイプ。
ただ、ゴムアダプダを挟んでではなくてアルミの塊そのものをゴンと直当てです。
吊るしの様な専用形状バネではなく、レートが吊るしより硬い直巻きバネを使う為にロアアーム側には今までリジットのアルミ製バネ皿を使っていました。
アクセラ定番のやつですね。

こんな感じ。
ここに直巻きバネが座って、上のメンバー側にアジャスターが来る。
で、こっちがエンドレス製。

でかい!!!
並べて比較してみましょう。
表
裏
これらはロアアームに座らせる位置がそもそも違うんです。

これが何も置いてない状態のリアロアアーム。
純正バネ仕様のまま17万キロ乗ったので相応にバネの擦れ痕がついています。
このバネが収まる部分にバネ皿が入るのがエンドレス。
改めて先程の写真。

中央の凸部の穴にハマるのがリジット。

エンドレスはバネ座に乗っかる形。
この様にマウント位置が違う+そもそもの形状の違いでバネ座の基準位置変わるじゃん!
アジャスター調整しないとって気づいたので…リジットの測定してエンドレスに入れ替えて測定して…

んんん…(製品設計情報的なアレの為ボカしています)分かった!!
って事で今回の入れ替えで変更になった分の補正をアジャスター側に反映させます。
プリロードも当然変わるので、リアダンパーの全長を再調整しました。
今回の事で分かったのは、
・リジット製は手軽にリアバネを直巻き化できるし、小型で薄いのでセットできるバネの長さを長く取れる方だった。
ロアアームの穴にはめ込むので掛かりは浅くとも横ズレがしにくい。
・バネ座がでかく重いと、思っていたより同じバネ同じセットでも乗ったフィーリングが違う。
ロアアームがスイングするので錘的な要素が出ての変化なのか分からないが、
リア足の蹴り感が随分良くなったので困惑したが実質接触面積でいえば下手したらリジットの方が上。
バネ座面はバネ故に曲面であり、平滑形状のバネアダプダは密着なぞしていないから。
ただ、直径が大きい土台になったわけでその辺の部分で体感違いがあるのかも。
一旦の完成を見たんですが…
組むだけ組んだもののそもそもで何でこれをわざわざ組んだのかって目的が
『ちょっと長めの直巻きバネをリアでもなるべく良い塩梅で真っ直ぐ目にストロークさせたい』
ってのがあるので、調べ回って購入しました。

エンドレス標準のスプリング座とほぼ近いサイズでゴムになっているシートです。
そう、ゴムってのがポイント!!
ゴムって縮みきってからやっとバネレートが立ち上がる~になるのでダイレクト感は確かに減になるのですが、ことBLアクセラのリアバネに関しては、ストロークが斜め且つカスタネット状の軌跡でロアアームがスイングするのでゴムでその歪みを帳尻合わせしたいんです。
エンドレスのリアバネアダプダは構成が上アジャスターもアルミリジット。
下バネ皿もアルミリジット。
それに組み合わされるシートはデルリン材。
そもそもでバネレートもソフト仕様でも10k、ハード仕様で12kのガチっぷり。
でも自分の場合は違います。
今の組み合わせとしては上アジャスターRSRで、

これがメンバーとの間に繊維入りのゴムワッシャが入ります。
それをメンバーに当ててメンバー本体の干渉個所を避けつつボルトで締結。
だけど、バネがぎゅーーっと押し潰されていくとこのゴムワッシャ部分でグッとアジャスターが動くんです!
アジャスターのブッシュとして機能する事を確認しています。
上側だけでなく下側にもそれを持たせたい…って事でゴムシートを探し出して他社車高調より流用しました。
結果、

狙い通りに1G状態でもこの様にバネが好きな様に傾いてゴムが変形しています。
サイズもそのまま入れ替えるだけで問題ない感じだったので、設定値も完全にそのまま。
硬質樹脂から硬質ゴムに変わってそのまま角が取れた感じになりました。
大分乗りやすい。
今回の仕様変更前からすると希望する感じのバネの動き方に大分変わった。
しかし正直、それ以外に何か乗った感じであるかというと…
ありません!!
ただの、趣味!!!
楽しいですねぇ…
こんな、採寸したり入れ替えたり調整したり。
いくつになってもこんなのが楽しくて飽きないんだなw
リアがまたいい感じに作り替えられたもんだから今度はまたフロントを再構成考えてます。
足周りに終わりはない!