
セローちゃんのボトムリンクとスイングアーム周りに
グリスニップルを取付けてみました。
セローの後輪の動きの良さを左右する荷重のかかる部分でありながら、グリスアップがやり難いカラー達。
ご丁寧にオイルシールまで付いているものだから、
カラーを外してグリスを塗っても挿入すると削ぎ落とされるという・・・。
仕方が無いので穴に直接グリスを塗りたくるのですが、やっぱり
カラーを挿入すると殆ど押し出されるという・・・。
どうすりゃいいねん。って仕様なんですよね(爆)
そこで今回の
グリスニップルです。
ホムセンに売ってるAZのグリスニップル。M6ピッチ1.0の角度付きを用意。
なんぞやこれ?っていうと、注油口です。グリス封入したい箇所に取り付ければ、部品を分解せずにグリスを押し込めるというもの。
セロー225時代には装備されていたのですが、セロー250からは省略されてます。
今回は分解が面倒なスイングアームと、よくサビるボトムリンクに付けたいと思います。
※穴あけ&ネジ切り加工が必要なので自信の無い人はマネしないでね。
って事で、スイングアームを取外し。
普通にカラーのメンテをしようとするとにココまで分解する必要があるのでかなり面倒。これを省略するのが今回の目的です。
スイングアームには2箇所カラーがあります。
ココと。
ココ。
ってぎゃ~~!!メッチャサビてるぅ~~・・・。
だってまず、手で引っ張って抜けないんだもんカラーが。そりゃこうなってるよ。
とりあえず磨いた。
まぁ・・・支持点は両端部分(段付きみたくなってる所ね)なのでこれで良しとします。
しかしねキミ。スイングアームの根元のカラーなのだよコレが・・・。
コイツの維持ってやっぱりグリスニップル無いとムリじゃね。頻繁に一々ココまで分解してられないわ。
こっちはこの前整備したばかりなので大丈夫ですね。
で、穴あけ→ネジ切りしてグリスニップルを取付けました
カラーは5箇所ですが、グリスニップルは
4箇所にしました。
付けなかった1箇所は唯一ニードルベアリングの装着されているところなのでグリスニップルは見送り。
ここだけ、グリスニップルに細工が必要。
カラーがグリスニップルに当たって入れられないので、ニップルのネジ部分をちょっと削って短くして取り付けました。
外した諸々を車体に組み込み。
グリスニップルは全て車体右側へ向くようにセットしてます。
ボトムリンクの一番下のグリスニップルが
ちょっと危ない位置のような気もしますね・・・。
何かとぶつける真下を避けて、横にズラして取付けましたが、まだちょっと不安な位置です。
ここだけ、曲がりタイプじゃなくて真っ直ぐタイプのグリスニップルに替えようかな?
グリスの注入はグリスガンを使用します。
グリスニップルの材質が真鍮製の為、グリスガンのノズルチャックを付け外しするときに
「よく折れる」と噂なのでチャックなしのストレートノズルで行きます。
グリスニップルにノズルを押し付けてポンピングすればグリスが押し込まれていきます。
最初は空洞がかなりあるようで軽い手ごたえで入っていき、途中から重くなります、。
重くなってから押し込むと、隙間からグリスがむにゅっと出てきます。これでグリスアップ完了。
※出てきたグリスは拭き取ります
スイングアームの根元もこうやってグリアスアップ可能。
「これで分解しなくてもOK」って訳ではないですが、
分解清掃の頻度はかなり少なくすむはずです。
さて、
泥んこになったり
雪の中を走ったり、過酷なシーンを走るオフ車のセローさま。
その下回りのあるカラーの負担は結構なモノで、頻繁にグリスアップしないとあっと言う間にサビてしまうけど、そこまでお手軽に整備する気にはなれない作業量。
「何かのついで」にでもグリスアップできるお手軽さがあれば、きっとコンディションを保てるはず。
サビついても足回りが動かなくなるほどにはならないと思いますけど、やっぱり軽快に動いて欲しいですからね。
リンクとスイングアーム周りの図面。
価格を見るとカラーやブッシュはそんなに高くないので、ダメになったら交換・・・くらいの感覚で設計されてるのかもしれませんね。
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セロー250S | 日記
Posted at
2018/11/16 22:06:06