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葵 由埜のブログ一覧

2020年09月28日 イイね!

しばた曼珠沙華まつり…に行こうかと。

しばた曼珠沙華まつり…に行こうかと。
ふとした時に道端で赤い花が咲いているのが目に入るようになってきました。

そう、いつの間にか彼岸花(曼珠沙華)の季節になりましたね。



彼岸花は曼珠沙華とも呼ばれる秋の花。つまりバイクシーズンと同時に咲く花ですね。

ってことで。R6(蒼)を引っ張りだして、彼岸花(曼珠沙華)を見に行きましょう。

昨年はよく走るドライブルートの途中に咲いていた彼岸花(曼珠沙華)を見てましたが、もっといいスポットはないものか…?

あるじゃないですか程よい距離感の所に、柴田郡の船岡城址公園で「しばた曼珠沙華まつり」なるものが。

しかし、数か月前の開催告知だけあってどこにも開催中の文言が無い???もしかしてコロナ禍でやっていない?

まぁ花は季節になれば咲きますし、行けば見れるでしょう。




R6(蒼)出動。

こういうオンロードで行ける範囲のイベントはR6(蒼)ばっかり使ってるので、セローの出番が少な目ですね…。

そろそろ林道に行きたい気分です。紅葉狩りをかねて10月かな。




来ました船岡城址公園

実は初めて来たのですが、途中の道に案内看板がなくて見つけにくいですね。




これを見に来たのですが、やっぱりまつりはやってなかったですね。

英語表記はレッドスパイダーリリー。見た目の雰囲気からついた名前っぽいですが、蜘蛛とは特に関係もないし百合でもないですね。

日本ではあまり上記の英名では呼ばれないですが、代わりにリコリス(Lycoris)という呼び名の方がメジャーです。

リコリスは学名なので彼岸花だけを指すわけじゃなくて、キツネノカミソリやナツズイセンなど他の花も含めての総称ですね。

日本での呼びかたは、彼岸花は彼岸の時期に咲く花だから。曼珠沙華はサンスクリット語で赤い花という意味と仏典に由来する天から降った花。…など、名前の由来や意味は様々(まだまだ色んな呼び名があります)。

死のイメージが強く不吉とされる彼岸花であり、良い事が起こる兆しの天上の花である曼珠沙華。…どこか不思議な魅力のある花ですね。




園内を歩いていくと、道の脇に彼岸花(曼珠沙華)がちらほら…。しかし思ったより少ない???

園内には30万本の彼岸花があるとの事でしたが。




彼岸花(曼珠沙華)といったらこう言って密集しているイメージです。が、これもほんの一角だけですね。



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なにやら巨大な観音様?が居ました。




あれ~っと思っているうちにぐるっと回って、最初の駐車場に戻ってきてしまいました。

で、案内板をもう一度見てみると、私が歩いていった南側ルートじゃなくて、北側のルートに「リコリス坂」っていうのがあるじゃないですか(爆)

絶対コッチでしょうよ(笑)


※しかしスペルがLycorisではなくLicoriceである所を見ると、彼岸花(曼珠沙華)ではなく、甘草である可能性が…!?
・リコリス(Lycoris):彼岸花属
・リコリス(Licorice):甘草




大きくリコリス坂方面って書いてあるし…

道がたくさんあって、どこに進んだらいいのかわかりにくいんですよ、ここ…。

船岡城址公園…公園っていうより、遊歩道の集合体みたいな感じですね。




赤富士が見えます??




おお、赤い彼岸花(曼珠沙華)が富士山のように見えるわけですか。

肉眼だともう少し綺麗に見えるのですが、写真だと映りが悪いですね…。




ちょ、ここが黄泉の国ですか(笑)

って、ここがリコリス坂ですね。







これは見ごたえありですね。

こんなにたくさんの彼岸花(曼珠沙華)を見たのは初めてです。

彼岸花(曼珠沙華)ってどうしても不吉な花のイメージが先行して忌避される事のある花ですが、独特の雰囲気が私は好きですけどね。

この彼岸花(曼珠沙華)たちは町民の有志が植えているとの事で、年々数を増やしていっているようです。

彼岸花(曼珠沙華)は土の中で分球して増えていきますので、年を重ねるごとに自然と密集して増えていきます。当然減っていく分もありますが、育てていけばどんどん見ごたえは増していくでしょう。

このまま数を増やしていって是非、緑が見えないくらいのまっ赤な絨毯まで成長していってくれたら最高ですね。




展望デッキから白石川を眺める。

しかし、船岡城址公園といえば桜のイメージ(白石川の一目千本桜も含めて)ですが、他の花もあるんですね。




見ごろの花がこんな所にも。

最初はサフランかな?って思って近づいたら、何か違う…。
※サフランは10~11月の花です。




これはイヌサフラン(コルチカム)ですね。

彼岸花(曼珠沙華)と同じで、この時期に葉が無くて花だけがにょきっと生えて咲きます。

ちなみに毒草です…。

花が咲いている時は葉が無いので分からないけど、イヌサフランの葉が山菜のギョウジャニンニクに酷似しており、誤って食べると死に至るケースがあります。

ちなみに花がよく似ているサフランとは全く別の植物です。サフランのめしべは高級香辛料ですが、イヌサフランは使えません(毒草です)。




少数ながら白い彼岸花(曼珠沙華)も。

赤のイメージが強いので、色が変わるとまったく違う花に見えてきますね。

ちなみに白い彼岸花(曼珠沙華)は赤い彼岸花(曼珠沙華)とは別ものなので、赤いのが突然変異で今年は白に…ってなるわけじゃありません。白は赤と黄の交配種です。意図して植えたか、赤いやつの球根に紛れて植えられたか…。


しかし、平日を狙ってきた所為か若い人があまりいませんね。多くはご高齢の方ばかり。

いや、私の趣味嗜好が高齢者なわけじゃ…orz





リフレッシュもかねてちょっとシャレオツな昼食でも…え、シャレオツって死語じゃないですよね??

たまご舎に来ました。……そういえばたまご舎って宮城県にしかない??

調べてみたら宮城県にしかないですね。蔵王(宮城)に本店があるのでこの辺り(宮城~山形近県)だけの店かなとは思ってましたけど、県外にないんですね…。

※森の芽ぶきたまご舎は宮城蔵王の卵をつかったお菓子やスイーツ、料理のお店です。




ほら、シャレオツでしょう?




あとはお菓子を買って帰宅です。

バイクで来ると荷物制限が厳しいのがネックですね。R6(蒼)は特に物を積む想定ではないですし。

タンクバッグを付けていますが、最低必要道具(工具、スターター、ファーストエイド、空気入れ等)の搭載であまり余裕はないという。道具をもう少しスリム化してスペース確保しておこうかな?


さて、しばた曼珠沙華まつり…は未開催でしたが、花には人間の都合は関係なし。赤々とした彼岸花(曼珠沙華)を沢山見る事ができました。

彼岸花(曼珠沙華)の開花(見ごろ)は1週間少々程度なので、咲いているのを見つけたら早めに見にいかないと来年までお預けです。

良い意味でも悪い意味でもあの世に由縁のある幽霊花。あなたはお好きですか?

Posted at 2020/09/28 20:45:07 | トラックバック(0) | YZF-R6(蒼) | 日記
2020年09月26日 イイね!

ミニッツ合宿Part8

ミニッツ合宿Part8
第8回目のミニッツ合宿をしてきました。
※ミニッツ(MINI-Z):室内用ラジコン

新型コロナの影響もまだ収束に至っていませんが、参加メンバーもいつも会社で顔を合わせている人ですし、コテージに籠るという人との接触が少ない環境ですので大丈夫でしょう。(普段の買い物とかの方がよっぽど危険ですね。)

とはいえ、コテージに到着したらまず滅菌措置をしてからの開始です。

しかし、アルコ-ルは濃度70%以上必要だとか、次亜塩素酸水は効かないとか効くとか…新型コロナが出てきてから結構経ちますが未だに何が正解なのかよくわかりませんね。

少なくとも効かないかも?っていう次亜塩素酸水は無しとして…アルコール系の除菌スプレーは70~75%程度が多いですかね。モノによっては70%以下とかも…。
※エタノールの場合、殺菌能力は70%程度が最も高いそうです。(濃いめの100%の方が効きそうですが、70%程度を超えると殺菌能力はむしろ下がっていくそうです)

ですので(?)、車好きらしく水抜き剤[IPA(イソプロピルアルコール)]で滅菌です。※防錆剤の入っていないIPA100%の製品を使用。

最初に触りそうな所を全部スプレーして殺菌処置しておきます。

殺菌能力的にはIPAはエタノールと同等と言われてますので、代用は問題ないはずです。…が、工業用アルコールなので推奨はしません。(マネして何かあっても知りませんよ)
※むしろアルコールがウィルスを殺す作用は脱脂性に起因するものなので、エタノールより脱脂作用の強いIPAの方が効くのではないかと?(コロナウィルスはインフルエンザウィルス等と同じエンベローブウィルス)

消毒用として医薬品の試験を通っているものではありませんから。(工業用アルコールはその分安いんですよ)
※IPAはエタノ-ルより毒性が強く、脱脂能力が高いので基本的には手指消毒には使わない事。ドアノブや机などの消毒に留めましょう。(手荒れの原因になります)

ちなみに医薬関係者(メーカー等)に工業用アルコ-ルを殺菌用に使っても平気ですか?なんて質問しないように!!

認可してないものを「使えます」なんて回答する人はいませんからね。

法的責任のある立場の人が未認可のものを使えます。なんて言ったら最悪法律で罰せられます。



さて、ミニッツの話のはずがすっかり殺菌の話になってますね。

今回の参戦メンバーは私、A氏、M氏(2回目)、Y君(初参戦)の4名。




開催地はいつものエコキャンプみちのくのコテージ。

コースマットは30x30cmのサイズを使用していましたが、今回は60x60cmの大判サイズに変更です。

継ぎ目が少なくなって設営が楽になり、段差が減った分だいぶ走りやすくなりました。

が、弊害として持ち運びがでかくて不便に…(爆)

少なくとも常識的に考えてクーペに積むボリュームではなかった…。86(穹)のトランクスルーが優秀だったおかげで何とか乗りましたが。


ちなみに初参戦のY君。レディセット(車両とプロポのセット)を買って参戦だったのですが、プロポが初期不良なのかマシンが真っすぐ走らず…(調整機能で調整外)

A師匠のシャシ-とプロポを借り受けてそれにボディを付けての変則(?)参戦となりました(笑)

しかし、ミニッツを作っている京商がなぜかプロポの電波方式をコロコロと変更する所為で、昔のと今のではプロポに互換性がないという…。

合宿開始当時からのメンバーである、私やA氏のはASFという電波方式なのに対し、現在販売されているミニッツはFHSという電波方式。

なので、私はマシンは複数台あれどそれらを動かせるプロポは一つしかない。

A氏は別売の高性能プロポを使っていて、レディセット付属プロポが余っていたのでマシンとプロポをセットで貸出しできたので初参戦で見学という事態(爆)を回避できました。

マシンが壊れる事は想定して部品とかをもっていきますが、プロポの予備は中々準備しないですよね…。




夕食はすき焼きです。

毎回ですが食材をちょっと買いすぎますね(爆)




これからY君を立派なスナイパーに育てます(嘘)




使用マシンの集合写真…ってM氏マクラーレン(オレンジ)が居ないじゃないですか(爆)

私は今回、86のホワイトボディを空色に塗ってGTウィング自作のボディを投入しました。後期型が発売されておらず前期型ボディだったのが惜しい所。


○私の参戦マシン
・MR02 フェラーリ F599XX
・MR03VE マツダ 787B
・MR03 トヨタ 86(前期)
・MA015 (ドリフト) スバル インプレッサ(鷹目)

○A氏の参戦マシン
・MR03VE カルソニックGT-R
 ※なぜかモーターが回らず出走停止
・MA020VE エプソンHSV-10
・MR02 ポルシェ911 GT3 RS(赤)
・MA03F アバルト695アセットコルセ
 ※途中でフロントデフ空回りにより出走停止

○M氏の参戦マシン
・MR03 マクラーレン12C GT
 ※フロントナックル粉砕により部品交換

○Y君の参戦マシン
・MR03 ポルシェ911GT3 RS(シルバー)
 ※プロポ不良によりA氏シャシー使用



開始早々にトラブルもありましたが、皆無事に完走しました。

2011年からのんびり開催して今回で8回目。メンバーも少しづつ増えながらも、同時参加人数はなぜかいつも4名(狙っている訳ではない)。今の所、私とA氏が皆勤賞ですね。

今回も新型コロナの影響で開催が危ぶまれたりしましたが、何とか無事に開催できました。次はいつできるかな~。

Posted at 2020/09/26 19:31:04 | トラックバック(0) | その他イロイロ | 日記
2020年09月21日 イイね!

強化エンジンマウント/強化ミッションマウントに交換しました。

強化エンジンマウント/強化ミッションマウントに交換しました。
今回は、強化エンジンマウント強化ミッションマウントです。

8月末のブログでエンジンの下回りを見ていたのはこの伏線でした。あれで分かった人はすごい。

GDBインプレッサの時も強化品にしていましたので、強化品だとどんな効果があるのかは承知の品な訳です。

86/BRZは以前バルブスプリングのリコール(2012~2013年式)があり、エンジンを降ろす必要がある作業だった為、折角エンジン降ろすなら一緒にTRD強化マウントに…って交換した人も多いのではないでしょうか。

そう。「折角エンジンを降ろすなら」っていう位置にある部品なんですよ(笑)

なので、基本的には自主作業はオススメしません。正規の手段であればエンジンを吊って作業するべきものですので…。

まぁ…私は自分でやるのですけど…(爆)

整備手帳



まずはエンジンマウントから見てみましょう。




エンジンマウントもミッションマウントも物はMEGAN RACINGって所のヤツです。

TRDは使っている人が多いようなので、あえて避けます。

MEGAN RACING製はブラケットがアルミで出来ており、ゴムの硬度が硬いものになっている強化エンジンマウントになります。

※TRDは純正準拠でゴムの硬度だけ硬いらしい。ブラケットは樹脂製。


まぁ、こんな製品写真だけでは面白くないですよね?









はい。GDB-F純正エンジンマウントとの比較です(笑)

EJ20FA20…エンジンは違えど、マウントは殆ど一緒です。
※EJ20には写真の液封マウントと、ただのゴムマウントの2パターンがあります。(取付寸法は一緒)

違うのは、86用はボルトの通る所が一か所かさ上げしてある事と、遮熱板用の突起の角度が違う事。




突起の角度が違くても86用マウントにGDB用遮熱板は普通に付きます。




こちらはミッションマウントの比較。…まぁ意味ないですね。

ミッションは全く物が違うので。(86:アイシン製。GDB:スバル製)




作業方法の詳細は整備手帳の方で。

86(穹)のエンジンマウントはこんな所にあります。※写真はエキマニを外した状態

オイルパンの左右少し後方に2つあります。





後ろ側から見ると、こんな所…。

エンジンマウントのすぐ後方にはステアリングラックがあり、非常にアクセスしにくいですね。

※とはいえGDBインプレッサよりは遥かにマシですが…。




外したエキマニ様。

タービンサポートパイプやサブフレームの脱着も必要だったGDBインプレッサと比べると大分楽でしたね。

エキマニは第一触媒があり、その前後にセンサーが付いてます。




フランジから第一触媒を覗いてみるとこんな感じ。当たり前ですが普通の触媒ですね。



さぁエキマニ外したついでに要らない情報を載せていきますよ(笑)
↓↓↓



GDBインプレッサのエキマニ(TOMEI)との比較。インプレッサは第一触媒はありません。




FA20とEJ20ですが、フランジの形は同一。もちろんガスケットも同じです。




高さは86用の方が低いですね。

86(穹)はそれだけエンジン搭載位置が低くて下に余裕がないという事か…。




お手合わせしてみると、フランジ位置もぴったり同じです。

ということはEJ20用をFA20に「とりあえず付けてみる」事はできますね。高さが違うのでアンダーカバーが付けられないかもしれませんが。

まぁ、それ以前にエキマニの出口フランジの形状が違うので、マフラーまで辿り付けませんけど(爆)

※GDBはツインスクロールタービン用で2穴パイプ。86はタービン無しなので1穴パイプです。



さて、マウントに戻って…




当て木を使ってジャッキアップしてエンジンを持ち上げて、マウントを交換しています。

油圧ジャッキもいいですけど、上げ下げの微調整が利くパンタジャッキを使用しています。



では、気になる?世代跨ぎの純正品比較です。
↓↓↓






左:GDB純正 、 右:86純正

まぁMEGAN RACING製と比べたのと同じ違いですね。




左:GDB純正 、 右:86純正

ちなみに遮熱板も若干違いがありますが、GDB用は穴が長穴になってます。




この長穴がちょっとしたもので、長穴の方がマウントに遮熱板を取り付け易いんです。

86用は単穴なので、遮熱板がマウントの突起に引っかかって上手く入らない。

しかし、遮熱板を突起側に被せてからだとボルトが穴を通らない(爆)。だからGDBは長穴なんですよ。




面倒になってきたので、強化マウントにはGDB用の遮熱板を採用しました。




GDB用の遮熱板はそこにあるのが当たり前のように問題なく付きます(爆)

流石スバル車…エンジンが変わってもブレませんね(爆)

左右ともエンジンマウントを交換したら、このままミッションマウントも変えちゃいます。




ブラケットを外してミッションマウントを外していきます。




外したブラケットには手の込んだSUBARU」が。

なんと浮き文字で、穴の曲面に沿わせて配置してあります(笑)

しかも、取り付けるとここ、見えなくなるんです。。。




上:MEGAN RACINMG
下:純正

純正は空洞が多く、手で触ってもぐにゃぐにゃ動くくらい柔らかいものです。

特に前後方向(ピッチング方向)が柔らかすぎ、有って無いようなレベルです。




強化ミッションマウントを取り付け。

エンジンマウントと反して、非常に簡単です。




エンジンマウントとミッションマウントを交換できました。

あとはエキマニなど、外したものの復旧をして完了です。



さて、需要が有るか無いかわからないけど流用情報のデータです。
↓↓↓





GDB用にはなくて86用にはある、エンジンマウントの突起物

86/BRZにGDB用(~VAB用)のマウントを流用したい場合、この突起の代わりを準備する必要があります。

エンジンとマウントの隙間を埋める為の突起ですので、サイズ(高さ)の合うカラーなどを用意すれば使用できるでしょう。

突起の高さは17mm、幅は23mm、穴径は12mmでした。

インプレッサのエンジンマウントをどうしても使いたい!!って方は参考にして頂ければ。

…なんて言って自分の為のデータだったのですが…。GDBインプレッサで使用していたロワードエンジンマウンティングキット。(エンジンマウントの位置を下げる)これを86(穹)にも使えないか?ってデータ取りだったんです。

マウントが同一であれば、ロワードエンジンマウンティングキット(インプレッサのマウント使用)も使える見込みがある。




しかし、次の問題でエンジンを下げる余裕があるのか?って所を言っちゃうと、あんまりない。

純正マウントの時点での写真ですが、フロントメンバ-とミッション(フライホイールカバー)のクリアランスがこの程度。




指1本分しかないので、エンジン/ミッションがピッチングした時のクリアランスを考慮すると、下げるのはちょっと難しいかな。と。

まぁ、メーカー純正でエンジンをギリギリまで低くマウントしているのだと思えば、攻める余裕はないのかなと。

実際、エンジン位置を下げていた私のGDBインプレッサと比べても86(穹)のエンジン位置はとんでもなく低いですからね。




さて、あとは強化マウントに交換した感想でも。


まず、エンジンの揺れは少し小さくなりました。(エンジンルームの動画を撮って確認)

しかし思ったよりも強化マウントにした事での揺れの減少は小さかった気がします。というのも、そもそも純正マウントの時の揺れがそんなに大きくなかったんですよね。

GDBインプレッサは純正マウントで結構大きく揺れていたので、強化マウントにしたらすごい揺れが減った感があったのです。

GDBと86(穹)を強化マウント同士で比べると、まあ同じくらいの揺れかな。って所なので、こんなものでしょう。


しかし、エンジンの揺れの変化は小さかったくせに、エンジンの音がすごく車内に入ってくるようになりました。

始動やアイドリングの時点で明らかに交換前より煩いです。

始動させると今まで「きゅきゅきゅ、ぶぉん。ぶーーー…」だったのが「ギュギュギュ、ゴゥン!ゴゴゴ…」と地鳴りのような始動音になりました(爆)

そしてエアコンのマグネットクラッチが繋がる音と負荷変動(振動)がはっきりとわかる(爆)

GDBインプレッサの時より明らかに煩くなりましたね。これが14年分のフレーム性能の差か…。

…というか純正のミッションマウントってめちゃめちゃ静音志向の設計だったのでは??それを強化マウントにしたもんだからモロにドライバーの真横からエンジンの音と振動を車内へ届けてくれるように…。


しかし、走行フィールは向上しましたね。マウント交換なのにエンジン回転数の車速への伝達レスポンスが上がった…。

①アクセルを開けて→②回転数が上がって→③車体が前に押されて…。って流れの②→③のタイムラグが減りました。

これはミッションマウントの影響でしょう。

おそらく純正ミッションマウントはピッチング方向(前後方向)の振れ止め効果が薄くて加速時にマウントが歪み、力が吸収される事でワンテンポ遅れるのかと。

そういえば、GDBインプレッサはピッチングストッパーが普通に付いてましたね……。外して乗った事はなかったからどれくらいの効果があるのか試した事は無かったですが、多分今回と同じ感触になったのかも。


あとは、これが一番の目的だったのですが、加速中のシフトアップのレスポンス向上です。

エンジンが揺れるとシフトアップ時のギアが入るのが遅れてシフトアップが遅くなります。(コンマ何秒とかの世界ですが、それが意外と大きい)

強化マウントにすることで、シフトアップがさくさく出来るようになります。

街乗り程度では恩恵を感じませんが、ガンガン加速したい時はホントにコレが効きます。皆さん86/BRZってフル加速するときシフトアップ待ち長くないですか??シフトレバーを押し込んでるのにギアがすぐには入らない、あのもどかしさ。ほんのちょっとが長く感じるんですよ。



という事で、強化エンジンマウント/強化ミッションマウントへの交換でした。

メリットデメリット両方のある部品ですので採用する場合は良く検討しましょう。…基本的に快適仕様には向かない部品ですよ。


86(穹)は良くも悪くも万人向けのセッティング。シャシーの剛性は良くても、いろんなゴム部品の部分でぐんにゃりとした感触が随所にある車です。強化マウントはそれをビシっと変化させてくれるのでオススメです。なにせエンジン/ミッションという大物に影響を与える部品ですからね。

……しかし86(穹)はホントにGDBインプレッサの知識で弄れる車ですね。。。

Posted at 2020/09/21 21:02:03 | トラックバック(0) | 86(穹) | 日記
2020年09月14日 イイね!

GDB用プロジェクトμ SCR-PROを整備

GDB用プロジェクトμ SCR-PROを整備
こそこそと少しづつ進めている事があります。

少し前にちらっとブログでお見せしましたが、GDBインプレッサで使用していたプロジェクトμの2ピースローターSCR-PRO

これの整備をしてます。

インプレッサを手放すときに「これは…」と思って取り外して手元に置いておいた品なのですが…。

「これは…」の意味は最後の方で。




2ピースローターなので、ディスクとハウジングを分離できます。プロμカラーの緑色のアルマイト処理が特徴ですね。

しかし結構長い事使用していて、取り付けたのは2013年7月。…7年も前ですね。

とはいえディスクの減りはまだ使用限界ではなく、スリットもしっかり残ってます。

これを綺麗に整備していこうかと。




綺麗にと言っても主にハウジングの部分ですけどね。ディスクは消耗品ですし、錆びててもブレーキかければ落ちますので。




裏面がハブ側の錆びを貰ってまっ茶色です。(左側)

で、とりあえず水と真鍮ブラシで落とせるだけ落としてみました。(右が洗い済)




左が整備済。右が整備未。

ハウジングとディスクは1つ当たり10本のボルトで留まっており、合計40本のボルトナットがあります。

ボルトナットは新品を買っても良かったのですが、1ローター分で\3000するので整備する事に。

錆をワイヤ-ブラシで落とし、緩み止め剤(オレンジのやつ)をタップとダイスで全部落としていきます。




ハウジングの洗っても落ちない汚れを#600パーパーで落としていきます。

これは塗装前の足付けを兼ねてます。




左がペーパー掛け後、右が洗いのみ。

汚れの酷かった裏面で比較。

アルマイト層に浸食してしまっている部分もあるので完全には落とせませんでしたが、塗装するのでほどほどで止めます。




4枚ともペ-パー掛けしたら塗装に入ります。

使用する塗料はソフト99の耐熱ペイント。600℃まで耐えられる耐熱塗料です。




チタンカラ-で塗ってみました。

この写真だとただのシルバーに見えますね。

耐熱塗料なので自然乾燥のあと、焼き付けが必要です。取説には150℃で1時間と書かれています。




ハウジングを焼く設備なんてないのであり合わせでいきます。

とりあえず、ハウジングをかけておくスタンドを作ります。2枚置けるので2枚づつ焼き付けしていきます。




塗装したハウジングをスタンドにセットするとこんな感じ。

で、左に見えてますが…




普段は駐車場のゴミ箱に使用しているペール缶様にIN!!

ヒートガンで加熱します。 HI 550℃のパワーでどこまで温度を上げられるか!?




温度を測ってみると、高い所で約140℃低い所だと120℃程度の所も…。

まあ金属であるペール缶本体を保温もせずに加熱しても放熱分がかなりあるのは仕方がない。

まあ120℃以上をキープできていれば焼き付けには問題ないでしょう。温度の分は長めに2時間キープでいきます。


※勘違いしている人もいるので注意
①耐熱塗料ではない普通の塗料でも焼き付けを行うと丈夫になると思っている方。
→耐熱塗料は熱を加える事で重合反応で硬化する塗料なので焼き付けが必要です。
→普通の塗料は重合反応しないので、いくら熱を加えても意味がありません。

②ハウジングやキャリパーを耐熱塗料で塗って実走行で熱を掛けたつもりになっている方。
→焼き付けに必要な温度に到達させ、尚且つその温度を規定時間維持している事は非常に困難です。
→きちんと温度と時間を管理できる状態で焼き付けを行いましょう。




2x2時間かけて、4枚とも焼き付け完了。




チタンカラー…ただのシルバーとは少し違う色味でなかなか渋い色になった気がします。




ハウジングとディスクを組み付けます。フロントは簡単。




リアはPブレーキ用のドラムブレーキ付きなので、ハウジングを叩いて嵌め込みます。

塗装をしてしまっている分きつくなっているので、ハウジングだけヒートガンで加熱して焼き嵌めの要領で嵌めました。

嵌めたらボルトナットで固定します。(ボルトナットはきちんと緩み止め剤を塗布して締めましょう)




4枚とも合体完了です。

明るい緑色からチタンカラーになって一気に違う雰囲気になりましたね。



さて、これでとりあえずSCR-PROの整備は完了です。

では、なぜ今86(穹)に乗っている私がGDBインプレッサ用の2ピースローターSCR-PROを綺麗に整備しているのかという話です。


まぁ、お察しかもしれませんが…


このSCR-PROを86(穹)に取り付けようと思ってます。


はい。アホですよね(笑)

インプレッサ同士なら世代を跨いで互換性があるのは周知の事かと思いますが、車種を超えようかと(爆)

86(穹)に乗り換える時からどこまでGDBインプレッサと互換性があるかな?って色々考えてました。

同じスバル車ですし、似ている部分が多くあるので。
※しかし、86(穹)はスバルとトヨタの部品と設計が混在する特異車両でもある…。

品番という点で見れば、フロント用SCR-PROはGDBインプレッサと86/BRZは同じ品番なんです。
・品番:GPRF058

つまり、フロントはそのまま流用できる。

問題はリアで、こちらは品番が違います。
   GDB:GPRF059
GRB/VAB:GPRF060
   86/BRZ:GPRF061

困ったことにインプレッサでも年代で品番が違うという。

もうちょい細かく見ると…交換用ディスクの品番はGDB~VAB、86/BRZですべて品番:GF059R/Lです。
   GDB:GF059R/L
GRB/VAB:GF059R/L
   86/BRZ:GF059R/L


ハウジングのみ単品で見ると
   GDB:BHF059
GRB/VAB:BHF060
   86/BRZ:BHF061

つまりディスク部分は共通で、ハウジングが違うという。

じゃあ、ダメじゃ~ん。   ってなるのが普通なのでしょうが…。

なまじ長い事インプレッサを弄ってません。こいつらで何が違うのか?って事に心当たりがあります。


それはPCDです。

   GDB:100 or 114.3
GRB/VAB:114.3
   86/BRZ:100

こういう関係なんですね。

GDBインプレッサはA~D型はPCD100でE型からPCD114.3になりました。(私はGDB-Fだったので114.3だった)

なので、私の持っているGDB用のハウジング(BHF059)は100と114.3の両方の穴(10穴)があるタイプなんです。

GDBの次のモデルであるGRB以降は114.3を継続しており、100のモデルは存在しません。なのでプロμもPCD114.3専用をラインナップ(※)。

※恐らくGDB用でも使用可能ですが、今後の事を考えて共有化せず別品にしたのかと。(製品の穴を開ける数が倍違うのでコストに影響する。どうせ受注生産なら穴の数は車種専用でいい)
※GDBは後述する不具合があったので、GRB用以降はおそらく対策品です。

なのでGRB/VAB用のハウジング(BHF060)は114.3の穴(5穴)しかありません。

対して86/BRZはPCD100専用です。なのでハウジング(BHF061)は100の穴(5穴)しかありません。


まとめると、

    GDB用→100、114.3両対応
GRB/VAB用→114.3専用
   86/BRZ用→100専用

こういう関係だろうと推測できます。

つまり、GDB用はGRB/VAB、86/BRZすべてに対応している。…筈

しかしこれでは推測の域を出ません。なので86(穹)が納車されてからこっそりとSCR-PROと86(穹)の純正ローターのサイズを計ってました。




結果はSCR-PROの方がハウジングの肉厚が1mm厚く、全高が2mm高い。ディスクの肉厚が2mm厚い。ディスク径290→316mm。

外寸的な影響でいうとホイールが1mm外へ出る、ディスク面が1mm内側へオフセットする事になる。

GDBインプレッサも「ホイールが1mm外へ出ます」というのは表記されていたし、バックプレートに干渉してハウジングのボルトが削れる(爆)という不具合もあったのでディスクが内側へオフセットするのも元々そうなのでしょう。

なお、不具合の対策でGRB以降はおそらくハウジングは対策品です。

   GDB:GPRF059→全高67.0mm(実測66.5mm)
GRB/VAB:GPRF060→全高64.0mm
   86/BRZ:GPRF061→全高64.0mm

全高がGDBとそれ以降で製品情報では3mm違います。86(穹)のローターとの実測では2mm差でしたが。

おそらく干渉しないように、高さを低くしてあるのでしょう。(実物を見ていないので断定はしません)

とはいえ、GDBとGRBで構造差はないのでGDBに使えればGRBにも使える筈です。(バックプレートに干渉しないように対策は必要ですが)

ちなみに86/BRZにGRBリアブレンボキャリパー&ディスク(PCD100加工)を流用するケースもありますので、GRBと86/BRZの違いはPCDのみ。

つまりはPCDを除外すれば[ GDB = GRB/VAB = 86/BRZ ]とみていい。


という事で、寸法的には問題なし。

GDB用(GPRF059)と86/BRZ用(GPRF061)の違いは、「上記不具合の対応がされているかどうか」「PCD穴」でしょう。



さて、後の問題はローターが純正より大きいのでバックプレートにぶつかって取り付けられない事。(リアのみ)

これはバックプレートを一部カットすることで対応できます。

そして一番の問題は私の86(穹)は片押しキャリパーだという事。


SCR-PROはディスク面の厚さが純正ディスクよりも厚いので、片押しキャリパーは入らない。

つまり、このSCR-PROを使いたければキャリパー交換な訳です(爆)



まぁ…そういう事ですよ。あとは言わずともわかりますね。

という事で乞うご期待!?

Posted at 2020/09/14 20:58:58 | トラックバック(0) | 86(穹) | 日記
2020年09月06日 イイね!

タワーバー付けてみました+ようやく届いたギアオイル

タワーバー付けてみました+ようやく届いたギアオイル
今回はストラットタワーバーの取り付けです。

前車GDBインプレッサには最初から付いていましたが、86(穹)は非装着。

代わりに純正で斜めのバーが2本付いてます。





いろんな名前があって正式名称が何なのか良く分かりませんが「Vバー」って呼び方が一番しっくりきますかね。

※STIはフレキシブルVバーって商品名で出してるので。

86(穹)は最近の車だしフレームの剛性もGDBインプレッサの時代よりも上がっています。(GDBインプレッサもかなり高剛性な車でしたが)

はっきり言ってタワーバーが必要か?って言われると、無くてもいいんじゃない?って私は思ってるのですけど(笑)

サスをサーキット用にしたりハイグリップタイヤ履かせたりして負荷掛ける乗り方(セッティング)してるのならあった方がいいかもですが。


なんて言いながらタワーバーを付けようとしているのは、単なる見た目の問題です(爆)

何と言うか…エンジンルームの見た目が物足りない(笑)

GDBインプレッサのぎっしり詰まったエンジンルームを見慣れていると、86(穹)のエンジンルームは物が少ないというか…。

タワーバーでも付けたら少し華やかになるかなと。そんなに高いものでもないですし。




で、クスコのタワーバー(BCS付)を購入。アルミパイプにカーボンが巻いてあるアルカーボンというモデルをチョイスです。

クスコ製品ならブラケットは定番の青色かと思いきや、アルカーボンモデルはチタンカラー(材質はスチール)という。

おとなしめなカラーですが、空色のボディカラーにクスコのザ・青色って色は悪目立ちしそうなので私には都合がよかったです。

WRブルーの車にはクスコの青色は丁度良いんですけどね。




取り付けはアッパーマウントに共締めなので特に難しい事はなく。

BCS(ブレーキシリンダーストッパー)がブラケット一体式で付いてます。

ブレ-キマスターシリンダーを抑えるようにボルト位置を調整してセットします。

シリンダーに当てるカラーはなぜか青色ではなく赤色が付属します。ここくらいクスコらしく青色でもいいのでは…?

ボルトは普通のユニクロ(亜鉛メッキ+クロメート処理)ですね。こういうものってステンレスボルトに交換したくなる所ですが…ブラケットがスチールなのでステンレスはやめときます。

〇電触(異種金属接触腐食)の関係
→ユニクロとスチールだとユニクロ側(亜鉛)が腐食する=ボルトは簡単に交換できる。
→ステンレスとスチールだとスチール側が腐食する=ブラケット交換になる。

なんでもかんでもボルトをステンレスに差し替えたくなる人って偶にいますが、ボルトナットの材質選定って色々意味があるんですよ。

ボルトが錆びないようにとステンレスボルトに交換したら、鉄製のメネジ側が腐食してダメになったりします。

ボルトは簡単に交換できますがメネジ側は交換できない事が多いので注意したい所ですね。

また、鉄とステンレスのそれぞれの特性の違いにも気を使いたい。鉄<ステンレスって考えている人が存外多いので…。

ステンレスは鉄に対して単純な上位素材ではありません。適材適所使い分けましょう。




話が脱線しました(笑)

という事でタワーバ-取り付け完了です。

派手さはないですが、タワーバーの存在感はしっかりあります。

こうして遠目な写真だとカーボンっぽさも見え難いですが、肉眼では丁度良い感じに主張してくれてます。



タワーバーを付けて乗ってみた感想ですが…


ブレーキが前より利くようになりました。今まで通りに踏むとカックンブレーキ気味になる時が(爆)

後期86はブレーキの踏力がバーグラフで見れるのですが、同じ踏み方でも前より力が伝わっている事を確認できます。

という事はマスターシリンダー付近の歪みで結構力が逃げていたんですね。

86(穹)はハードブレーキング時の制動力はGDBインプレッサ()に及ばないけど常用域でのコントロール性は良いなぁという評価でしたが、これなら結構改善しそうですね。(ハードブレーキングはまだ試してません)

※ブレンボキャリパー + 2ピーススリットローター + セミメタリックパッド(セラミックカーボンメタル)だったインプレッサと比べるのもナンセンスですが(笑)


はい、タワーバーの感想以上。

え?

タワーバーの感想じゃないって?

確かに。

タワーバーね…うん。はい。




車に乗りこんだだけで剛性が上がっている事に気が付きました。
これはすごいです。まるで別の車に乗り込んだかのように錯覚します。
駐車場から車を発進させ、タイヤが一回転しただけで路面の凹凸がはっきりとわかるくらいにサスペンションが仕事をしている事を実感します。
国道に出るとタワ-バーの効果がよりはっきりと現れます。車の直進安定性が向上しました。ハンドルを握っていなくても車がブレなく真っすぐ走っていくのです。
そしてコーナ-でステアリングを切った瞬間、この車は別の車になったんだと確信しました。まるでロールケージを組んだレーシングカーのように車体がまったくよれる事なく曲がっていくのです。
路面からのインフォメーションも鮮明になり、タイヤのグリップを最大限に使って走る事が可能になりました。
ステアリングを切るのが楽しいです。まさにオンザレール。狙ったラインに狙った通りに車が進んでいきます。

そしてこれは全くの予想外でした。なんとブレーキの性能まで上がっていたのです。
これは恐らく今までサスペンションが上手く仕事をできていなかったのが剛性が上がった事で仕事が出来るようになり限界までブレーキを使えるようになったのでしょう。
ブレーキのタッチも向上し精密なコントロール性を得られました。体感ですが制動距離は10%は縮まったのではないでしょうか。

また剛性が上がったからか、エンジンの音も静かになったような気がします。86はスポーツカーですが、まるで高級外車に乗っているかのような静寂に包まれます。
タワーバーは取り付けると振動が増える場合があるとの事でしたが、まったくの逆でした。振動は微塵も感じられないどころか体感で30%くらいは減ったと思います。これは水平対向エンジンを積む86だからかもしれません。
そして振動と一緒にロードノイズも減りました。今までは走行中はゴーとタイヤがアスファルトを叩く音が聞こえていましたが、半分くらいの音量でサーという音に変わりました。
安物タイヤから高級タイヤに変えたかのような変化に驚きです。

更にリッター0.5km程度ですが燃費も向上しました。剛性が上がり車が本来の性能を発揮できるようになったのでしょう。
まだタワーバーを取り付けたばかりなので、これから更に燃費は良くなり正確な値が出ることでしょう。

スピードを上げていくと空気抵抗が減った事を感じます。おそらく剛性が上がったことで車体がブレなくなり余計な抵抗を生まなくなったのでしょう。
憶測ですがストラット上部をタワーバーで繋いだ事でボディ左右で不均一になっていた静電気が除電されボディの抵抗が減った事も推測されます。よく分かりませんがアルミテープと同じ理論だと思います。

タワーバー1つでこんなに良い事があるなんて思いもしませんでした。もっと早く付けておけばよかったです。



    ・

    ・

    ・

これくらい褒めておけばOK??

まぁ流石に嘘です(笑)。こんな効果があったらすごいですね。



まじめに書くと、左右輪で違うギャップを拾った時の動きが気持ち大きくなった…ような気がします。

コーナリングでの剛性感は…上がった分かりません(爆)


って言うのが正直な所(爆)

プラシーボ効果なしで公道走って評価したらこんなもんですよ。元々Vバーも付いてますし。

多くの方が効果に期待して過大評価を付けがちですが、タワーバーの効果なんてそんなに分かりますかね?(古い車を除いて)

タワーバーなんかは結構メジャーなもので「効果はコレ」ってはっきり言われてしまっているから、皆「きっとこの効果がある」「効果がある気がする」で物を判断しがちになっているのだと思うのです。

私の場合は逆にプラシーボ効果を意識しすぎてる面もあるので、それはそれで問題アリ…なのかもしれませんが。

できるだけ公表されている内容や一般論だけに囚われず、何が変わった?どうして変わった?って色々な知識を使って正確に判断するようには努めてますが…。




さて、今回のタワーバー取り付けはあくまでファッション要素だったので、効果云々はオマケ程度でしかありません。

その中で効果があったなと間違いなく言えるのはBCS(ブレーキシリンダーストッパー)でした。

…タワーバー本体ではなく付随要素ですが。

ブレーキマスターシリンダー(もとい取付されているバルクヘッド)の歪みを抑える部品ですが、ブレーキの限界(性能)を上げるものではありません。あくまでブレーキタッチをカッチリさせるというもの。

別にBCSが無くてもブレーキペダルを強く踏めば、BCS付きと同じだけの踏力がブレーキに掛けられ制動力を出せます。

このあたりは感触の好みの差ですので、各々好きなようにすれば良いかと思います。

BCS単体でも売ってたりしますので、タワーバーを丸ごと買わずともBCSを取り付ける事も可能ですから気になったら試してみるのもアリかと思います。






~~おまけ~~

おまけと言いつつタワーバー取付けよりも手間のかかるミッション & リアデフのオイル交換




入れるのはいつものRG8090R

ネットで注文したら1ヵ月待たされた挙句「メーカー欠品中・次回納期未定」でキャンセルを食らったという無駄なプロセスを踏んでます(爆)

で、店頭在庫ありの所に発注して購入したらすぐに届きました(爆)

WAKOSさんRG8090R廃盤にする訳じゃないですよね……。




ミッションは結構車両の奥まった所(中央寄り)にあるので、GDBインプレッサよりも作業性がちょっと悪いです。2柱リフト欲しい…。

ドレンボルトを外すのにドレンプラグリムーバーがあるとちょっとだけ便利です。

プラグを外した時にドバっと出てきたオイルで手汚す心配をしなくてよくなります。




オイルの補給は本当はオイルサクションガンで車両下から入れますが、面倒なのでホースで上から入れてます。

難点はホ-スの太さが限られるので入っていくのに時間が掛かる事ですね。




リアデフはオイルサクションガンで入れます。

あっという間に入れられますが、使用後に洗うのが面倒なのであまり使いたい気にならない道具です。




抜いた廃油です。

左がリアデフ。右がミッション。

前回2月に交換していて7ヵ月、約9000km使用でこんな感じ。

RG8090Rはきちんと汚れてくれるオイルです。


これで先日行ったエンジンオイルと合わせてミッション/リアデフオイルの3種オイル交換が完了です。

Posted at 2020/09/06 20:34:28 | トラックバック(0) | 86(穹) | 日記

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