
今日はクルマレスで都内に所要。
用事を済ませるだけではつまらないので、ちょっとブラブラと都内をお散歩。
向かった先は
港区白金台にある
「東京都庭園美術館」。
2011年11月1日からリニューアルで2014年まで全面休館し、その前の
10月末まで期間限定で建物を一般公開しています。
普段は美術館として使用されているので館内は全面撮影禁止です。
しかし、建物一般公開のこの期間に限り
撮影OKになります。
また、公開されない部屋なども
この期間に限り特別公開されます♪
東京都庭園美術館は 朝香宮[あさかのみや]邸として1933年(昭和8年)に建てられた建物です。
1983年(昭和58年)にそのまま美術館として一般公開されました。
この建物の室内装飾は当時、欧州で流行していた
アール・デコを全面に取り入れて建てられたことで有名です。
「アールデコ」とは1900年前半に流行った
「装飾美術」の様式を指しています。
名称は、1925年にパリで開かれた「装飾美術(アールデコラティブ)展覧会」に由来します。
「装飾美術」の対象は、特に室内、家具、食器、陶磁器、タペストリー、服飾など生活に直結するもの全般です。
アールデコのデザインは大量生産を意識した簡潔さと合理性を目指したものです。
具体的な特徴は、シンメトリーや反復を応用したパターン化された簡潔な幾何学模様。
また、色彩的には「赤と黒」。
博覧会で最も人気を集めたアーティストがココ・シャネルであったことからも、その特徴が伺えますね!
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能書はこのくらいにして、早速、中に入ってみましょう。
9時からの所用を済ませ、着いたのは10時過ぎ。
お天気が悪いにも関わらず、そこそこの人出。
人気があるんですね。
正面玄関を入って直ぐの床はタイルでモザイク模様が描かれ、いきなり「アールデコ」がお出迎え♪
入ってすぐに大広間。
大広間の隣の次間(つぎのま)には東京都庭園美術館の象徴と謳われている「香水塔」。
オレンジ色の壁に「香水塔」の白が映えますね。
この邸宅の特徴の一つになっている照明の数々の内、一部をご紹介。
これ以外にも色々なデザインの照明。
これを見るだけでもウットリ♪
邸宅を眺め回し、自分なりに「アールデコ」の特徴がより良く出ていると思われる画像を数点。
最後に、屋上の「ウインターガーデン」と名がついた温室。
この市松模様、まさしく「アールデコ」のモダニズムを具現化した装飾とのこと。
いやぁ、なかなか面白かったです。
でも、このような邸宅に住むと何だか疲れちゃうと思うのは、「庶民」の証拠。
やっぱり
畳でゴロリが理想です(爆)。
さて、時間はもうすぐお昼。
美術館の正門脇にある
「cafe 茶洒 kanetanaka 」で昼食しましょう。
ここは大正時代創業の老舗料亭、
「金田中」の和カフェです。
(続く)
Posted at 2011/10/16 19:41:02 | |
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