FIAT500が新しくなりました。
メーカーでは新型と言っていますが、その内容はマイナーチェンジ。
基本コンセプトはまったく変わらず、外観上はバンパーやライトの形状などが少し変わったのみ。
新旧の違いについてオーナ以外はパッと見わからないでしょうね。
しかし細かい点まで数えると、改良した箇所は1800箇所にも及ぶとか。年次改良があるとはいえ、8年経過したクルマですからね。
そんなFIAT500ですが、試乗会のチラシを見かけました。
前々からTwinAirとデュアロジックを味わいたかったのでので近所のディラーに。
ディーラーに着くと正面でFIAT500がお出迎え。
顔つき、愛嬌があり憎めないですよね。
お店に入って営業の方と一通り話をし、いざ試乗。
希望した車種はデュアロジックのTwinAirです。
デュアロジックとはトルコン式のオートマではなく、クラッチ式マニュアルのセミオートマ。電子制御式油圧作動機構がクラッチとシフトレバー操作を自動制御します。
TwinAirとは2気筒875ccのインタークーラー付ターボエンジン。
電子制御油圧式の吸気バルブコントロールシステム「マルチエア」を採用した「ツイン」=2気筒エンジンという意味です。
従来のスロットルバルブの代わりにインテークバルブを開閉することで吸気量を直接コントロールします。
さてさて能書きはさておき、いざ試乗。
エンジンをかけるとブルッと一呼吸あり、その後コトコトととぼけた味わいのあるエンジン音。
通常のオートマと違い、1速に入れてもアクセルペダルを踏まなければ車は動きません。
アクセルをゆっくり踏みはじめるとスムーズに発進します。
わずか900ccにも満たない排気量なのに、意外ときびきびと走りますね。
まずは
オートマモード。
通常のオートマ車のように運転すると変速ショックが大きめ。
しかしこの辺りでギアチェンジと思ったところでアクセルペダルを緩めるとそれに応えるようにすぐさま変速。
ふむふふ、なかなか賢いかも。
乗っているうちにだんだん操っている感が強くなり、面白くなってきました。
街乗りでスピードも出ていないのに感じるこの感覚。
気が付くとクルマを会話しながら運転している自分がいます。
マニュアルモードにするとかなりマニュアル車に近い感覚で運転ができますね。
最新技術の二気筒エンジンですが、その古めかしいエンジン音と振動。
昔懐かしい感覚がよみがえってきました。
これはこれでアリだなと思いましたが、隣の嫁さんはノーサンキューだそう。
マニュアルを味わった事がない人にに良さが伝わり辛いのかも知れませんね。
帰りには車検の予約でマイディーラへ。
ショールームには先日プレスリリースした
Cクラスクーペが飾られていました。
Webなどで画像を見た時はリアの造形に違和感がありましたが、実物ではなかなかいい感じです。
のびやかなルーフラインはクーペならでは。
この部分、クーペ好きにはたまりません。。。
しかし最近のメルセデスは顔つきなどデザインがクラスレス。
デザイン面でブランド・アイデンティティーを強めて行こうという趣旨。
わからないでもないのですが、逆にヒエラルキーが鼻に付くような感覚が芽生えます。
Sクーペの下のCクーペ…そう感じるデザインです。
車検の予約が済んで、駐車場で待っている我が愛車。
自分自身を主張しているその佇まいに
思わず頬が緩みます。
シートに座りスタートボタンを押すとすかさず唸る6リッターのエンジン音。
重めのアクセルを少しだけ強めに踏んで動き出す。
その加速感と路面感覚を腰に受けるといつもこう再認識。
当分手放せない、と。
Posted at 2016/03/28 10:12:38 | |
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