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令和と元号が変わったようです。
気になる人は調べてみて下さい!
ブッチャケ昭和から平成への元号変わるの見ているので、今回の方がお祭り気分満載だなと思う反面、西暦と元号の変換が大変になったなと。
昭和は63年で平成は30年、合わせて93年に令和の数字を足す・・・昭和19年って何年前?とか聞かれても即時答えられんゼヨ。
昭和の63から19引いて44に30足して令和の1を足す。
答えは75年前。
西暦だと2019年から1944年を引く。
変な区切りがないので間違いが発生しにくい(1や2の違いは発生するけど大きな違いが出にくい)ので。
私は大工仕事を尺貫法(○○尺○○寸○○分)で習ったのですが、これがね・・・
0寸の時にミスが発生しやすいんです。
5尺0寸4分とかってのが、口頭で言われると「5しゃく4ぶ」ってなると、大概5尺4寸で切ってしまい、そもそも大きくて入らない、余った端材も小さくなって使い回しが効かない・・・・ロス出しまくってしまう。
それがミリだと1527ミリ、あえて1メートル52センチ7ミリと切らず1527ミリと最小単位のまま全てを一つの長さで測ることで正確にカットが出来ます。
以前の尺貫法は日本家屋のモジュール的に丁度良い切れ方なのですが、作業単位での無駄を少なくするためにミリを使ってます。
ただし、モジュールは旧来の尺貫法を使う。
なので1尺は30センチ3ミリで柱の芯(関東間)でやるのですが、これがミリだと
303ミリとなります。
中には更にミスを少なくするために3尺を910ミリでやる所もありますし、板部材だと910ミリで裁断されれている事が多くありますが、909のモジュールで10コマあると910の部材をカット無しで使うと10コマ後には10ミリ、つまり1cmも狂いが出てしまいます。
逆に3尺が910みりだと1尺に裁断した時に3つ割りに数字上ならない(実際には1ミリの誤差は部材的に飲み込めるので不具合は出ないけど。)
なのでミリで尺貫法モジュールを使う場合は1尺303ミリ
3尺は909ミリ、6尺は1818ミリです。
これは板部材の定尺で、海外からの輸入品などは1820ミリx910ミリになってますが、距離が長くなるとだんだん1ミリずつ伸びが出てしまい、度が過ぎると下地から外れてしまうため、最初に大工さんが色々工夫して作業します。
その作業するのに尺貫法だと口頭や伝聞や紙に書いても0寸の時にミスの可能性が高く、同じ理由でセンチを使いません。
1枚や2枚切るだけなら寸やセンチでも良いのですが、10枚とか20枚とか、外壁だと120枚とか切る、更にお客さんから預かったお金で買った部材を加工する訳ですから、ミスの芽は最小限に。
ミスったら作業者が補填する訳ですから、1万越える数値でもミリで私は行ってます。
現にこれで採寸と切り位置の違うミスはほぼゼロまでになりました。
他にも板加工では払うべき配慮がありますが、それはまたいつか。
もう一点、尺貫法の1分は=3.03ミリ。
これより小さいメモリは1分の半分だけしかスケールメジャーには入ってません。
1分の半分は5厘。
厘(りん)で、更に小さいのは毛(もう)というのもありますが・・・せいぜい5厘までしか使いません、5厘は約1.5ミリ。
実用的に1分(約3ミリ)の1/2までが尺貫法で、1/3まで行けるのがミリ。
細かくなればその分遅くなる弊害が出ますが、精度とはそう言う部分。
なのでミリを使って作業しております。
私の最大は0.5ミリ単位まで使う場合があり、これは足回りの調整で使っていたので違和感なく。
私の代になるまで尺貫法が飛び交い、工作の精度がザルでミスの多い環境でした。
メモに書かれた405の切る長さ数字・・・が405ミリ(40cm5mm)なのか、4尺0寸5分(1m22cm7mm)なのか・・・過渡期では紙に書かれた405の正体を確認してから切ってましたw
話が脱線しましたが、基本的にミスを少なくするために変な切れ目を入れるより一発の物差しを使う方が良い、効率的と経験から思います。
西暦とか使わずに2020年あたりにUC(ユニバーサルセンチュリー)って西暦から新しい世界統一規格の元号を使ってくれたら嬉しいなと思います。
紀元前5000年位前をUC0年に設定して、来年あたりをUC7000年あたりに設定してくれると、年号のミスが減って効率的と考えます。
ま、どうでも良い戯れ言ブログになりましたw
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Posted at
2019/05/01 18:26:26