ふと思い出したのでww
確かマツダのRX-01が展示された頃・・・だったかな・・・・
三菱のHSR-5(だったっけか?)なんてのが花形だった頃。
東京モーターショーも幕張だった気がするが・・・・過去の記憶はサッパリじゃ。
(だから深く突っ込むなよ。)
丁度ラジエター屋さん、正直無名な所が出品していた真鍮製の2層ラジエターに目が止まり展示を見てました。
この頃はメーカーが出す「夢のようなプロトタイプ車」が花形で、三菱の奴は
「金属が粘土のように変形して、速度で垂直尾翼が出てくる」
とか、RX-01もロータリーでリッター21キロの驚異の燃費とか・・・だったかな・・・
夢を魅せる東京モーターショー、大好きでした!
が、この頃から部品出品のメーカーを回るのが好きで、一緒に行った友人達に集合場所と時間だけ決めて自由行動。
ほとんどの人が自動車メーカーに行くところ、私は部品コーナーを集中して回っていた・・・・今と変わらんなww
で、当時ラジエター屋の親父さんが展示を見ていた私に・・・・もちろん普通の服で営業にもならないのは即見て判断出来る格好だったのですが。
親父「おう、見て行ってね」
私 「はい、ラジエターも真鍮からアルミの時代になりましたね」
親父「ん~まあな、真鍮加工が得意だから先が心配だ・・・」
私 「けど、アルミは自己放熱できないから真鍮の方が渋滞の時とか安心ですよね~」
親父「そうなんだよ!!最近は軽くするようにして、容量増やして・・・だから新作の2層ラジエターだ、あんちゃん良くしってんな~」
私 「好きなんでね~、この間も渋滞でオーバーヒートしかけたし、軽いのは魅力だけど一般道での渋滞には真鍮ですよね~」
親父「もっとみんなに真鍮を広めてくれよ~」
なんて会話したのを思い出したww
当時は環8井荻がまだ踏み切り。
石神井公園も踏み切り。
立体交差が環7以内だけの踏み切り渋滞地獄の東京
本当に万が一のトラブルでオーバーヒートがあり得る交通事情。
当時はWEBがパンデミック前で、もっぱら雑誌が情報の主流。
そんな中で
「宣伝してくれ・・・・」
とか言われても打つ手無いよ、親父さんw
あれから数十年!!(きみまろ風)
私のブログが月間のべ2万の御アクセス頂くようになったので宣伝しておくね!
「真鍮製のラジエター、大渋滞の万が一には良いよ!」
これで長い間忘れていた約束を一つ果たした。
ただし今となっては正しいかどうか不明ですがw。
理由はファンの性能アップ、アルミラジエターのフィン形状の進化など純正搭載でも十分な性能が得られるとなると、重い真鍮を使うより、値段も性能も良いと思われるから。
素材の値段はアルミと真鍮の1キロあたりの買取値段。
自己放熱に関しては、「万が一ラジエターファン・ファンリレー・電源が失われて渋滞に掴まったとしても最低限の熱交換がされる」というのが金属の性質でおこなわれる優位性。
けど今の車はチェックランプやセンサーの監視が凄いので、そうなる前に車が不調警告と、警告無視するとエンジン不調を意図的に起こす。
つまり、金属の性質に頼るような緊急事態になる前にディーラー持っていけってなるシステム。
そしたら軽くて燃費に効くアルミが、素材の安さと合わせて純正採用される。
ごめん親父さん、時代が変わってたわ。。。
ひょっとしたら今だと自己放熱できるアルミがあるかも知れないし。
どうしても真鍮なら、走行中にファンリレーをぶっ飛ばす私のビートくらいかもしれない。
なのですっかり忘れていたが、一応約束は約束、ちゃんと守ったからね!(手遅れかも知れないけど)
なんでこんな昔話思い出したかっていうと、最近また勢いが戻りつつあるという話の
「ブレーキキャリパーカバー」
カバー本体がアルミだったとしても、カバーという形状でキャリパー本体の風による冷却を阻害。
熱伝導率も密着していないから期待できないし、密着は熱伝導グリス使うレベルまで密着じゃないと放熱の助けにならない・・・・のに接着剤で固定という。。
「キャリパーの熱」が逃げないと、沸騰からの気泡発生でフェードとか発生する時間が早まる訳です。
カバーでキャリパーへの風の当たりを阻害するとかあり得ない。
走行風がない状態(停車)になると冷却には一切寄与しないどころか保温する。
キャリパーカバーは
「キャリパー本来の性能を保熱で損なう危険なカバー」
と言えると思います。
もちろんファンも付いていないし。
作る人、売る人、大概と思いますが、買う人も「残念」と思う話し。
たとえ、カバーがどんな形状でどんな刻印がされていたとして、それが有名部品メーカーのオマージュだったとしても
「ブレーキ効かない大事故の発生源」
になるので、やめた方が良いと思います。
別に某有名メーカーのロゴが悪用されようが私は知りませんが、このカバーが危険なのはブログに書くほどです。
峠とかロングドライブとかカバー付けては絶対やっちゃダメと思います。
まあ一般道を制限速度厳守、峠の下りを走らない、そもそも30キロメートル以下の走行距離に限定すれば、カバー付いても問題ないとは思いますが、長距離走れない、峠を越えられない車の存在ってどうなんでしょうね。
補足
真鍮ラジエター、優位性があるとしたら風が当たりにくい環境下での運用がある場合と思います。
それはMR車のように後ろエンジンで後ろにラジエターがある場合。
ただ、ビート含めるほとんどの車は水管長くしてフロントにラジエターがあります。
次にフロントにラジエターがあるのに風が入って来にくい場合。
これはドリフトやジムカーナなど、低速で車速は低いのにエンジンだけは高回転の場合。
開口方向が進行方向と違うなどの場合があり得ます。
もちろんファン性能が高く、なっていれば熱交換効率が高いアルミの方が終局有利と思われるので何とも。
重機など移動せずにエンジンを回す機械。
重機ならパワーも十分、真鍮の重さだって気にしない。
結局燃費や速度を無視できるエンジンには効率が悪くても風の当たりが悪くても熱交換が行われるのが有利なんでしょうね・・・・
乗用車の用途が少なくなっても、ちゃんと生き残る真鍮ラジエターでした!
軽量化も進んでいるようなので、オーバーヒートがあり得る人は良いかもしれませんね。