なんと第3弾w
これで終了です!
同じように昨年から改めて驚いたデバイス、最終回。
ブレーキの「真空倍力装置」、マスターバックとか言われる奴です。
エンジンの負圧で真空作って、ブレーキペダルの踏力以上の圧力でブレーキマスターシリンダーのピストンを押す装置。
詳しい説明とかは、メカがからっきしなので詳しい人に聞くなりWEB検索して、
「ブレーキの仕組み」
とか検索すれば色々出てくるので、レベルに合った読みやすいのを選ぶと良いと思います。
私はサルでも判る絵本型しか理解できませんw
でもドライバーとして使う側となると、この装置が無しでは車を速く運転できません。
ブレーキで止まれるから、速度が出せるんです。
ブレーキで止まれないなら、幾ら出力があっても止められる速度までしか速度を出しません。
ブレーキパットの強化は速度上昇に貢献するのは止まれる時間と距離を短縮するからギリギリまで踏めるようになる訳で、倍力装置は距離と時間を短縮するのに貢献してくれる部品です。
この倍力装置、ブレーキのペダルを踏む力を大きくブーストしてピストンを押し、4輪全てに付いているキャリパー等にフルード圧力を伝える装置。
その後、伝わってきた圧力をディスクブレーキならブレーキパットと呼ばれる摩擦材をディスクに押し当てて熱を発生させて、回転エネルギーを摩擦で熱に変換し回転エネルギー、つまり速度を落とす感じです。
ドラムブレーキは、ドラムにライニングと呼ばれる摩材を押しつけて同じように熱変換して速度を落とす。
その圧力を掛けるために人間のペダルを踏む力をアシストしてくれるブレーキの倍力装置、ブースターとかマスターバックとか呼ばれる部品。
「そもそもマスターバックが無い車なんてどれだけ古いのよ!」
とか聞こえそうですが、ケーターハムとか普通にないですよ。
親戚のケーターハムを運転した際・・・・もっと前かな・・・・スパッセと呼ばれる国産のケーターハム系車両を運転した時に結構怖い思いをしました。
試乗前に注意はされてましたが、想像以上!
これがメタルパットなどを使って、ブレーキパットの初期制動の立ちあがりが良いパット(摩材)が使われているなら、マスターバック付きの車と遜色なく制動しますが、これが何らかの理由で耐久性があって粉の出ない街中純正パットのようなモノだと
「最初のブレーキでヒヤリハット体験」
です。
適正ブレーキパット温度が50度のレーシングパットで、冬の朝一番駐車場か動き始めた直後のパットのような制動感・・・・・超怖いw
例えが難しいかもしれませんが、ブレーキ踏んでも車が前に進む恐怖は悪夢・・・・想像は忖度でお願いします!
ケーターハムに乗る時は、必ずブレーキの効きを低速時と制限速度付近からの制動距離の2回をテストしてから試乗することをお薦めします。
マスターがない場合は足の筋力で補えますが、身体とペダルの位置関係が合わないと力が入らない・・・踏みにくいとかあると難しくなります。
まあ速度出さない安全運転になりますが、飛び出しなど不測の事態には全く対処できないと思って、不測の事態を起こさない運転になります。
さらに重量増になってもABSを搭載するくらいなのに、マスターバック無しはかなりの覚悟で運転することになります。
サーキットなどで、絶妙な踏みすぎないブレーキコントロールをするためにはマスターバック無しは良いらしいのですが、それはローダーで会場まで運ぶマシンの方が無難かなと思います。
街中移動する車ではお薦めしません。
そんな訳で、地味に重要なブレーキの真空倍力装置マスターバック。
発明した人はホント凄いなと思います!
ブレーキフルードの整備、特にエア抜きはマメにやりましょう!
Posted at 2019/04/15 20:56:12 | |
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MDiエンドウの挑戦 | 日記