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2020年08月25日 イイね!

ハザードSWの構造

ハザードSWの構造ハザードSWを入れても片側しかウインカーが点滅しない問題を抱えられた同じパゴダに乗っておられるみん友さんから原因に関する質問を受けました。 ウインカーは両側とも問題なく点滅しますとの事でした。 パゴダのハザードSWはこんなところに有りまして左側の前照灯SWでもハンドルの陰で操作し難いのに走行中のハザード起動は腕を折り曲げてSWを引かねばならず危険でも有ります。



実はこのSWは絶版で純正新品部品は出ません。 ですので何年も前にeBayでたまたま見つけた時に入手しておいた予備を引っ張り出し構造を見てみました。 裏はピンが沢山あります。 これは左右のウインカーの配線をここまで引っ張ってきているからですね。 

なぜ?・・・つまりはこのSWの中にリレーが有り左右のウインカーをここで同時点滅させているのです。  本来は単純なSWでハザード用の専用リレーを別段起動させるべきでしょうが・・・この60年代の車にハザードを新保安基準のために初めて付けるのにこんな面倒なことをしたようです。

壊しては元も子もないので慎重に3つある爪に精密ドライバーを入れ込んでツメを浮かせて外しました。

この部品も製造から50年程は経っているはずですが意外やこの外装エボナイト?は柔軟で簡単に浮かすことが出来て外れました。 こんなのも修理をする前提で外せるように作られていたのでしょうか?

裏ケースが分離でき本体SWの構造が見えています。

トランジスタと抵抗とコンデンサーが見えていますがこれらでリレーへの小電力スイッチングをさせているように思われます。

青丸の部分がスイッチを引いた時に前後に稼働しリレーに電力を送る接点部分です。  恐らくはここは電源SWですので上手く機能しない故障SWも異常が無いと推測します。

で黄色に見える部分がウインカーを点滅させているリレーで基盤に乗っている部品でこのリレーを点滅稼働させている訳です。  この角度からフェライトコアが2つ見えますようにリレー部分が左右用に2つ独立して動く構造です。 タンデム構造で驚きました。 だとすると不良SWはどちらかのリレーの接点部分が接触不良なのか、もしくは可能性は低いですがどちらかのリレーのコイルが切れてしまったかではないでしょうか?  私が症状から推測する原因はここに有るのではないでしょうか?

このSWはBOSCH製リプロ物がドイツの業者から入手できそうですが配線図が付いています。  つまりはリプロ物に入れ替えるときは配線をしっかり確認しないといけないということでしょうね。

以前にワイパーの特殊なターンオーバーリレーが稼働しなくなりました時に分解し長期使用による摩耗部分が引っかからないようにしましたらまた問題なく動き始めました。 不良?SWの分解修理で治ればよいですね。 いずれにせよ不良?SWの配線を確認し電力を送りリレー部分を動かしてテスターでスイッチングが出来ているか見ると良いでしょう。

良い質問を頂きまたまた構造の勉強を実物でさせて頂ました。 明日はシフトリンケージを完全復帰させます。
Posted at 2020/08/25 18:00:10 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記
2020年08月24日 イイね!

使ってみました。

使ってみました。汗、いえ脂汗を垂らしながら2日も掛けてヘナチョコ特殊工具を製作しましたのでやはり使ってみたくなりました。 見た目はごついゴチャゴチャ工具ですが要はペンチです。 さて、役に立つか????






これを使う箇所が2か所ありましてまずはそれの1個目を外さないと2個目に到達できません。 このために久しぶりにエンジンに火を入れ車の向きを変えておきました。 入口に現車を停めていますのでこの向きでは作業性が良くないです。
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何せ狭いウナギの寝床で力のあるガレージジャッキを下に入れれず・・・でもベンツの車載ジャッキはこんな時は非常に便利です。  安全のためにタイヤ下に手製スロープを嵌めましていったんジャッキはお役御免です。

体を潜り込ませる隙間ができましたので頭を突っ込みまずは1個目のシフトリンケージブッシュに到達できました。
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2か月前に苦労して交換したブッシュですが仕方なく外しました。 この片持ちのリンケージは狭い所に入るように良くは考えられてはいると思いますがこの構造ではブッシュの劣化で簡単に外れちゃいます。 どうもW113のAT車だけの問題アルアル部分だそうです(設計ミス?)。

風雨をまともに受ける上の写真のフロアー下のブッシュを外せましたのでシフトリンケージ全体を外すためにフロアーカーペットを剥がしボルトを外しました。
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ぽっかり穴が空きましてこの穴からプロペラシャフトが見えます。 右に見えるATゲート照明のバルブが黒く変色していました。  寿命か? ちょうど交換時期に来ていた様子です。

シフトノブごと外しました。 
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前後のブッシュの入っているアーム関節の部分の幅を計測しましたが幸いなことに前後で全く同じサイズでした。 ペンチの先の平面部分の角度調整の効かない作成工具がどちらでも使えます。 フー!

でブッシュの頭をカッターで切り取りましてリンケージをフリーにしました。 
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何度もやっている作業なのでここまは順調です。

シフトバーの根元部分のブッシュのガタを調べましたがギャップも有り硬化しているのかスムーズさに欠けるのが判明しましたのでこの少々お高いブッシュも交換することとしました。 赤い小さい矢印の先の白いのがブッシュです。
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左写真のようにオーリングを外して右写真のように中のスプリングを止めから外しその中心にあるピンを抜き取ればバラバラにできます。

外したブッシュと入れ替える新しいブッシュです。  右下のが2か月前に入れたまだ新しいブッシュですが外した時のダメージが心配なのでこれも入れ替えます。  シフトレバー根元のブッシュの交換はパズルのような作業に集中していましたので写真を撮り忘れました。  新しいブッシュでガタが少なくなりスムースになりました。  元々常に片側にシフトバー全体がばねで押されてますのであまりガタは気にせずとも良さそうです。
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リンケージへの挿入は以前に使ったようにネジとブッシュが入るほどのソケットを使いねじを締めこんで挿入しました。  

この季節でブッシュが柔らかいのでシリコングリースを薄く塗ってやると簡単に入りました。
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このリンクへのブッシュ挿入法は秀逸で簡単です。  ニュルッと入ります。

さて難関は2つあるこの短いロッドをリンクに嵌めたブッシュの真ん中に入れる作業です。  実に入り難いのです。
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リンクに挿入済みのブッシュ部分を入れ込むわけですが気温の高いこの季節でないとブッシュをお湯に浸して温めないと入れ難いそうです。  これ入るの?と思う所に無理やり入れ込む感じです。

前置きがひどく長くなりましたが…やっと先日作成の工具の出番です。  入れやすいように全体をひっくり返し薄くシリコングリースを薄く塗り左の真打工具でエイヤッと気合を入れて挟みますとスポってな感じで簡単に入りました。 拍子抜けとはこのことでしょうか?
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使う時に均一に力を掛けるのに少しコツのいる簡単挿入リングとプライヤーを使わずして入りました。  やったー!でも1/2の成功です。

後はゲートを組み付けて残る1つのブッシュを車両下からAT本体から出るレバーに入れ込む仕事が残っています。  車両下からなのでこの工具でも力が入るかが心配ですが機能は果しそうです。
Posted at 2020/08/24 12:11:48 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記
2020年08月23日 イイね!

特殊?工具製作

特殊?工具製作コロナ禍に加えての酷暑で外出のできない爺の暇つぶしにこれらに替わる専用工具をシコシコと作ってみました。 先日の使用以来、万一に備えて車載している簡易工具ですが取り付け時にプライヤーの太い頭が車体下からの狭い空間に入らず難儀しましたので外出時にでも交換が簡単にできるような工具を作ってみました。 

ま、単に作ってみたかったのです。


既に切断が終わっていますがホームセンターで2種類のL字型3㎜厚のアングルを3本仕入れました。  たったこれだけ3本500円程を買うのに1時間以上同じ場所に居続けブツブツ言いながらサイズを測ったりして物色したために怪しまれました。

で帰って来て必要な長さに切り穴あけをしました。 小さい金具を万力で挟んで金鋸で切りましたので何時ものように手が傷だらけになりました。 切るのは苦手です。

プライヤーの替りになる挟む道具が必要なために写真だけを見てネットでこんなのを購入しました。 もちろん一番安いのを購入です。 薄鉄板製で力を入れると曲がる?またも安物買いの銭失い?

これマフラーハンガープライヤーと言うそうでエキゾーストブッシュ外し専用工具だそうです。 不要になる突き出し棒部分の止めリベットを捥いで取っ払いました。

切り取ったアングル材を現物合わせのために組み立ててみます。 何時もながら現物合わせばっかです。

このアングル材の塗装は結構厚いのですが下手な手作業のために傷だらけです。

でもって傷だらけになった金具を塗装しまして・・・・誰も見ないのに自分への見栄えを良くしたわけです。

組み立ての開始です。 さてさてどうなるか・・・・

出来上がりはこんな感じです。  一見良さそうですが挟む力が出るか?耐久性?です。 ま、使ってみます。

プライヤーの替りにこんな仰々しい専用工具を時間を掛けて作ったわけですが暑さに寄る乱行に終わらなければ良いのですが・・・アーメン!
Posted at 2020/08/23 14:17:23 | コメント(4) | トラックバック(0) | 日記
2020年08月15日 イイね!

分解の神様のお帰り

分解の神様のお帰り昨日はいつものように午前中はグダグダして昼過ぎから残りの左側のヘッドランプのシールと電球の交換、清掃を行いました。  3日続けて作業をしていますので作業は少しは早かったでしょうか?  ヘッドランプアッセーを取り外すまでは早くて良かったのですが甘くはなかったです。





ガラスシールが右側よりさらにネチャネチャ着きで内装はがし用のプラてこを使っても外れませんでしたので・・・・

シールの見えている部分をカッターの刃で切る作戦に出ました。 とにもかくにもネチャネチャがカッターの刃や指に付いたりで気持ち悪い作業でした。

効果はてきめんでカパッとまでは行かなくても何とかガラス分離ができてこの様な状態になりました。

ここからは指とカッターナイフと小マイナスドライバーでネチャと格闘しました。

でもって出来たシール滓がこの状態です。  弾力性が無くなりシールの役割をしていなかったのでしょうね。

いや、もしかすると通常のゴム素材とは異なる鼠色材質の元々あまり弾力性の無いシールですので時間とともに粘着することで防水性を出すようにしたのでしょうか? ま、交換さえできれば良しとします。

外されたクリップです。 こんな小さな部品でガラスをヘッドランプボディに圧着止めしているわけです。

反発力の強い金属で作られています。 これがなかなかの曲者です。

清掃をしてシールとフォグランプ・バルブを交換してクリップを嵌めていったわけですがどうしても最後の1個が入りません。 

ウリャ!と声出したり・・・お前な!嵌れ!・・・と数十分もその最後の1個と格闘しましたが引っかける部分のガラスが割れそうな感じになってきましたのであきらめて自分で伸縮式クリップもどきを作って取り付けました。  ちと太いクリップですがネジ式でジワリと締め付けれます。  どうして最初からこんなのにしなかったのか?  製造現場でどのようにされてたのでしょうかね?

で何とかすべての作業を終えて奇麗になった左側のヘッドランプ・アッセーも取り付けれましたので点灯テストを行いました。

左上が自作の電球色LEDポジションバルブを点灯した状態です。 右上が入れ替えたイエローフォグバルブだけを点灯した状態です。 同じ35W球なのですが以前の物よりは視認性が有るように感じます。

左下がメインのLEDヘッド球だけを点灯した状態で、右下がLEDヘッドとフォグ球を点灯した状態です。 酷暑で出れないので何時になったら全体的な明るさを実走で試せることやら????

皆様、お暑いようで・・・お体ご自愛ください!









Posted at 2020/08/15 13:46:45 | コメント(3) | トラックバック(0) | 日記
2020年08月14日 イイね!

分解の神様の降臨 その2

分解の神様の降臨 その2昨日は朝から出かけ夕方の日が傾いたころからの作業開始でした。 右側ヘッドランプは各部の清掃も終え、エイヤーでクリップ6個を入れアッセー組み立ても終わり付けようと持ち上げるとこのゴムが・・・割れて落ちていました。  良く見ると元々割れていて接着剤で付けられていましたが接着面が取れたようで私には接着した記憶が有りません。 認知症か?



転用できるゴムを探しましたが適当なものは無く仕方がなくコンクリート壁にビスを立てるために穴に入れるプラベースがぴったりのサイズでしたのでそれを切って簡易的に入れておきました。 実に安易!

これ固すぎて振動を吸収はしてくれそうには有りませんが絶対に切れることは無いです。 ハハ

どこかを修理するとどこかの不良を発見してしまう、鼬ごっこですが一番難しいクリップが上手くガラスヘッドを割ることなく入ったのが嬉しかったです。

気を良くしたので一気に右側だけを装着しようと汗だくになりながらの作業が続きました。

で綺麗になったおかまの中にLEDのバナーをセットして配線を戻してダメージなく装着できました。

この後リングも取り付けいよいよ点灯テストです。

ウインカーやヘッドライト、ポジションランプなどを点灯しまして問題無し。 で電球をイエローバルブの交換したフォグが気になります。

写真はメインのLEDは消灯でフォグランプだけを点灯した写真です。 右側(向かって左)のフォグがフォグらしい黄色で左側は交換していないので白色です。 実目視では写真より黄色が目立ち写真より綺麗だと思います。 

さて本日は左側を外して同様の作業を行い何とか完了はしましたが何時もながらの一筋縄ではいかない作業でした。  明日にはブログに上げようと思います。





Posted at 2020/08/14 19:41:25 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記

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