高速で数時間走りながら、音楽を聴いているとまるで
「失われた時を求めて」状態になることがありませんか?
FMラジオでを長時間クラシックを聴き続けた結果、あることに気付いたのだった。
Bleu&Meなど先進的なデジタル技術が投入されていたので驚くことではないが、
この純正チューナーは意外にもデジタル信号処理が導入されているのではないかという点。セラミックフィルターを使わず、より細かい周波数ステップで帯域幅を変えるアルゴリズムが組んであるのだろうか。
何故そう思うのか?
何故なら、混信を招きやすい3カ国の国境地点においても隣接局の電界強度の影響を受けた混信が発生しなかったから。
デジタルならば何らかの自動処理で帯域コントロールしているのだろう。
アナログより狭い周波数でステップを組める。
ここ数年、デジタル信号処理 (DSP)は恐ろしい進化を遂げ、2009年ごろからは簡単に周波数領域の信号の可視化が行えるようになったようだ。
そういう解析ソフトも普通に流通している!
無線通信の世界では既にデジタルスケルチが標準化しているように、
カーオディオの世界もノイズカットや音波の抜けを埋めるような技術、あるいは信号特性までを簡単に解析したうえで、空間数値と時間領域への数値変換で
それぞれの音域の広がりを構成できるまでに発展しているのではないだろうか。
まあ、無線通信はともかく、カーオーディオのことはあんまり(いや、ほぼまったく)分かっていないのでかなり適当な想像&思い込みだが(笑)
なので間違ってたらすみません…
で、アウトバーン遠征のすぐあと、僕は500のオーディーオサプライヤーがASKであることを知った。
で、このメーカーは現在フェラーリやランボルギーニにオーディオパーツを供給、
長らくポルシェにもアンテナやスピーカーを提供していた会社だ。
それに、ここは量産品の中ではもっとも安定したカーアンテナを生産しているらしい。
自分が乗ってたVWシロッコやAudi100もここの製品だった可能性が高く、かなり長い付き合いかもしれない。
更に、
走行中に閃いたのだが、この車には立体音響技術が応用された形で使われているのではないだろうか。
話は急にそれるが(爆)
若かりし頃、パイプオルガン奏者の知り合い(それ以上は突っ込まないで!←って誰も突っ込んでないか)がいた。
さて、うろ覚えで申し訳ないのだが、
パイプオルガンの低音というのは実は変わった形で人間の耳に伝わっている。
低音は複数の周波数を同時派生させ、その周波数差異が耳に届いたと感知させる形で脳に届けている。
その低音は脳で聞いている、みたいな(笑)そんな話だった。
そして、自分は老けたが(笑)
映画やオーディオの音響技術でそれと似たような技術をつかって
音に広がりを与える仮想サラウンド技術が現在使われているのだと雑誌か何かで読んだことがある。
500のオーディオって特に人の声であるヴォーカル域は輪郭が強調されていると思われるほどクリアだし、低音スピーカーの口径が小さいのにこの臨場感はかなりすごい。
カーオーディオに先述のそういう技術が使われていたとしても不思議ではない。
500で走りながら聞く音はそれぞれの音域がかなり上の方向へ持ちあげられている感じがする。
なので、走行中そんな考えが巡ってきていろいろ勝手な推論が出来上がった。
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500 by Gucci | クルマ
Posted at
2012/05/26 05:35:36