皆様、こんにちは。たいへんにご無沙汰をしてしまいました。およそ5年と9日ぶりです。その間に色々とございましたが、まずは御礼から申し上げなければなりません。
平成30年(2018年)4月、当家の次女が県内の公立大学の工学部に入学しました。
左から次女、長女
娘の高校生活から大学受験に至るまでご指導、応援をしていただいたGQDTさん、くみちようさん、nakajin4wdさん、そのほかにもたくさんの皆様に紙面上ではありますが、謝意を申し上げます。本当にありがとうございます。
次女は学校での勉強や研究が楽しいとみえて、毎日喜んで楽しみながら登校しています。「水の硬度を調査するため」など劇毒物を使うこともあるようです。「今日ね、学校でシアン化ナトリウムを使ってきたよ」と・・・「あれね、白衣に付くと白衣に穴が開くから気をつけないといけない」などと平気な顔をして話をしてくれます。
そんな次女は大学に受かってからすぐに自動車学校に通い、免許を取得させました。学校へは富山駅から電車に乗り2駅ほどのところにあるのですが、冬に積雪が多いときに電車が運休になり、学校へ行けなくなります。そのため家族会議で軽四を1台買おうかとなり、今はその軽四で通学しています。
常々、車を運転するときは「凶器」を動かしているという気持ちを忘れてはならないと教育しています。自分が運転する1トンの質量の物が時速毎時40kmで物体に衝突したときのエネルギーは如何ばかりか、工学部の学生ならすぐに計算値から分かるはずだ、言い聞かせております。
また雪道などで雪にはまった場合は自分でスコップなどを使い「自力脱出」が基本だとも言い聞かせいます。どうしても脱出できないときは、自分の車のフックにロープを結び付け反対側の端を手に持ち、引っ張ってくれそうな方を待つのが基本だとも教えています。
・・・と、えらそうな講釈を垂れておきながら、今年の豪雪時に不覚にも我がサファリを道路脇の雪山に突っ込ませ亀になり、娘にレジアスエースに乗って現場まで来てもらい、サファリを引っこ抜いてもらいました(笑
さて、その「雪」ですが、昨年末から今年にかけての雪は尋常ならざる降り方をしました。特に1月7日の夕方からは非常に密度の濃い「解けない雪」が止むことを知らずにどんどん降ってきました。1月7日の午前中の晴れた良い天気が嘘のようです。その降り方を見ながら小学校6年生のときの56豪雪と同じだと直感しました。「これは大変なことになるぞ」と。
以後の豪雪被害は当ブログで書かずとも様々な媒体の報道などでご記憶の向きも多いと思います。
私も手始めに1月9日早朝4:30に、前日に当社へ機械を搬入してくれた石川県の業者さんの日野レンジャーを引っ張ったのを皮切りに、覚えていられないほどレスキューをしました。そんな中でレスキューをしたくてもできない状態が発生しました。
大通りで信号待ちをしていたら、目の前を4tトラックが交差点を右から左へ横切っていったのですが、そのトラックが進入する道路は狭い1本道、尚且つその細い1本道はその先の工場へ入るための道であり、迂回して当該トラックの前方に回ることもできず、トラックは前進も後退もできない状態になりました。私をはじめ近隣の住民の皆様やトラックの荷物の搬入先の会社の従業員など総出で押したりしました。私の車からは砂利入りの砂1.8ℓ×4本、麻袋など出しましたが全く歯がたたなかったのです。そこへトラックの前方から「やる気マンマン」の青いスズキの「K」がやってきて、クッションロープを使って何度も引っ張りようやく動きました。トラックが嵌まってから概ね50分ほどかかりました。私はその状況下で色々なことを考えていました。
自分の通る車線(2車線分)がトラックの車体に阻まれ、反対車線は交通量が多すぎてトラックの後部から引っ張ることがためらわれる、そんな状況のときはやはり自力脱出をしてもらうしか方法がないと考えました。また今回のような豪雪の場合、車の轍はとても深く圧雪で氷上になっており、それが道路を横断するときのトラックの障害になります。そこで考えられるのは敷物しかないと思い、用意したのがタイトル画像の「自作自力脱出マット」です。
ホームセンターなどで乗用車用のプラスチック製の雪泥道脱出器具が販売されており、私も何度かレスキューの場面で使用してみたことがあるのですが、その製品で脱出させてあげたことがありません。何度も使ったその全てで脱出器具が飛んでいくだけでした。また乗用車用プラスチック製ということもあり、私達の乗る大型4駆やそれ以上の大型車には使用できず、何か良い方法はないかと思案した結果、ホームセンターやスーパーなどの入り口の足元に備えてある「ゴム製マット」です。これにボルトナットを嵌め込みスパイクとし、ゴム製であることから不整な形状の雪(圧雪・氷)の上でも路面に食い込んでくれるだろうとの思いから制作してみました。
仕上がり具合にとても(自己)満足し、意気揚々と車に載せ「その時」を待ちましたが、その後雪は小康状態になり出番はありませんでした。次回の冬には必ずや活躍してくれるものと信じて「虎視眈々」と豪雪に備えることにします。
おまけ
家族近影
Posted at 2021/07/22 17:04:20 | |
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