皆様、こんにちは。
先にも書いたように、ここ数年ブログの更新を怠っていたため、仕事漬けの私でも色々な思い出・出来事がありました。
少しばかり写真を整理しましたので、少しづつ上げていきたいと思います。
平成28年(2016年)7月30日~31日に、所属するロータリークラブから立山・黒部方面へ行ったときのものです。
この時は富山市内からバスで室堂まで直通で行き、徒歩にて室堂→一の越→雄山山頂→室堂まで下山→ホテルにて宿泊。
翌朝、室堂ターミナルからトロリーバス→大観峰→立山ロープウェイ→ケーブルカー→黒四ダム、と行きました。
下の2枚の画像は「黒部平駅から大観峰を望む」です。
大観峰から乗ったロープウェイを下車し、黒部平駅からケーブルカーに乗り換えます。ケーブルカーを下車して黒部湖駅から黒部湖です。
富山側から来ると対岸になる、長野県大町市扇沢からのトロリーバスの出口です。↓
現在、扇沢からのトロリーバスは廃止になり、代わってバッテリーで自走する電動車になっているようです。
ちなみに、室堂ターミナルを含め大観峰までのトロリーバス、大観峰のターミナル、ロープウェイ、ケーブルカー、黒四ダム周辺施設、その全ての電気は中部電力さんからの供給だそうです。
関西電力さんが黒部ダムなどで発電している電気を使っているか、または地元富山の北陸電力さんの電気を使っているものとばかり思っていました。
なぜだか、いつもここの温度計を写真に収めてしまいます。ここへ来るときはいつも夏であり、この時も下界は灼熱地獄となっている7月31日です。
さて、ここからは一般の方々が立ち入ることができない領域です。
ここからは関西電力の黒部ルートと言われるルートです。
今現在、富山県などが関電さんや立山貫光さん、黒部峡谷鉄道さんと協議し、このルートを観光のために開放しようと尽力しています。間もなく私を含めた一般の皆様もいずれこのルートを通ることができるようになると思います。
そのトンネル内部(バスが通る道路)の画像です。
そしてトンネルの途中(地名は失念しました)で国内初認定となった氷河を見ることができます。
赤い矢印が氷河です。
この氷河は富山市側から見ることができず、また反対側に周っても見ることができません。見るためには現地へ行くか、ヘリで上空から見るか、この場所から見るしか方法がありません。
関電さんのバスに乗って黒部川を下り、到着する場所が「インクライン(ケーブルカー)」の上部駅に着き、ここからインクラインで一気に下り標高を下げます。
インクラインで下った先は、上部軌道と呼ばれる上流側の終点駅「黒部第四発電所」です。
ここは、黒部第四ダムからの水を使い発電する発電所です。
画像中央に見えるのは流れ下る水の力を利用して回っているタービンの上部です。
これがタービンです↓
こちらは制御室です。驚いたことに年中無人だそうです。↓
先ほど上部だけを見ていたタービンの軸です。↓
この部屋の扉は、分厚いガラスが2重になっているため、扉の外は「うるさいな!」くらいの騒音ですが、いざ扉の中に入るととてもこの世の音でない、と言いたくなるほどの「極超騒音」です。多分耳栓なしで部屋の中に5分もいたら、耳に不調をきたすレベルです。
この部屋の外の配管などの様子です。↓
さて、私たちはこの発電所の会議室にて昼食(お弁当)をとり、いざ上部軌道に乗車します。
途中にある「仙人谷駅」で列車を止めていただきました。
仙人谷の下流側です。
上流側には仙人ダムが見えます。
再び列車に乗り込みしばらくすると「破砕帯」呼ばれる難工事だった場所を通過します。この時は関電さんのご好意で破砕帯の場所で停車してくれました。
列車の扉を開けると、今もなお熱気がムンムンと襲い掛かり、まるでサウナにいるような感覚です。
破砕帯を通過しさらに列車は下り、上部軌道の下流側の終点「欅平駅」到着します。
この場所はかつて大晦日の紅白歌合戦で、中島みゆきさんが「地上の星」を歌唱した場所です。現場を案内してくれた方の話によると、歌が始まる(カメラが回る)直前まで、氷で口の中を冷やしていたそうです。中島さんの話によると、いつも歌う直前まで口の中を氷で冷やしておかないと、良い声で上手に歌えないそうです。
上部軌道「欅平駅」で下車した私達は、立坑エレベーターで下ります。
下った先は・・・・
黒部峡谷鉄道の欅平駅です。下界の宇奈月温泉駅から乗車すると、終点となる駅です。
ここからは黒部峡谷鉄道のトロッコ電車に乗って黒部川沿いに下り、一路宇奈月温泉を目指します。
ちなみにこの↑「黒薙」は、宇奈月の温泉街の湯元(源泉地)です。
宇奈月ダムの湖面上にかかる赤い橋↓が見えてきました。このダムのすぐ下流に赤い「やまびこ橋」あります。終点の宇奈月温泉駅まであと少しです。
到着しました。宇奈月温泉駅です。
この先、私達は富山地方鉄道の電車にのり、JR黒部宇奈月温泉駅に向かい、この駅から北陸新幹線に乗車、JR富山駅で解散となりました。
下界は7月31日の暑さです。もう少し山の奥に居たかったと思ったのは私だけではなかったようです。
いつの日か、この雄大な自然を多くの皆様が見られる日が来るはずです。その節にはぜひ富山県が誇る大自然を満喫していただき、また私の本籍地でもある宇奈月温泉にお越しください。優しい肌触りのお湯がお待ちしています。
長々と、駄文にお付き合いくださいまして、誠にありがとうございました。
またいつかブログをアップしようと思います。
それでは。