関東でも桜が見頃を迎えつつありますが、今日は雲が多く気温も低めで,お花見には今ひとつでした.
とは言っても、来週には桜も終わってしまいそうな予感がするので、ここはひとつ、天気が良さそうな静岡まで足を伸ばすことにしましょう.
お出かけ先は、御前崎の桜ヶ池です.
目論み通り,こちらでは青空の下での桜が楽しめそうです.
おや、池の畔に神社がありますね.(笑
せっかくですから、お参りしましょう.
その名も池宮神社.
主祭神は瀬織津姫(せおりつひめ).
古事記や日本書紀には登場しませんが、神社のお祓いの言葉に現れる神様です.
天照大神の荒御魂(荒ぶる神)であるともされていて、入念にお祀りする必要がありそうです.
↑の写真ではちょっと分かりにくいですが、左の方からの参道を直角に曲がって、拝殿・本殿にお参りする形式です.
あまり外に出て来てほしくない神様の場合、こういう祀り方をされていることが多いように思います.
相殿には建御名方神と事代主神が祀られていますが、ともに大国主命の御子神で、諏訪の神様でもあります.
諏訪の神様が、なぜこんなに離れた太平洋側の地で祀られているのでしょう?
ここ遠州にも,諏訪にも,双方に七不思議と伝えられている逸話があります.
それによると、諏訪の湖とこちら側遠州の池とは地下でつながっているのだとか.
諏訪の湖に沈めた神器が数日後に、遠州の池に浮かぶとされているのです.
実際のところ、諏訪と太平洋は天竜川でつながっていますし、何らかの関係があったことは、容易に想像できます.
このような古代の歴史を想像することが、神社おじさんの大いなる楽しみです.
かつて諏訪の神社をお参りした際に遠州側の池も見てみたいと思っていたのですが、その思いが今、かないました.
同じように思って参拝された方も多いようですね.(激違
本殿の千木も凛々しくそびえていますが、
よく見てみると...
立派な蜂の巣が!
こりゃ見事なスズメバチの巣ですね.
ちなみにここには、比叡山の名僧、皇円阿闍梨が民衆を救済するために自ら龍神となって池に入定したとの話も伝わっています.
こんなお姿で湖底にいらっしゃるのでしょうか?
公園には、こんなモニュメント(?)も.
ん? 水面で何か音が!
龍神様か?!
瀧に登る前のお姿でした.(笑
そろそろ、お花見に参りましょうか.
時折風が吹きましたが、暖かいお花見日和でした.
足許でもお花見.
公園中が桜一色、というわけではないのですが、
それだけに人出もそれなりで、のんびりマイペースなお花見が楽しめました.
狛犬も、桜を楽しんでいるようです.
ほら、満面の笑み!
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Posted at
2015/04/04 23:40:08