今日ご紹介する1台は先日の宇部店の作業からトヨタのハリアーG’sです。
現行ハリアー専用のアルパインのビッグⅩを装着した状態で入庫となって、スピーカーの取り付けと防振作業を行いました。
スピーカーは標準仕様のドア16センチのダッシュ位置にスコーカーではなくツイーター付きのお車で、純正ツイーターを取り外してグリルの上にスタンドを使ってピュアディオブランドのATX-25を取り付けました。
ドア内は外板裏にベーシック防振と、サービスホールを塞ぐ防振に加えて、内張り裏のセメントコーティングの方ドア3面のフル防振を行なっています。
内張りの表にはアウターバッフルを製作して、ピュアディオブランドのISP-130を取り付けています。
ドアポケットの上にスピーカー位置があるので、ドアの下部にスピーカーが付いている車に比べたらミッドの一番高い音が耳に入りやすく、そのためにピュアコンのコイルは多めに巻いたものを使って、上限の音を抑え気味にして音のバランスを取っています。
これをイコライザーだけで調整するとミッドの一番上を下げればツイーターの一番下も下がり、音楽に精通している人ならどちらにしても満足出来ず、どんなにイコライザーを動かしても良い結果が出せず、コイルの巻き数を変える調整は重要です。
ちなみにドアポケットとスピーカー並んでいる他の車種だとこうなり、現行ハリアーよりもコイルの巻き数を少なくして上限周波数を伸ばさないとバランスは取れません。
更にドアスピーカーがインナー取り付けだとグリルの奥にスピーカーがあるために、もっとコイルの巻き数を減らして上限の周波数を出やすくしてツイーターとミッドのバランスを取っています。
ネットワーク部のコイルの巻き数が変えられない普通のネットワークに比べると短時間で自由に巻き数が変えられるピュアコン方式は、車の形状やシステムの状態に合わせて最高のマッチングを取る事が出来ます。
全ての結線が終わったらイコライザー調整を行います。
イコライザー以外ではフロントはアウターでスピーカー交換を行なっていて、リアは純正のままで鳴らしているので音のキレが違い、それを補正するためにフロントはハイパスフィルターで一番下の音をほんの少し削り、リアスピーカーは80ヘルツから6デジベルスロープで下げてもわもわした感じをなくして前後のバランスを取りました。
入庫した時はメディアエクスパンダーを使って勢いを付けないと物足りなかった音も、施工後はオフにしないと勢いが余るぐらいの音の輪郭がハッキリしていて、音調整機能に頼らなくてもクリアーで本物ぽい音に仕上がりました。
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Posted at
2016/02/01 11:06:39