今日は宇部店にいて、午後からカー用のスピーカーをベースにしたホームオーディオ用スピーカーのテストを行なっていました。
以前ピュアディオ705という輸入メーカーのエンクロージャーとミッドバスを使用して、ツイーターはカー用を使用して、ネットワークは専用チューンという大ヒット商品があって、そのベースモデルが無くなって作れなくなったので、新しい規格の物を試行錯誤していました。
そしてやっと出来たモデルは、規格物のエンクロージャーにカー用で定評のあるZSP-LTD15を取り付けて、ツイーターは希少品の放送局用で、ネットワークは独自設計の物で、市販のミニコンポのちょっと高級な物で鳴らしてスタジオレベルの音が出せるという代物です。
ただ材料費がかかりすぎて、当初の販売価格20万円以下というのは無理で、13センチでこの価格だと販売量は見込めないのと、放送局用のツイーターが少量しか入手出来ないので、3・4セット製作して終わりにしようかと思っています。
試聴比較で使ったスピーカーは某海外ブランドの9万円程度の物で、これが見た目の割りに音が悪くて比較対象になりませんでした。
一言でいうとツイーターは歪っぽくて、ミッドは伸びきっていない感じで、どこかもどかしいんです。
以前の同メーカーのスピーカーはもっとスキッと鳴っていた様な・・
ユニットを外して単品で測定すると、確かに以前のモデルよりもコストダウンはしてあるものの、聴感ほどの悪い感じはしませんでした。
ところがネットワーク部を外してみたら、パーツはとんでもなく大きい物を使っているものの、ツイーターにコンデンサ1個とミッドバスにコイル1個で、「韓国の会社に吸収されたからこうなったのか。」と、ガッカリしました。
特に高音はコンデンサ1個だとスロープが弱くて中音域近くまでツイーターに音が入り、少しボリュームを上げただけで音が荒く聴こえる状態でした。
しかし考え方を変えたら以前のモデルみたいな複雑な回路のネットワークを作ったらスッキリした音が再生出来るはずで、後日パーツ点数を増やしたネットワークを組んで、更に専用チューンを行なって、『スタジオレベルよりは下だけれど、市販のスピーカーとしてはかなり上質』という感じのスピーカーになる様に実験を続けたいと思っています。
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Posted at
2017/08/19 18:46:03