100系登場は、バブル絶頂期からバブル崩壊してきた頃。
バブルでは、誰もがこの状況が続くと思っていたし、銀行が潰れる?証券会社が廃業なんて夢物語でした。ところが、バブル崩壊で現実に叩き落とされてしまいました。
90系では、歴代最大の売上を記録して、次世代100系もバブル期に開発が行われ、資金の潤沢に使われて、最高のカローラのはずでしたが、バブル崩壊が足を引っ張りました。
ですが、いい時期に開発されただけあっていい車であったことは間違いないです。
100系のフォルム。90系から比べると丸みを帯びてボテッとした印象。
この時期のトヨタ車に共通するフォルム。
例えば、マークⅡ兄弟のバブル期の80系から90系。
カリーナ、コロナやカムリ、ビスタなども先代のシャープなフォルムからボテッとしたフォルムになりました。
上級グレードのSE-Limited。
中間グレードのLX-Limited。先代はXE-saloonだったのに、突如LXとなりました。
内部の様子。
ハンドルも2本スポークから4本スポーク。メーター類もいいですね。
先代の派手な赤茶色のマリーンから少し落ち着いた茶色。
SE-G。先代では、SE-SUPERLimitedが最上級でしたが、100系ではSE-G。
ところが、この名称が某欧州メーカーにイチャモンつけられたので、カローラではこの100系のみ。
サイドミラーがカラードではないので、おそらく中の下のLX。
低級グレードでも安っぽさが見られないのが、やはりバブル期開発なんでしょうか?
今となっては標準装備当たり前のABSやエアバッグですが、この頃はまだ出たばかり。
これらの安全装備はオプション扱い。
エンジンは、まだまだ主力のハイメカツインカムエンジン。
名機4A-GEはGT用のエンジン。
ボディーもいい鉄使っています。
この頃から電子部品が多く使われて来たので、金メッキ端子が堂々と宣伝。
タイヤのラインナップ。多過ぎ( ̄▽ ̄;)
ハンドルも色や形が多彩。
バブル期開発だけあってシートや内装も多いですね。
最後に、グレード紹介。
GTにSE-G、主力のSE-Limited。
SE-Limitedの4輪駆動、XEにLX-Limited。
何故かXEもありますね。
LX-Limitedのビジネスパッケージに低級グレードのDX。
相変わらず低級グレードはフェンダーミラー。
けど、ビジネスパッケージにLX-Limitedって、やはりバブルを引きずっていますね。
法人向け低級グレードなのに、そんな感じがしません。
というわけで、車はいいのに、バブル崩壊で90系を越えられなかったのが不運なカローラでした。
Posted at 2021/05/30 16:53:23 | |
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