今日は、安全運転管理者講習でした。
1日、缶詰め状態で疲れたー。
オイラ、やっぱり外の方が好きです。
とはいえ、法令で定められていることですから
一応は(笑)真面目に聞いてましたよ。
休憩時間に、アプリからニュースを読んでたら、気になる記事がありました。
【注意】エコ運転を意識しすぎのエゴ運転にご用心
まあ、常日頃よりエコドライブ押しのオイラには、当然ながら気になりますわな。
で、読んでみました。
全てが間違っているとは言いませんがね、見方があまりに一面的。
自分で、真剣にエコドライブをしたことが無いのでは?と感じました。
これを、一般の方が書いたのであれば、何も思いませんよ。
だけど、マスメディアに所属する方が書いてみえるので、一言申させてもらいます。
この記事を読んでみえる方は御存知のように、オイラはエコドライブ競争をしてます。
だけど、この記事で書かれているようなノロノロ運転はしていないつもりです。
だって、その方が燃費は落ちてしまうから。
流れの良い道路であれば、制限速度+10~15Km/hで走ります。
それとて法律的には褒められたことではありませんがね。
それ以上出さないのは、何かあった時に回避できる自信がないからです。
見通しが悪く、人や車が多い時には制限速度以下になることもあります。
事故をするよりはマシですからね。
さらに言えば、速度が出せない人には、それなりの理由がある場合もあります。
老齢で、反射神経や運動能力が衰えたことを自覚した場合、速度は出せませんよね。
それでも車に乗らないと、生活に支障が出てしまう方もみえます。
そのことまで考えてあげないといけないのでは?
また、「ふんわりアクセル」について、ちょっと誤解されているようです。
確かに、20Km/hまで加速するのに5秒などと紹介されているので
間違えている方も多いとは思います。ここは直していくべきですが・・・
現代の車を作る際の適性化技術は、そんなものじゃあありませんよ。
オイラのソリオの場合、ムラ無く一定の加速度で一番効率よく加速をした時は
普通の交通量の道路なら、一般的な車両と同等の加速になります。
一般的な(平均的な)車と同じであれば問題は無いはず。
そう言う意味では、これからの「ふんわりアクセル」とは、
一番効率の良い開度・角速度で行いましょうと言うことになるのかな。
そこまで試してみたことはありますか?
渋滞の原因。
第一は、道路の設計許容量以上の車両の流入が主因です。
これに、工事や合流ポイント、車線減少などのボトルネックがきっかけとなって
発生します。もちろんサグ部での速度低下という原因もあります。
一台の遅い車も原因のひとつにはなりますが、主要因ではありません。
これとは別に、人間の心理として、前走車とは2秒の感覚をとることが多いという
研究結果もあります。50Km/hの場合では約28mになります。
これより近い場合、前の車がブレーキを踏むと、本能的に間隔を保とうとして
後ろの車もブレーキを踏んでしまいます。
道路の設計を超える数の車が走行している時に、この現象が発生すると
ブレーキを踏むことが伝播して、これもまた渋滞の原因となってしまいます。
適正な車間を保っていても、合流する車により車間が狭くなっても同様。
多くの車が通行している時に、われ先に行こうとして車間を詰め、車線変更を
繰り返す方が影響が大きくなるのではないかと思います。
この点についてはどうお考えでしょうか?
また、理想的な車間距離とは、安全にスムーズに走行できる距離であって
より多くの車を通過させるための距離ではないと考えます。
何かあった場合、渋滞に直結する車間距離が安全と言えるでしょうか?
また、
>そこまで燃費を気にする人は、「渋滞を避け、余裕をもって出発」したうえで、「高速道では速度を控える」(一説では、目標速度を5km/h抑えると、5%程度燃料消費が少なくなる。ただし走行車線でどうぞ)なり、夏でも早朝・夜間を利用して、「エアコンの利用を控える」といった、エコドライブ・テクニックを駆使して
これは、真剣にエコドライブをしている人にとっては、当たり前のことです。
安全運転管理的に言うと、運行計画ってやつですね。
これなくしてエコドライブは成り立ちませんからね。
それを皮肉っぽく言うのはどうかと思いますよ。
さらに、この記事を読んで同意し、環境省や経産省にエコをやめるように言ってる方。
なぜこれらの省庁がエコの推進をしていると思いますか?
第21回気候変動枠組条約(COP21)でのパリ協定により、新たに国同士の約束を
しているからなんです。
これにより、日本は2030年までにCO2排出量を26%削減するとの目標を
掲げました。小学生でも知ってるように、約束は守らねばなりません。
もちろん企業にも協力を強く求めています。
それだけでは、達成するのが厳しいので、あるいはこれから変動して行くであろう
エネルギー政策を早くから自然な形で周知していくためではないでしょうか?
現在、日本全体での温室効果ガスの排出量は年間約10億トン。
この内、運輸関係が20%、2億トン。
さらにその中での自動車が占めるのは50%、1億トン。
この1億トンという数字、ジャマイカの全排出量に匹敵します。
このことは御存知だったでしょうか?
経産省の試算によれば、日本中の車がエコドライブをするとこの10%が削減可能。
1000万トンですね。
この1000万トンという数字、ジャマイカ1国の全排出量に匹敵します。
このことは御存知だったでしょうか?
全体から見ればわずか1%かもしれません。
国民の義務だとまでは言いませんが、地球を守るために日本、あるいは世界の国が
やろうとしていることに、微力であっても協力する必要があるとは思いませんか?
それが、自分や自分のこども達の未来のためであればなおさらです。
間違った、あるいは現実に即さないエコドライブの非をあげつらうのは簡単です。
その尻馬に乗っかってマイナス面ばかりを言い立てるのって
そう言われても仕方ありませんよ。
もっと本質を見ませんか?
車に関わるマスメディアに在籍しているのなら、問題を指摘するだけでなく
現実に即した、正しいエコドライブの方法を周知する努力もして頂きたい。
加えて、日本という国がなぜエコの推進をしているのかの解説も。
また、様々な事情を抱えた方への思いやりも必要ですよね。
広い視点から見た上で記事として発表して頂きたい。
オイラ個人がここで書く事から見たら、とてつもなく大きな影響力を持っている
マスメディアの一員であればこそ、それは義務にも等しいと思います。
正しく広く平等に、そして優しく。
自分がそういう立場にいることの自覚も必要ではないでしょうか。
興味のない人から見たら、
目くそ鼻くそを笑うの部類なのかもしれませんが
この2年、オイラはそうとう真面目にエコドライブに取り組んできたつもりです。
その中で交流して頂けた、真剣にエコドライブに取り組んで見える方々は、
間違ってもエゴドライブはしていないと信じています。断言してもいい。
一部を切り取って記事にされると、こうした方々の活動が無駄になってしまう。
そんなことは断じて許せません。
それ故、これまでに学び、感じたことを元に苦言を呈してしまいました。
あなたの書く記事は、非常に多くの人の目に触れ、大きな影響力を持つことを
忘れないで、もっと良い記事を書いて頂けるよう期待致します。
失礼な表現があればお詫び致します。
エコから事務局 けだまおやじ