そんなに深刻なものではないが
またチョイチョイ不都合部分が見えてきたライフであるが、
当面
・助手席側ドアからの雨漏り(強い横風や雨天が3日続くとアンダートレイに水溜り)
・天井内張りの破れ
・気温が上がるとルームミラーのお辞儀
・エアクリーナー直下のキャブのメイン/加速間仕切り割れ
・ステアリングの毛羽立ち色落ち
・ホーンボタン片側の破損ともう一方の動作不良
辺りか。
外装が汚い件はもはや評価外に押しやって(苦笑)、
前に書いた
電気タコメーターのG落ちも
本体さえ入れ替えればokと見做し、
当面平常路動作していればokとする。
更に贅沢を言えば
後部窓に銅箔を貼っていたFMラジオのアンテナも再生したいが、
ライフのITハブと化している
再利用スマホで
NHKらじるとradikoを使えばほぼ地上波受信と同じになるから、後回し。
※後部窓のウェザーストリップ交換の際に配線が邪魔で切られてしまった(泣)。
因みにAMラジオは
純正のインダッシュが純正のAピラーロッドに繋がっているから問題ない。
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このうち、雨漏りがまず第一問題なので、
修理工場と相談して梅雨入り前の来月下旬に
ウェザーストリップの張替えで入庫させることになった。
その際に同時に、キャブの間仕切り割れの補修もしてもらう。
※割れはエアクリボックスの蓋を留めるネジのアンカー部分で
間仕切り上端にあるステーにひっかけて
エアクリ蓋をネジ止めすると固定されるので、
今はそれで誤魔化しておく。
ところが、梅雨前でも雨は降る。
実際、上述のように先週に3日ほど断続的に降った雨で
助手席アンダートレイに水たまりができた。
これは錆びるなあ、まずいなあってことで、
フロアマットに吸わせてガードして少しでも地に溜まる水を減らそうかと。
これまでは、ライフを買った時に適当にあった汚い汎用後席マットが敷かれていた。
見窄らしいのは承知だったが、
見窄らしい以前に現実的には足が置かれる範囲を全面カバーできていないし
意味がないからとっぱらってもいいくらいだった(苦笑)。
なので、ここは多少新品を調達ってことで、
これまた汎用品の矩形マットを導入してみた。
サイズ的にまあまあいい感じではないか?
一応車用なので裏側にラバーの滑り止め加工もしてあるのだが、
そんなにカッチカチになる分厚さでもなく、タイヤハウスの逃げ切り欠きがなくても
うまい具合に浮かずに馴染んでくれている。
敷いた最初からこんな感じなので、
プリプレッシャーをかけて型をつけたわけではない。
わたし的には満足である。
同時に、雨漏りとは直接関係ないのだが
後部座席のフロアマットも、
これまた買った頃にあったから使っていただけの
縁がひっかかって僅かに浮いているようなビミョウに合わない流用品を
(因みにこれはロゴが入っているように、AW11トヨタMR2の純正マットだったと思う)
同じシリーズの商品に交換してみた。
後席のサイズも気持ち悪いくらいにピッタリなのである。
かかったコスト、助手席用が\610、後席用が1枚\510(ともに税込)(笑)。
安っ!
助手席の嵌りが良かったので、
現在はまだこれまた当初から使用の薄いラバーマットのままの運転席足元にも
この\610のマットを入れてもいいなあと思っている。
そうすると4席とも揃いで、図らずも見栄えも改善されるしな。
しかも、4席して総額でも2220円。安ぅ~い。
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この記事の本題はここからなのだが、
フロアマットは雨漏り対策入庫前の一時対策的な動機のものだったが、
もう一つマイナートラブルの範疇ではないのが
「ホーンボタンの動作不良」
である。
但し、これはライフ本体の問題ではなく、
どこかに以前に書いたが
純正のプラスチック老化で運転していると膝上が黒い粉だらけになる対策で
「一時的に交換」のつもりだった社外品ハンドルが
お世辞にも良いとは言えなかった環境に18年間放置されていたために
皮革は表面が剥がれ毛羽立ち、
ホーンボタンの樹脂部は劣化し割れ欠けて
ひどい状態になったからである。
一応、元品はそれなりのものだったんだけどね。
イタルボランテのフォーメル。
但し、当時2000円とかそんな値段で入手したセコ品だったと記憶しているのだが、
これ、使わずに保管していたら今はもしかしたらn倍の値段で売れたかも?
なんでも、頭文字Dの映画版で豆腐屋のAE86にこのモデルを使っていたとかで、
綺麗ならそれなりの値段で売れるらしい。
まあ、ボタンはプラの蓋(ボタントップ)のノッチ部分が割れているだけなので
どこかでその本来僅か数十円程度の部品が手に入れば修復可能だし、
革は研磨して再塗装するとか、貼り替えてしまうとかすればいいのだけど。
中央のロゴの入ったセンターパッドはさほど目立つ劣化ではないし。
ただ、このフォーメル、これは2ボタン版だが3ボタン版もあるようで。
(下側のステーにもホーンボタンがあるバージョン)
映画で藤原トレノに採用されたのはどうも3ボタン版で
2ボタン版だと映画版そのものでもないらしいけどね。
そもそもフォーメルが映画版で採用されたのも
原作のアドミラルが元値も高い商品だったから
一番似た比較的安価なモデルに置き換えられたためだという話も聞いた記憶がある。
ホントかウソか知らんよ(笑)。
因みに、実はアドミラルに似たものでニヴォラという品名の転把輪も持ってはいる(笑)。
(こっちは2000円とかではなくてもうちょっと値段した気がするし元値も圧倒的に高い)
ニヴォラとアドミラルの大きな差は
ホーンボタンが横置き(ニヴォラ)か縦置き(アドミラル)で
アドミラルにはセンターパッドの2色塗り分け版があった。
フォーメルとアドミラル/ニヴォラの差は
ホーンボタンがステー側にある(フォーメル)か
センターパッド側にある(アドミラル/ニヴォラ)かの違いで
後者の方はセンターパッドなしでステアリングとして独立し、
センターホール内に別のホーンボタンを設ければまた別デザイン物としても使える。
既に手持ちのイタルボランテ・ニヴォラは
革の質もよく、太さもこれ以上太いと逆に握りづらくなるだろう
なかなかうまい具合の外径設計にはなっているいい品ではあるのだが…
実は、
ライフに当初はこのニヴォラを今使っているのとは別のボスに付けて使った。
しかし、ステアリングだけやたら高価でドアロックがあってないようなレベルの車が
お離れの駐車場に停めてあると大変物騒だということで、
後から2000円で安く調達したフォーメルに更に交換したという経緯がある。
しかもライフ適合ボス付きのものだったので、ボスごと抜いて差すだけ。
イタルボランテもナルディやモモほどではないにしてもそれなりの2番手ブランドだが
フォーメルなら多少廉価モデルだし、なんといっても現実の入手価格が2000円だからね。
なので、今、また前回ハンドル輪っかを変えた当時と同じく
お離れ駐車場に車を置く状態であることもあって、
眼の前にあるニヴォラをまたライフに装着するのは気が引けた。
で、純正ハンドルをのコラムに向かうプラ粉が落ちる部分を
サンドペーパーで綺麗に整形して粉落ちしないようにして戻そうかと思ったのだが、
純正ハンドルが見つからないんだ(泣)。
捨ててはいないので家の中のどこかにはあるのだが、
この2,3週間、結構探しまくったのだが見つからず。
オクで純正中古を買う?とかも思ったが
今の旧車ものって大概バカバカしい値段が付いているし、
どこかにあるはずのものをもう1品買うのも気が萎える。
ってことで、ここはまた妥協して安物の社外品で誤魔化そうかと思ったら
これがまた最近は交換ステアリングホイールの市場自体が
大幅に縮小していて殆ど見つからないんだね(苦笑)。
標準でエアバッグ装備になると、
ステアリングを変えずにあのワケのワカラン無用に豚輪になる
「ハンドルカバー」
なるものがその代替地位を占めているようで、
昔はいーっぱいあったナルディやモモに似せた安物が淘汰されている。
でなければD1オマージュらしいが最近の装飾車には
ディープコーン型で輪っか部分がやたら手前に出てきてしまうタイプばかり。
ステア芯が胸に当たる前にクラッシュ・ゾーンができるから
ディープコーンの方が安全性に寄与はするのだが、
現実問題、標準位置からボスの厚み手前に出てきていて(純正のボス部分は非常に薄い)、
更に輪っかが手前に出ると、ペダル位置に席を合わせたら
ヤンキー車とかみたいな背もたれ倒しにするか、ハンドルを抱きかかえるような
非常に操作のし易さに反する状況を肯定しなければいけなくなる。
あっちこっち探して、なんとか得たほぼフラット形状で安価なものがこれ。
ステアリングは約4800円なのだが、
ホーンボタンが2極タイプでボディーアース配線が必要なため
アースリング+配線で+900円の合計約5700円
このアースリングも流用品で、配線空隙のサイズ問題からちょっと苦労した。
ニヴォラに使っていたボスには問題なく着くのだが、
フォーメルに使っていたボスに嵌めるとステアリング本体を留めるネジ穴が合わなくなる。
ニヴォラのボスを外して使おうとしたら
何故かステア軸のノッチ部分が合わない(謎)。
このライフに付いていたはずなのに、今合わせると合わない。
なにかどこかに置き忘れている部品があるんだろうな。
リターンピンの問題もあるようだし、
とりあえずは今までフォーメルに使っていたボスを使い続けるしかない。
ホーンボタンの側面足部分を全部カッターで削ってアースリングの端子の逃しスペースを作り、
アースリングの内側を円形から歪ませてなんとかネジ穴の方の位置を合わせ
その歪のせいで余計に浮き出て収まりの悪いホーンリングにステアリング本体を重ね、
更にホーンボタンを飛び出てこないようにうまく押さえながら
外側のホーンボタン固定兼装飾リングを6箇所ネジ止めするのに一苦労。
中華製でよくあることだが
この六角レンチで締めるネジのネジ穴が六角レンチが差し込めないような
超劣悪精度もので、強引にグリグリ押し込んで締める状態で
次回外す必要が出てきたらどうしようかと気が萎える様相でもあったし、
もっと短時間で手軽にパッと換えられるつもりの作業に1時間強ほども要した。
それでもなんとか組み上がってみると
まあ、これはこれでいいか、って感じ。
ホーンが常にちゃんと鳴るのが大変有り難い。ってか当たり前だが(笑)。
最後に無印のプレーンなホーンボタンに、
変にロゴもないプレーンなのが良かったのだが、規定だし
「これでもかっ!」
ってなホーンマークのシールを貼って出来上がり。
このシールはメーターパネル脇に貼ってあるシフトパターンの図柄などと合わせて
1シート400円弱。
トータルで6000円ほどかかってしまったが、
表皮の毛羽立ったイタルボランテ・フォーメルは
服などが強く擦れると革染料が落ちてきて茶色い色が着くし、
軽く擦れるとケバに引っかかって衣服の表面をヤスリがけしたようになる。
そもそも、ハンドルって常に手に触れる部分なので
やっぱり操作性上、手触りの悪いのにも大きな問題があるから
フォーメルで本体付けのホーンボタンは使わずに別スイッチをつけて
見栄えを気にせずもっと安価に済ませる案も考えたが
それはやらずに交換してしまってよかったかな、と、、、
今はなんとなくそう思うことにしておこう(笑)。