• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

わ!のブログ一覧

2018年12月26日 イイね!

どこに干してあったんだ?(笑)

FBで先の記事に関連するリコレクションをシェアしたので
ついでにこっちにも過去記事転載。
---

はるすぎて
なつきにけらし
しろたへの
ころもほすてふ
あまのかぐやま

結構知っている人も多かろう、百人一首の2番目の歌。
1番目は天智天皇(「秋の田の云々~」ってやつね)。

橿原神宮の続きみたいなものだが、
明日香は平城よりも思いを巡らす場所に富んでいて
近所に次から次へとネタが見つかる。

持統天皇ってのは天智天皇(=「大化の改新」の中大兄皇子)の娘だが
天智の実弟の天武天皇と結婚するという
近親相姦も典型的すぎる略歴の持ち主だ(笑)。

その血の濃さのせいか?実子(次男:草壁皇子)が即位直前に早死したもんで、
その子(孫:文武天皇)が成人するまで、臨時に皇位に就いた女帝。

※草壁皇子の嫁は文武の後に即位する元明天皇で持統天皇の妹、、、
 きゃー、とんでもない近親相姦の嵐!

 天武天皇の長男は母親の身分が低くて立太子せず
 (当然といえば当然だが、冠位持ちの高級政務官ではあった)。

持統帝は藤原京の中をちょろちょろうろつきまくっていた訳ではなかろう。
内裏、大極殿周辺に住まい、移動範囲も限られていただろう。
政治の仕事もあろうしな。

とすると、持統帝が「白妙の衣」を見たのは
宮殿の縁側あたりからだと思われる。

さて、その天の香具山はどう見える?

JRの駅だと「香久山」らしいが、
伝統的な看板系は「香具山」
文科省や教育委員会の噛んでるような案内は「香久山」で、
「香久山」には近代政府の意図が臭うな。

※/ぐ/の漢字の違いもあるが、
 「天」の字についても「『あま』のかぐやま」ではなく「『あめ』のかぐやま」とも言う。

藤原宮の内裏の門(院閤門)の敷石が発掘されているが
そのすぐ南側(北側=内裏側は現在発掘のための立入禁止区域が設定されているので)から
香具山を臨んだのがこれ↓。


写真中に写っている赤い円筒積み木みたいなのは
藤原宮の政治殿(朝堂院)の東門跡。

天の香具山は、背景側に青くそびえる山なみではない。
手前のぼた山みたいな中途半端に紅葉した濃緑の「丘」みたいなショボいの。
しかも結構距離(1~1.5km)がある。

この低いぼた山のどこに干してあったんだ?

てか、見えるか?

今の民家の大きさでもこんな感じだし。

衣、、、だろ?人が着る。しかも白妙ってことだから、
大きくカラフルな朝服じゃないから
よっぽど木の上とか目立つ場所に干さないと
遠くから

「白妙だ」

とまで認識できるものか?(白い別のものとの区別がつくか?ってこと)。

今でも藤原宮跡から香具山を見て、この田園風景の閑散ぶりである。
それでも、洗濯物が干してあると気づくのは
なかなかの観察眼でないと無理じゃね?って感じ。

100%「無い」とまでは言わんがなあ。

ま、飛鳥から奈良時代の香具山はもっと禿山だったのかもしれないから、
洗濯物が木々の間に沈んでしまうこともなかったのだろうが、
逆に、葉緑の上に白は目立っても、土色の上に白はどうなんだろうねえ?

てことで、個人的にはこの持統帝の歌は
よく言えば一種のファンタジー、メルヘン、創作、
悪く言えばヤラセ、捏造、偽作では?と思うのだった(苦笑)。

こういう歴史文学作品などは現地に行ってみるととっても楽しめる。
絵画もそうだが、文作品も。

勝手な解釈や空想は個人の自由だしね。
そんなワケないじゃん!的な発見もあったり、
逆に今でも「そのもの」過ぎてその描写の上手さに口が開いてしまったり。

更に言えば、
冒頭の歌が収められている百人一首の持統天皇の絵札は
よく重厚な十二単を召しておられる姿のそれだが
これだってとんでもない話だ。

十二単の形態が完成したと言われているのは平安中期以降。
光源氏の頃である。
前に書いたことがあるが、
十二単ってのは洒落にならんくらい重い着物で
立ってスタスタ歩くのは困難。
政務を担う天皇がこんなの着ては仕事にならん。
十二単は夜這いをかけられたときに、上に引くとスポッと抜けて
すぐSEXのできるエロい装束としてはとっても機能的ではあるが(笑)。

飛鳥、奈良の女性皇族は高松塚古墳の壁画を覚えている人がいれば
ああいう感じだと思えば遠くない。
だから、百人一首の持統天皇の絵札もあの装束に書きなおすべきである(笑)。

ま、平安の平安な世の平安な頭の人間が
なんでも目に見えるものと同じという奢りで作った文化創作物だろうから
仕方ないけど。
今の時代劇の俳優が現代風の眉や唇や化粧で演じているみたいなもんか?

※原歌選定においても、ということ。
 百人一首は平安末期に藤原定家により編纂されたものだが、
 既に200年とか古くは300年以上も経ったその時点で
 詠み手の趣旨が本当に理解されていたものかすら謎だから。
 因みに前述の絵かるたは江戸時代以降の量販遊具。

この藤原宮は「大和三山」と呼ばれる耳成山、畝傍山、香具山の
150m級の低い山が成すだいたいノースコーン(上向き正三角形)の中心にある。

なんか神がかり的な意味があるんだろうな。

畝傍山は
(中略:元記事では別記事のリンクがある部分なので削除)
もっとずっと前の神武天皇時代の橿原宮が沿う山で、
平地の中にポツンとある山ではあるが、
東側から見ると不自然な三角山に見えなくはないが、
西側(橿原市運動公園側)より見るとこの写真↓のように

さほど人工的な感じはない。

#人工山だとする学説もあるそうだが、
#神武天皇陵の西隣に、天皇陵を見下ろすような山を作るか?

香具山も元の山の裾が侵食されて残った丘風だが、
耳成山は、笑うほど「人工」感満点。

橿原市醍醐町のラックス橿原店駐車場より撮影したこの写真↓がそうだが、

人工としても飛鳥以前の造成だろう
藤原宮を中心とする藤原京が造成された頃には既に存在しただろうが、
当時としては相当でかいものだ。
最大の仁徳陵や応神陵に匹敵する長さがある。
(前方後円の短辺側なら仁徳/応神は負けている)
Google Map で見ても、
千数百年経った今でも笑うくらい平地の真ん中に不自然に山がある様子が見える。

この辺のいわれもいろいろ調べてみると面白いかもね。
Posted at 2018/12/26 00:59:46 | コメント(0) | トラックバック(0) | 過去記事転載 | 日記
2018年12月25日 イイね!

垣内参拝2018@橿原神宮

FB起稿記事の転載。
因みにタイトルは西暦(大笑)。

---
今日は朝からよく晴れていたので
年末恒例の橿原神宮の垣内参拝に。

折角よく晴れていたし、
日曜に洗ったばかりなのでS600で。
※別記事で書いたが、日曜にアルトと2台一気に掃除して、
 翌朝の用で名古屋に行き昨日は夕方前まで歩き回って、
 実は今日は足や腰が痛いのであるが…(笑)。

※※みんカラ注:↑の「別記事で書いた」はFBであって、みんカラには記載なし。

一般に警備の指示で案内される駐車場ではなく
内拝殿参拝目的とかだと社務所前
(橿原神宮の本殿幣殿横にあるおみくじ頒布所のようなのは
社務所ではなく神楽殿の表面一部で、
社務所は表参道の反対側(南側)の別セクションにある)
に駐車できるようなので、そちらに。


この写真では見づらいが、社務所には

「橿原神宮廳(=庁)」

という、まあまあ上段に構えた表札が掲げられていて(笑)。

現在修復にかかっている表参道の大鳥居が
黄色いポールで代替されていてなんとも貧相なのだが、

流石に主柱が神武天皇だってことで
元号ではなく紀元年がデカデカと掲げられているのが

筋が通っていて立派かな。

内拝殿の前にまずは外拝殿で普通に賽銭して参拝。
(下に掲載の写真は外拝殿と右側奥に大和三山のひとつの畝傍山(199m))


例に依って垣内参拝プロセス中の写真はなし。

毎年のことだが、
現天皇誕生日辺りにはもうすっかり正月準備も進み、
回廊内中庭もそれ用の仕切りが設けられていたし
「新春神楽祈祷受付」などという時の看板も設置済み。


にわか巫女(=バイト巫女)の研修っつーか神前儀式的なのも
内拝殿参拝中にも関わらずマイペースで進んでいた(笑)。
※その内拝殿参拝中の写真はないので、こちらが先に参拝を済ませて出た後に
 にわか巫女たちが出てきた様子がこれ↓。


例年は参道に設置されていた提灯奉納が
今年は神門内設置だとかいう説明があったので

そちらを見ていたら、「お?」と。

同姓同名…なんだろうなあ。


、、、ってなんか以前にも同じネタを書いた気がするが、
所謂「白井貴子」さん(シンガーソングライター)って
京都には縁があった(中高が京都)とは思うが
橿原/明日香には関係ないよなあ?

白井貴子さんは実は藤島康介原作のアニメ(逮捕しちゃうぞ)の
EDテーマ歌とかしなーとやってたり、
べったりファンではないんだけど
いろんなジャンルに手を出している中で
どれも重苦しくない割とライトな頃合いで触りがよく
何かと興味の範囲におられるもので、
視界の中でのパターンマッチングに
ひっかかってしまったわけだ。

まあ、彼女の曲調のポップさじゃないけど
特に深く追求するつもりはないのだが(笑)。
Posted at 2018/12/25 19:41:04 | コメント(0) | トラックバック(0) | 徒然 | 日記
2018年12月13日 イイね!

コストとかの以前の問題のような…

FB起稿記事の転載。

---
京都市バス赤字、10年で100億円超 委託モデルに死角
2018/12/13 6:00 日本経済新聞


京都市交通局はなあ…(嗤)

人件費とかのコスト問題以前だと感じるわ。
企業体として漫然としているというか、腐っていると言うか。

うちの隣家が先日京都市内で市バスを利用しようとしたら、
そんなにヨボっているわけではないが不相応な健脚でもない
ごく一般的な老齢者なのだが、
バスの運転手に

「はよう乗りや!」

と凄まれたことを嘆いていたし、
一般ニュースでも小学生を威嚇したみたいな話が出てなかったっけ?

きょうび、客商売だからって客を神扱いしろとまでは言わんが、
対等だとしても根本的にその商取引における
持ち持たれ関係すら認識できていないんじゃないかと。

最近よく利用するので結構観察しているから言うが、
以前は悪評も散見された元大阪市交通局のバスの方が
今ならまだまだマシのように感じるわ。

---

まあ、京都がなあ…(苦笑)

自転車指定部分がガラ空きにも関わらず
歩道の自転車指定部分ではない歩行者レーンを平気で爆走して
歩行者に突っ込んでくる自転車のあまりの多さとかは
これまでもネタにしたことがあったが、
観光客がまだ出ていない祇園の辺りに朝方に行くと
カラスに啄まれることを本当に分からずに出しているのか?と思う
(=だとすると、脳みその入っていないゾンビが店をやってるのか?(嗤))
ビニール1重だけで平気で生ゴミ入りを積み上げてあったり、
四条通から1本裏に入っただけできったない路面と悪臭だったり。

昼は昼で八坂の西楼門角付近にある飲食店は
入待ち行列を平気で歩道に並べて、その脇に自店の看板を置くから
通行できんような状態でも平気やし。

ガラの悪いとステレオタイプされる大阪府民から見ても
特に最近はどーかなーと思えること頻繁。

まあ、今に始まったことでもなく
内向き自己賛美な土地柄だってのも分かっているという話もあるが(諦)。
Posted at 2018/12/13 22:24:51 | コメント(0) | トラックバック(0) | 徒然 | 日記
2018年12月12日 イイね!

やっちゃったね日産

他SNS起稿の複写輸入記事。

---
「やっちゃった」と言えば世間的にはゴーンの話のほうが大きいのだろうが、
エンドユーザにはやはり間接的なもの
(多少は氏の多額報酬で車両価格が上がったと言えなくはない?)
でしかないはずのことであり、
直接ステークホルダー以外があまり騒ぎ立てるのも
ちょっと考えれば妙なことかも。

まあ、何を言ってもいいんだけどね(笑)。

で、タイミングよくというか悪くというか
ゴーン肝いりの純電気自動車の伸び悩み打破のためだろう、
今、日産リーフの1泊2日誰でもモニターをやってるので
純エンドユーザとして(笑)、折角だからそれを試してみんとて。

ボルボとかが頻繁にDM打ってくる応募抽選式ではない
車輌に販売店に空きがある限り申し込めばokみたい。
但し、タダのレンタカー代わりに使われるのを防止するためだろう、
居住地の自治体内にある販売店でしか受けてくれないが。
(つまり、わたし(=大阪府民)が北海道に行って
現地の日産でリーフを1泊2日モニタなんてのはダメ)
だから、この記事で興味を感じたら日産の販売店に行ってみればいかが?

12月9日。
さて、この日の行き先は兵庫県姫路市。
うちから片道110km前後。
日産の販売店まで5kmほどなので105km前後なのだが
この日のルートのとりかたでちょっと大回りしているので
片道に+5kmほどで結局販売店からも片道110kmほど。
販売店を出て大阪市内に突っ込む行程は一般道にし、
以降、大阪府西部から兵庫県内の多くは高速道で試走の条件を混成。

販売店を出て数百メートルの最初の信号で停止した際のメーター。
積算距離計が1km増えているが、初期状態がこれね。


ECU予測航続距離が246km(これは信号までで変化なし)。
販売店到着時に99%表示だった車輌は
それから出発直前まで急速充電器に接続していたので
ほぼ紛れもない100%完全充電状態(同気温下など条件はあるだろうが)。


○LCDルームミラー

現行クラウンの試乗記
試乗
https://minkara.carview.co.jp/userid/2455419/blog/41855933/
に書いたように、
昼光条件下で焦点が鏡面と外界の遠方対象物との間を
頻繁に行き来させられることによる疲労は無視できないことは
予め分かっていたが、
今回、1日朝から夜まで乗って感じたことの追加。

まず、モニタオフモードで鏡面として利用した場合、
純粋な鏡ではないので暗いんだ(苦笑)。
晴天ド真っ昼間でもなんとなく鏡像が暗くて、これまた見づらい(困)。
どっちつかずは役立たず的な?

純鏡モードの利点は、この↓写真のとおり


左側部後方もカバーエリアに入れられること。
当然、後部窓を通る対象物像は小さいが、
あくまでも視力がいい人間にとってのはなしだが
大きな障害に成るほど対象物が微小化するわけでもなく、
むしろ凝視していられない移動中運転中の
1回一瞬一瞥で見通せる範囲が広いほうが助かる。

上記写真はカメラの結像面からの視野になっているので
自分の頭部が入り、左後部側窓の一部が見切れているが、
運転者の網膜的には自分の頭部はほぼ映らず左後部がもちっと見えている。

まあ、モニタの場合

比較して分かるがリアワイパの影がなかったり、
窓枠がもう一回り大きくなった視野を提供してくれたり、
モード設定では周辺湾曲の問題はあれどもちっと広角にしてくれたり
おまけで長所の派生があることもあるのだが、
動作中に瞬時にモード切替できるほど
好ましい操作I/Fを実現できているのかというとそうでもないし、
この窓枠拡張効果にそんなに大きな優位性を感じなかった。

但し、中心感度の動的補正や明暗順応の補完機能については
効果を認められる。
これ↓はトンネルに入った画像だが

ヘッドライトで照らしている前方に比べ、
ミラー内の後方画像はトンネル突入直後は相対問題で余計に暗く見えるが
LCDモニタミラーは即座に補正をかけてくれるので
突入直後でもそれなりの画像を提供してくれる。
但し、シャッタリング速度なども併せて補正をしているようなので
一瞬の静止画像だけを見ると明るくて単に見やすくなっているように見えるが、
撮像素子のザラザラノイズだけでなく、微妙なパラパラ感もついてくる。
更に、この写真の前窓スルーの色合いと比較すれば一目瞭然だが
ホワイトバランスを考えてくれていないので、別の違和感が出まくる。
これは日産だけの話で他社は照明光下対象物直視との差を
きちんと考慮したホワイトバランスをかけているのかもしれないが。

ホワイトバランス問題は夜道になるとあまり気にならなくなる。
理由はトンネル内のように前方後方とも一様に近い照明光が散布されていないので
後方は一般的に暗闇か、別の色温度の光源を浴びるので
脳神経内で色温度が一様でないという認識が先に立つため。

また、LCD自体のダイナミックレンジの狭さについても追加問題が。
クラウンの際には外界のそれとの差から
そこだけ違和感のあるスタジオ撮影画像を合成したような
エッジの立ち方になるのだが、
夜間は

「白飛び」

するんだ(苦笑)。


後続車がDIY的にヘッドライトを弄ってイキっているアホだったりすると
そのちょっとの上方光漏れでハレーション起こしまくってくれるんだ(苦笑)。

デジカメで撮影したタイミングで、
上記写真ではさほどひどくないように見えるが
もっと鏡面の数割に亘って真っ白に飛んでしまう場合がある。
まあ、感度適応のおかげで完全に幻惑されるほどの眩しさにはならんので
前方視野まで奪われるような状態にはならんのだが、
ここまで白飛びがひどくでよくも評論家どもは誰も大声で指摘しないものだと
感心するくらいだった。

○プロパイロット

リーフにのみ装備の
「パーキング(=自動駐車)」がまだ
ネタの範囲を超えられていないような気がするという話は別途したと思うが、
上記先行日記記事内のエクストレイルでの高速試乗に準じて
半自動運転機能に関しては基本的にはまあまあよく出来ていると思う。

特に今回は西名阪で短い渋滞もどきに遭ったという話ではなく、
ガッツリ事故渋滞にはまったのだが、めちゃ運転負担が軽くなる。

でも、新たに見えてきた問題もいくつか。
例えば、前車追従機能時の車間距離設定が一方ロータリー式であるのが不便。

インパネ内の模式図に横棒3本で3段階の車間距離設定が見えているが、


ボタンを押す度に3→2→1と減ってまた1→3→2…と
1から2に増やす際には2回設定ボタンを押さなければいけない。

で、実際にプロパイロットを使いまくっていると、
3→2→1に少ない操作で即座に車間を詰めたいようなシーンは無くて
詰まっている車間を適時広めて行きたい場合の方ばかりである。

例えば100kmとかで巡航中に前方で徐々にジャムってきた場合には
もし1→2→3→1→2→…という逆回転操作だったとしても
3から2回ボタン押しで2に縮める操作余裕は十分にある。
急激に前方が減速したらその車間を維持するどころか
ブレーキングの過程で自然に前方との距離は縮まるので
減速してから設定を変える余裕も充分ある。

しかし、渋滞から抜け出しつつある箇所では、
1の距離設定をしておかないと、
神戸ナンバーの車なんてもう
本末転倒なくらいに空き車間に割り込もうとしてくるので(嗤)
逆に危なくて。

割り込んでみたところで、こっちの平均走行速度が低ければ
すぐに苛ついてまたもとの車線に戻ろうとするが、
そっちはプロパ3設定の車間はなかなかないので
強引に割り込んでクラクションの威嚇にあっていたり。
それだけでなく、
リーフは割り込み車に対して新たに3設定の車間をとろうとするので
やや流れがよくなり始めた雰囲気でモタモタするものだから
こっちの後続車がビービー鳴らしてきたり、パッシングしてきたり。
てめえの車間距離不足が問題なんやんけ、と思うのだが。
そういうアホに正論が浮かぶわけもなく。

なので、渋滞では必ず1設定にしないと使えないのだが、
渋滞解消部分ではよくあるギクシャクに対応できないのだ。
渋滞出口で部分的に勢いよく加速ができるシマが出来た場合に
前走車は待ってましたとばかりに加速をするのだが
リーフは車間1設定のまま同じようにガッと加速をするので
すぐに前が詰まると逆に慌ててブレーキをかける波打ちが起こる。
当然、センシングしてからの動作なのでそこに必ず遅延が発生し、
遅延時間の分、後続の方がブレーキが派手になって
一種の発振状態になるから乗り心地が悪い。

これを解消するのは車間設定を1→2→3とすかさず上げていって
速度に応じた車間に徐々に広げることを運転者が明示してやればいいのだが、
ロータリー方向が逆なだけでけっこう操作に面倒さを感じるんだ。

更に、渋滞の真っ只中でも面倒だったのは
3秒ほど止まるとすぐに自動追従が切られて
改めてボタンを押さないと前車が動いても停まったままになること。


超うっとーしいわあ(苛)。
この[RES+]ボタンを何度押したことか。

切り忘れ防止とかの安全策だとは思うが
3秒固定でいちいちリスタートとか、ありえへん。
秒数設定をある程度の幅で弄れるとか、
AIまで行かなくても直前数分間の発進停止間隔を移動平均して
解除時間に反映するとか、
ナビ連動で本線上ならパーキングと違う長い設定にするとか
いくらでもやり方はあるだろうに。
マジでこれが今回の一番のプロパに対するネガ感想である。

なんか、こう、機能発想はいいと思うし
新機能実装をいちはやく「やっちゃ」ってくれる身軽さは高く評価するんだが、
操作I/Fがなかなか洗練されないんよねえ…(苦笑)

他にも、エクストレイルでも書いたが
どうも右側車線の方を主にガイドラインに重視しているような傾向で
車線内の右寄りを走ろう走ろうとするんだ。
だもんで、阪神高速のような制限が低くて車線が狭い名ばかり高速で
走行車線をゆったり走っていたら、
追い越し側をキチガイじみた速度で疾走する
大型トラックのあおり風を受けまくって
側方通過ごとにゆっさゆっさ揺さぶられたり。

左側白実線がくっきり残っていても、
十数メートルの臨時補修や事故損壊で白破線が途切れると
結構すぐに「一時的に使用できない」という警告を出して
車線認識機能が落ちることも想像以上に多かった。

あと、インターの出口で一時機能停止になるのはまだいいが
(もしかしたら合図不履行で運転者が出口に向かう場合もあるから)、
入り口の合流本線側で車線トレースがよく切れるのも困る。

また、側方から合流してくる車を一瞬認識して車間を開けようとしながら
直後に側壁の色と同化するせいかロストして再加速をしてみたり、
なんかの反射光を前走車と間違ったのだろう
意味の分からん減速(スロットルオフくらいの弱減速だが)をすることもあり

「ホントにちゃんと画像処理している?」

というシーンも少々はあった。
1日モニタで少々出るのだから、「まだまだ感」は否めないなあ。

逆に、完全全自動でなくても、
上述したような操作I/Fがソフィスティケイテッドされてくれたら
こういう半自動のほうが運転者の好みや自覚を引きとどめていられるので
案外バランスのいい実装かも?とも思った。

日産や他の無責任CMにあるような
車内のガキに気を取られてよそ見で追突しそうになるようなエラーを
半ば推奨せんがような自動ブレーキばかりの強調は
流石に「それはアカン」と改めて断言するが、
安全確保内での運転補助的な自動化は
その操作系の洗練をしっかりさせる動きを伴えば
落とし所としてはいいポイントだとも思った。

最期に、一旦プロパを使うと
プロパ機能を完全にオフするボタンを押しても尚、
インパネ表示がプロパ用の自車イメージ表示のまま残るのも


「だから日産は…」

と思うところね(苦笑)。
トヨタだとこういうところも元表示に戻したり細かい検証をして
実装を組むと思うんだよなあ。

○e-Pedal

ノートeパワーの試乗で、基本的に好評したe-Pedalだが、
日産 NOTE e-POWER
https://minkara.carview.co.jp/userid/2455419/blog/38947696/
航続距離に余計な心配のでないノートと
蓄電量だけのリーフでは事情が違う。

次に書くが最終の航続距離がやはり250km前後だと思えるので
行ける範囲が半径120kmそこそこなわけね。
名古屋で200km行かない180km程度なのだが、名古屋も無充電では行けない。
250kmってのも案外中途半端な距離なわけ。
むしろ、ホントに通勤使用に割り切って航続100km前後に抑え
車重を軽く路地でも困らないサイズを小さく軽四程度までに抑えるほうが
やはり筋かも?とも思えなくはない。

まあ、そうは言っても250kmを300~400万円程度に詰めたのは
よく頑張っていると言うべきか。
姫路まで往路到着して残り容量53%とかの表示。

この往路は
後述するエラーが出るまでは実はe-Pedalモード主体で乗ってみたわけ。


運転操作自体はノートeパワー試乗記に書いたように
よりよい操作感を提供してくれはするのだが、
低電費運転に関しては逆効果。

何が逆効果かというと、空走状態での距離稼ぎができない。

平衡状態のスロットルで速度を保っている状態だと
薄ーくでも電圧印加された「消費」状態に置かれている様子。
だから、ずんずん残量は減ってゆく。
一方、回生状態は、回生起電力が
バッテリの現在の残留起電力を上回らないと充電には回せないので
弱ーい回生状態は「回生」ではなく抵抗などで熱にして捨てることになる。
上述の速度平衡スロットル付近で微妙に回生側に傾いても
そこは回生回収されずにエネルギーは空気中に捨てられるので
いいことはない。
回生が効くのはe-Pedalを足からほぼ離したような
「ブレーキ」相当の状態であるが
実際の交通の流れでそんなギクシャクした回生行動は無理だから
非e-Pedalモードのフットブレーキを踏む際くらいしか
あまり効果的な回生は得られない模様。

対して、普通のATやCVTと似たモード。


確かにスロットルオフ状態では露骨な回生には至らないが
明らかにペダルを話せば電動機への電力印加は完全に打ち切られ
しかもCVTの低燃費化動作の如く「空走」状態が得られ
さほど速度も下げずにそこそこの距離は滑走させられる。

フットブレーキを踏めば当然回生ブレーキが平行で機能するし、
物理ブレーキを「使わずに」減速させることも
セレクタスティックで「B」モードを積極的に選べば
能動的に回生ブレーキ「だけ」を機能させられる。
e-Pedalだとどこまでは回生でどこから物理併用なのかは機械任せ。
機械ブレーキはエネルギーを摩擦熱で空気中に捨てるだけ。

実際、往路より復路は高速渋滞などに捕まり
回生条件も悪い道路状況にも関わらず、
日産の販売店に戻った時点での電池残量は9%。

往路で47%を復路は44%に抑えられているわけだ。
出発地と目的地の標高に大きな差があるなら
消費エネルギーに偏りはあって当然だが、
参考程度に調べてみると標高差は10m出発地の方が高くはあるが
たった10m。
中学物理だが、古典力学場のポテンシャルエネルギーはmgh。
リーフの車重1500kgを10m持ち上げる仕事量は約147100J(=ジュール)。
kWhに換算すれば0.04086。
40kWhのバッテリがフルスペック維持だとしてその0.1022%。
出発地点の標高優位が0.1%じゃ、消費3%差の説明にはならんな(笑)。

まあ、道路状況が全く同一だったわけじゃないので
必ずしもそうだと断言は出来ないのだが、
残量計の減り方などを見た感覚も併せて、
e-Pedalモードでは省電費運転は難しい。
空走状態を積極的に選べる従来モードのほうが電費は優れるので
折角のe-Pedalはまだまだ
航続距離から不安を完全払拭できない程度の仕様の純EVに於いては
ハンデを背負った機能でしか無いと言わざるを得ない。

つまり、トータルで「イマイチ使えん」機能なのであった(苦笑)。

○電費

但し、車載ECUの予測アルゴリズムは大したもので
かなり正確に残りの航続距離を推定してくれるようだ。

販売店に帰着した際の残り航続距離が25km。
電池残量が9%。


走行距離が上の最初の信号時の写真など(1km引く)から219km。
地図上計測の110km×2とほぼ一致。
走行開始前が246km表示だったので予測誤差が2kmなのは優秀では?

実走行中も、兵庫県の山あいを延々と登る行程では
1kmで1%くらいずつ「大丈夫か?」と思うくらい残量が減るに併せて
残り距離も実走行の倍くらいの勢いで減算されていったが、
逆に海沿いに向けて下る長い坂では回生で残量が増えてゆく様子も観測できた。
帰路でも24%くらいで長い坂に差し掛かって終端では26%に回復し、
残り走行距離も5kmくらい戻るなど
その時の瞬間消費率を動的に採用して再計算しつつも
過度に振れまくるようなこともない様子もちゃんとうかがい見られた。

その辺は車の提示する情報は信用できそう。

まあ、走り始めは前のモニタ者の癖を反映しているだろうし、
平均電費もリセットせずにモニタを始めたので
わたしの厳密な電費はよくワカランのだが、
走り初めの平均電費記録(写真を忘れた)が6.4km/kWhだったのに対し
1日走り終えた状態で7km/kWhなので

多少は好電費運転だったと思われる。

ただ、残り9%になると突然警告ダイアログが出て

メーター表示を見えなくするように邪魔するのは焦るので、
もちっと実装を考えようね(苦笑)。

販売店に依ると、
この残量が本当に0kmになっても走行不能になるわけではなく
新車数年程度なら0km表示から更に50km程度は走るということ。
ガソリン車のエンプティ警告と同じで
高速道路などで次のSA(充電器)まではなんとかたどり着ける
プルーフ分ということだろうか?

更にそれでも走り続けると
なんかの家電とかのようにいきなりシャットダウンするわけではなく、
最高速度が50km/h程度に抑えられたノロノロモードに切り替わり、
更にしばらく走り続けたら
息絶えるようにすーっと速度が落ちて止まるそうな。

さすがにモニタ車でもそこまで試す気力はない(笑)。
なんか回収プロセスなどで面倒が発生するのはゴメンだ。
つい先日、敦賀でライフが壊れて困ったばっかりだし。

○不備不良

最後に最も重要なところだろうな。

もう、嗤うべきか、モニタ中におもいっきり故障診断が出た(嗤)。

最初は「シャシー制御・システム故障」だと。


いやー、ウケる~(嗤)。
販促モニタでこれ、出すか?

「シャシー制御」ってのは
ABSやトラクションコントロールの上位版のようなもので
ホンダのアジャイルハンドルと同様に
コーナリングで片側にブレーキかけて旋回性を増したり
上下動の並打つ道路でもブレーキ制御で振動を抑えたりする機能。

警告に

取扱説明書を見ろ

と書いてあるが、取説には「早急に販売店で検査しろ」とあって
何の有効な付加情報も得られず。
なら、直でダイアログに「最寄りの日産に行け」と出せば?

更にこの後、e-Pedalシステム異常ってのも出て

なんか根本的に駆動/制動制御系に爆弾を抱えている感じも。

この個体に限ったことなのか
リーフの基本設計/基本ソフトに係る致命的問題なのかは
一介の消費者風情にはわからんのだが、
完成者検査で嘘つきする風土が確実に社内にあることが報じられている中で
日産の設計部門は正直だと信用する素材には乏しいよな。

販社はこれをちゃんと分析して報告してくれるのだろうか?

日産はゴーンさえ去れば現場の問題提起に対して聞く耳を持つんだろうか?

いずれにしても、
電気自動車は構造が簡単でIT業者でも参入できるとか
無責任なことを報道や評論家が口にするが、
そんなに安易なものではないということが伺えるよな。

テスラの生産現場がマスク氏の算段のように動かなかったこともそうだし、
リーフのこの件も、
ソフトウェアはハードの職人芸的絶妙バランス感で動く以上に
プログラマの経験や癖、バグ取りにどれだけ長い時間を費やしたかの
多大な努力と汗の塊だってことだ。
ソフトを書くのはハード設計を簡略化出来る安直な手段ではない。

だた、経験則で原理把握に至らなくても動く機械仕掛けのように
不調の際に何が原因なのか雲をつかむ状態に陥ることが稀で、
時間さえかけて面倒がらずにブレークポイントを細かく置き
しっかりデバッグを一歩一歩こなせばバグは見つかることと、
スタブ/ドライバテストでセグメントごとに隔離した検査ができることが
優位点ではある。

日産は真面目に、コストをケチらずにソフトの完成度を稼ぎ、
上述したような対人I/Fの洗練に力を入れて諦めずに押し進めれば
今のリーフの走行感の自然さなどから考えれば
必ずモノにできるとも思うのだ。

まあ、それを日産に期待できるか、、、というと、
ビミョーなのだが(嘲)。
Posted at 2018/12/12 20:51:40 | コメント(0) | トラックバック(0) | 徒然 | 日記
2018年12月08日 イイね!

'standard' か 'common' か

某SNS起稿のつぶやきの再編日記化。

---
彼女に話してほしい方言1位「博多弁」
――「関西弁は喧嘩に負けなそう」「博多弁の『ちゃ』の部分が可愛い」という声も
https://news.careerconnection.jp/?p=63822

これもあまり冒頭引用記事の本題には直結しないことだろうし、
もはやそもそも論には実質的な効力がないことだろうが、

「標準語」

は明治政府が言語の一様化を図り
(国威発揚のため臣民の知的水準を底上げしたい、みたいな?)
人為的に設定した体系語であって、現存しない(笑)。

現在あるのは、
メディアが主として用いる等の自発効果により全国に流布し、
民衆の大半が自然と認識できるようになった

「共通語」

である。

「共通語」は
ベースとなる現代東京弁のアクセントを基盤にもっているが、
「標準語」は
特色排除の観点から逆にアクセントのない平坦化がなされていた

…らしい(笑)。
 ↑
明治生まれじゃない故、実音を耳にしたわけでもないから~(笑)。

※「標準語」策定の土台にされた言語も「当時の」東京弁だが、
 明治東京弁は現代東京弁とはまあまあ異なるものだとか。
 更に無特色化目的のアクセント平坦化加工などもあるし。

昭和以降の戦後教育にて「標準語」の強要が取り下げられた理由は、
民主化のもとでは各地方の文化軽視につながるから、
ということだったと思う。

だから本来は方言云々とは全く別次元のもので、
全く相容れない条件を備えたものだな。

ま、'standard' と 'common' の意味の差そのまんまだよねえ。

因みに「共通語」は自然発生的な共通知識化に依るものなので
(=「規格」として権威組織が定義するものではないから)、
若年層の新語創作などの経時変化も基本的には許容する。

まあでも、
「通じる」本分を外れた
半ば「内輪ウケ」の範疇に至った創作語彙までは
「共通語」だとは言えないだろうけどね。


あ、詰まる所、
だから「標準」(=standard)という言い表し方は
やっぱり違うと思うなあ、ってハナシね(笑)。
「共通」(=common)だよ。
Posted at 2018/12/08 21:13:30 | コメント(0) | トラックバック(0) | 徒然 | 日記

プロフィール

「まだ慣らし運転の序盤の好条件下だが、YZF-R15の燃費を http://cvw.jp/b/2455419/47400853/
何シテル?   12/10 22:54
わ!です。よろしくお願いします。 奔流には流されないようにしていたいですね。 Hello, enjoy yourself.
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2018/12 >>

       1
23456 7 8
91011 12 131415
16171819202122
2324 25 26272829
3031     

愛車一覧

ホンダ S600 ホンダ S600
Don't equate S600 with S660 which is just a ...
スズキ アルト スズキ アルト
Light is in the right at vehicle designing. ...
ヤマハ YZF-R15 ヤマハ YZF-R15
To be edited
ホンダ ライフ ホンダ ライフ
This Honda Life since 1972 was designed in a ...
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation