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ミセガワのブログ一覧

2018年07月24日 イイね!

日本のクルマ社会の未来予想図

日本のクルマ社会の未来予想図どうも。


休日とはいえ暑くて重労働はやる気が起きませんねぇ。

今日は新調した掃除機のブラケット設置したり、ハイブリット車のバッテリーを引き取りに行った程度で一日終わりました。

さてタイトルの件ですが、休日雨が降っていなければ今の私は基本電動アシスト自転車移動なのですが、追い抜かれる車とそのドライバーを結構ジックリ観察できたりして楽しいんですよ。

自動車運転していると、そんなにマジマジと他人を観察してたらアブナイのでできないですけど。


今日は黒のステップワゴンが4台も連なって夕方の退勤時間帯に信号に並んでいるのを発見したり。

3台は中年の女性ドライバーでしたね。


2050年には国産車は全て電気にするそうです。

果たしてどうなるか、考えてみました。

今の日本の大きな課題の一つが「少子高齢化」でしょう。

この傾向は変わらないですが、同じ少子高齢化であっても、今まで通り人口の都市部集中が進むのか、それとも核家族化では経済的、あるいは子育てや介護の問題が解決できず、大家族化が見直され、Uターン生活が復活するかで大きく道が分かれるのではと思っています。

少子高齢化で且つ核家族化では若者の経済力は低下し続け、車どころか結婚できる男性はどんどん減少していくでしょう。

家庭を持たず、妻のご機嫌を伺わずに車を買うとなると、コンパクトスポーツとか軽自動車、コンパクトカーが主要なトレンドになるのかなと思います。
多くの時間、一人か二人しか乗っていないのに7人分の椅子がある大きな車は、今後ますます苦しくなる経済事情の中では不合理な乗り物です。若い人は凄くクールなので、こんな非合理なものを自分が負担するような事はしないと思います。
勿論独居するお年寄りも車が必須となりますので、コンパクトカーは必須です。

旦那を尻に敷いてミニバン転がしているような女性は、結婚しなければきっと車は持たないと思います。
その分公共交通機関が見直されるかな。

年収1000万を超えるような人は現状で労働人口の4%くらい、将来も増えはしないでしようから、たまに凄い高級車乗っている人がいるかもしれませんが、所詮一握りの憧れの存在にすぎません。

高級ミニバンは完全に廃れますね。今後の若者ではDQNな輩はまず結婚できませんから。

ところが核家族化では保育園も入れないし、介護もままならない。仕方がないので昔に戻って地方に帰り、大家族で少ない現金収入を寄せ集めて暮らすスタイルが見直されたとすると、方向性は全く異なるものになるでしょう。


嫁は相変わらずパートに出るため軽自動車は絶好調、そして回転ずしに家族全員で行くために、何が何でもミニバンは必須となります。何なら年金もらっている爺さんが援助するので、ノア買うつもりがヴェルファイアに格上げです。

同居しているのでお年寄りが自分で車を運転する機会は減り、コンパクトカーは下火となります。


ということでどちらのケースでも軽自動車はテッパンですが、コンパクトスポーツに転ぶか、大型ミニバンに転ぶか、世界で最も高齢化が進んでいる日本の未来を、世界中のカーメーカーが注目しているでしょうねぇ。

ただ個人的には田舎に嫁に入る事を良しとする女性は多くはないと思うので、前者かなと思っています。
Posted at 2018/07/24 19:05:06 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ | 日記
2018年07月10日 イイね!

解体新書 Vol.14 ヨコハマ ADVAN A052 255/40R17

解体新書 Vol.14 ヨコハマ ADVAN A052 255/40R17暑いですね。

サーキットアタッカーのU様より、A052の検体のご提供を頂いたので、花粉メガネを保護具代わりに切らせていただきました。



横浜ゴム 三島工場製

凄く安易な想像として、実はSタイヤのA050とケーシング共用で、頭の載せ替えじゃないかと思ってしまいがちですが、室長も予てから言っている通り、グリップに見合ったケーシング剛性にしないと、性能としてはまとまりません。まあ稀にケーシングそのままでもバランス取れてしまうことも有るとは思いますが。

よく「スペコン」だとか、「途中からコストダウン仕様のゴムになってグリップが落ちた」なんて事を大して証拠なく吹聴する人がいますが、製品の開発って仕様変えたら摩耗テストや耐久テストなど、手間暇かかる評価がやり直しになるわけだし、本命仕様と並行して走らせるほど、工数にも開発費用にも余裕がない場合が殆どですから、私から見たら「勝手な想像」と思えてしまいますね。


さて、本題に戻りますが、結果から言ってA050の255/40R17 Mコンと255/40R17のA052は一見似た構造ですが、その詳細仕様は明らかな差を持つものでした。

まずは並べた写真。



ぱっと見はよく似たカーカス2層、内から外へ巻き返し、さらにその外からスチール補強層を貼り付けたサイド構造。ビードワイヤーは6角ビードと基本は同じ。

しかし例えばカーカスの角度は明らかに異なります。ちなみにどちらも純粋なラジアルではない(笑)。


A050が交差角22度ですから、カーカス角度79度くらい、対してA052は交差角10度位なので、カーカス角度85度位と、大分ラジアルに近い構造で、やはりA050に比べると少しトレッドのグリップが低いことに対してチューニングを施された事が伺い知れます。

この仕様は統一感があり、カーカスの巻き返しも050が二層とも高く巻き上げているのに対して、052は1層だけ高く巻き返し、もう一層はビードフィラー近傍で止められています。


一方A052のトップトレッドゴムはオイルバリア層を持たないシングルトレッド構造に、0.1mm厚さほどの接着層のみが付与されているように見えます。

やはりストレート溝が1本入ることのトレッド剛性に対する影響は非常に大きく、Sタイヤ同様の攻めたトレッド構造を採用しないと、ライバルに負けないコーナリングパワーを確保しにくかったのではと想像します。



ベルトは普通。

そしてA050の時は表示もしていなかったので見落としていましたが、A052は材質表示があり、それを見て驚いたというか、納得したのですが、カーカスが他社のインチキラジアルや普通のラジアルで用いているポリエステルではなく、「ナイロンカーカス」だと判明いたしました。


タイヤに使う繊維は、ゴムと接着させるのに接着剤をディップというドブ漬け処理で含侵させ、その接着剤によってゴムと強固に結びついて、ちょっとやそっとの力では剥離してバラバラにならないようにしているんですが、実はポリエステルはナイロンに比べると、ちょっと接着が難しくて、剥離強度が劣るという欠点を持っています。

一方で利点としては安価で強度が高く、また熱的安定性にも優れています。



※引用文献 グランプリ出版 「タイヤ工学」


ナイロンは熱収縮が大きいので、製造時にタイヤが収縮変形しないように形状維持したまま加硫の熱を冷ましたり、また使用時も走ってきてタイヤが高温となり、停止してそのまま冷却してしまうと地面を踏んで撓んでいたところだけその形状が残留してしまい、フラットスポットができてしまい、再走行時振動が発生するなどの問題が生じます。
さらにナイロンは使用中に伸びやすく、知らず知らずのうちにタイヤの形状が微妙に変わってしまうなど、色々不具合な点もあります。

こんなナイロンをなぜカーカスに使用するかというと、A050やA052はカーカス層が厳密にはラジアルではなく、2層がそれぞれ交差角を持つため、各層の伸びやすい方向と伸びにくい方向が異なるわけです。(コード直交方向に伸びにくく、平行方向には伸びやすい)
そのためカーカス層間には層間剪断力という、互いが剥がれようとする力が生じます。

この剥がれようとする力に耐えて、タイヤが壊れてしまうのを防ぐ為に、接着性の良いナイロンを使っていると思われます。
実はもっと強い角度でカーカスが交差しているバイアスタイヤでは、ナイロンカーカスが普通です。


ブリヂストンはもっと強い角度がついていましたが、確かポリエステルカーカスだったと思います。
おそらく横浜ゴムよりも剥離強度に優れる接着技術を持っているのではないかと推定できます。

しかしナイロンバイアスは非常に歴史のある材料と構造の選択ですので、横浜ゴムは剥離して壊れてしまうと言うことの防止を最優先して設計したのだと思います。

一方で前述の通り、熱い状態から止まって急冷されると変形が残り、振動が出るリスクもあるわけです。(私自身A050では経験あり)
ただ、タイヤにとって、振動が出ることよりも致命的な破壊の方がより重大ですから、変なリスクを取るべきではない選択は賛同できるものですね。

接着性を改善して強度に優れるポリエステルのバイアス構造をものにしたブリヂストンも立派だし、材料の特性を理解して、安全性のポリシーを持って商品開発している横浜ゴム、どちらも立派だと思います。

こういう事は長い経験とたくさんのデータ、そして弛まぬ理論的な考察があってこそのものです。
安全でかつ飛び抜けた性能の両立は、そう簡単にまねできるものではなく、それがコストの差、ひいては売値の差だと思いますので、一流タイヤメーカーのタイヤが割高とは思いませんが、皆さんはどう思われますか?


Posted at 2018/07/10 15:02:57 | コメント(1) | トラックバック(0) | ミセガワ研究室 | 日記
2018年07月03日 イイね!

新規格車

新規格車考え事した。

年寄りや主婦、あるいは通勤のチョイ乗りなど、実は大して馬力も大きさも必要ない用途だけれど、他に代わるものがないので自動車を使っている人は多いと思う。

うちのバアさんも免許返納してから不満タラタラ。

こうした人の多くは実はチョイ乗りが殆どで人によっては「高速道路は運転できない」なんて人も少なくなくて、でも一番簡易な車が軽自動車だから仕方なく軽自動車を買っているだけで、もっと簡易で安価な交通手段があれば別にそれでも良いと思っているのでは。

軽自動車と言えども今や高速道路を不満なく走れないとダメだから、ボディガッチリ、装備満載、最高速も100km/hは余裕で超える。

最大公約数的に作られた軽自動車は近隣のみのドライバーにとっては過剰品質である。


要は雨に濡れなくて、多少の荷物か人一人くらいが載せられて、一般道だけ走れる車があればよい。
そして価格はとことん安く。

コムスみたいな電気自動車はメカニズムが凝りすぎで、ちょっと高すぎ。


ここは一発昔さんざん培った、125ccのバイク用エンジンを流用し、余計なモーター駆動とかつけずに安価、車重は300kg以下、そう新車で50万切るくらいの値段で出してもらいたい。

新たな規格の車両区分として普通免許で乗れる。但し高速道路は走行不可。
安全基準も規制緩和してあんまり屈強でないもの。まあ走る棺桶と言われてしまうかもしれないけれど…。そこは買う人の考え方かな。でもそんなこと言ったら軽自動車とレクサスじゃ、今でも安全性に差があるわけだし。

最高速は60kmも出れば十分。

既存の技術を組み合わせ、ニーズを発掘できそうな気がしますが、法規制など官民合同でやらないと難しい部分もあります。


誰か作ってくれないかなぁ。出たらウチのカミさん用に一台買います。
Posted at 2018/07/03 10:49:49 | コメント(1) | トラックバック(0) | クルマ | 日記

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「[整備] #メガーヌルノースポール スノー用ホイールマッチングテスト https://minkara.carview.co.jp/userid/247321/car/3587922/7767889/note.aspx
何シテル?   04/27 15:08
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