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たっしゃんのブログ一覧

2018年10月07日 イイね!

ジムニーの足廻り。。。

ジムニーの足廻り。。。



皆さん、こんにちわ。。。




乗用車からジムニーへ乗り換えする人は、その足廻りの基本性能に

閉口してしまう程、今の時代にこんな不快で不安定な足で良いのか?



そんな風に思われる人、とても多いと思います。



何しろ、段差を越える度にゆっさゆさと振り返しの収まらない挙動や

ピョコピョコとピッチングが常態的に発生してしまう。



また、ステアリングの応答性?と呼べるシロモノではなく、ステアリング

センターは曖昧で、フワフワと落ち着きのないフィール。特に高速道路

に入ると小刻みに修正舵が必要な、なんとも表現のしようがない感覚は

オーナーにならないと味わえない。



しかしながら、そのネガを払拭してやると途端に『FRスポーツ』と呼べる

程のポテンシャルを持っています。超ショートホイルベースFRベース4WD

なので、それはそれは爽快なマシンになるんです、コレガ。。。



『ジムニーなんて怖くて80km/h以上出せない』みたいな話も良く耳に

するのですが、確かにノーマル状態では、その通り(笑)




世間一般的にジムニーの足廻りは『リフトアップ』と呼ばれる通り、オフロード

性能UPやシティーオフローダー(今や死語?)的な見せかけだけ、ワイルド

に仕上げていくスタイルが主流なのでしょう。



そういう趣旨で組まれた足廻りは、まぁ酷い事。



普通に一般道を走るダケでノーマルの挙動を更に助長した様なフィール

になります。



そりゃ、そうですよね。車高を上げるダケでもそうだけど、極端なリフトアップ

はオフロードでは良いのかもしれませんが、ストリートの範疇に於いて、改悪

でしかないんです。



そのような仕様になると、如実に起こりうるのが『ジャダー』や『シミー』と言われる

普通に走っているダケでステアリングがプルプルと震えたり、本チャンのジャダー

だと、暴れ馬のような挙動に初めて経験した時には、青ざめてしまいました!!



新型ジムニー(JB64)では、それなりに対策を講じてはいるものの、基本的な

構造に変わりはない為、乗用車からの乗り換えした人は徐々に嫌気がさして

ジムニーを降りる人も多いように思います。



構造的欠陥と一言で言えばそうだけど、その強靭な骨格や構造は悪路等の

走破性は世界有数とも言える素晴らしい車なんです。



とはいえ、普通の人がそもそも、そんな道を走る事は稀で、雪国の人には

その能力を発揮する機会はあっても、ボクらのような雪の降らない地域の

人には全く意味をなさない性能でもあります。



さて、ここまではジムニーのネガな足廻りの一般的な認識やカスタム傾向、

構造的に起こりうる問題等について、書かせて頂きました。



ここから先は、ストリートでの運用で安全に気持ちよく走る車にする為に

必要な処置について、ボクの持論を書きます。




先ず、ジムニーの足廻りをカスタムする上で一番の核となるのが、冒頭の

写真で掲載した『フォーミュラーラテラルロッド』と呼ばれる、レインボーオート

製の調整式ピロボールラテラルロッドです。



このラテ(ラテラルロッドの略称 以後ラテと記載)がジムニーの持つネガを

払拭する為、そして『FRスポーツ』とする為に一番重要なパーツです。



調整式ラテラルロッドは多くのショップが取り扱いをしておりますが、

レインボーオートで取り扱うラテは他と一線を画す、高剛性・高品質な

ピロボールを使用しており、メンテナンスフリーでネガを隠すのではなく、

ガチッと抑え込む事で得られる操縦性は目から鱗が出る程の逸品です。



ボクも過去に4本のラテを使用してきて、このラテが5本目(2台目なので

6本目かっ!!)その性能はコレしかないと呼べる程のものです。



但し、金額は通常市場に出ているラテの価格と比較すると2倍~4倍位

にはなるでしょうが、このラテを知ってしまったら、もう戻れませんよ。



ジャダーとかシミーと無縁になれる事間違いありません。




後付けでコイツ、、、







ホーシングブレ補正ブラケット?だったっけかな?入れましたが、正直言って

ラテ入れたダケで十分だった。。。




それから、『FRスポーツ』を目指す為に必要なパーツはコチラ、、、







偏心キングピンですね。純正キングピンと入れ替えするダケで-2°のキャンバー

が付くというシロモノですが、現実的には-1.5°程しかネガティブキャンバーには

なりません。しかし、このキングピンを導入すると頑固なアンダーステアが相当

改善する為、旋回性能はかなり向上します。




そして、足廻りの骨格を決定付けるショックアブソーバーですが、欧州車御用達

のコチラ、、、








ビルシュタイン(エナペタル)のショックアブソーバーによって、足廻りの基本性能

が数段向上していきます。ボクが使用しているのは青森のクロスJさんがオリジナル

でリリースしているエナペタルショックを導入しています。コイルは柔らか目なものが

入っておりますが、もう少し固めなコイルでもいいですが、タイヤがジオランダーAT-S

の185/85r16サイズを入れていますので、タイヤとのバランスを考慮すると、この状態

でも良い気がしています。



今はジムニーが普通の乗用車のような走りが出来るように基本性能の底上げを

行っている段階なので、ゆくゆくはどうなるか不明ですが、ジムニーらしさと走りの

質を上げる事を目的としていますので、良しとしています。



それに加えていったのがコチラ、、、







クスコの後付けリアスタビですね。



路面の追従性が格段に良くなりますよ、コレ。峠道でも振り返しが抑えられて、

ハンドリングを安定させてくれるので、純正採用して欲しい程です。



ジムニーの足廻りでは、これ以外に各部の『補正』が必要になってくるのですが

そのあたりは、多くのショップ等でも紹介されているので、省略します。



この先はコストも掛かっていくので、求めるレベルに合わせてステップアップ

していけば良いと思います。



ジムニーはフレームの上に車体を載せるような構造になっているので、

フレームと車体との間に挟み込むブッシュが超柔らかいので、ソコを

固めるのも非常に効果的だと実感しています。



まだまだ、細かい部分は公に出来ない内容もあるので、伏せておきますが、

上記に紹介してきたカスタムを行う事で得られる操縦性はノーマルのそれを

大きく変化し、非常に安定した普通に走れる足廻りの基本を築く事が出来ます。



ジムニーの走りに不満を持っておられる方、カスタムの方向性は人それぞれ

ですが、その過程に於いて重要なパーツがありますので、そこでコストを

掛けないと安物買いの銭失いとなりますので、確りと見極めが重要かと思います。



ボクの仲間達はジムニーでサーキットを走る事に真剣に取り組んでいます。



メーカーの開発車両でも良く聞きますが、『ニュルブルクリンクで仕上げた性能』

と言って、そこで得られた実績をフィードバックしたりしていますよね?!



ジムニーでサーキットを走行して、ジムニーの持つ可能性を広げる為、多く

の時間とコストと労力を注ぎ、コンマ1秒でも速く走る為にモディファイを繰り返し、

仕上げている。



メーカーと同じように、限界まで攻めて、弱い所を1つ1つ改善し、今よりも

もっと速くする為にコツコツ頑張っている姿は素晴らしいと思います。



そこまで本気で徹底したやるからこそ、見える世界や常識の上書きを行う

事でジムニーが『FRスポーツ』たる礎となっているのでしょう。



そして、そこで得られた実績は全て、ジムニーオーナーの為に注がれる。



本気でやる事で本質が見える。



シムニーだから、、、軽自動車だから、、、とおっしゃる人、ジムニーを

諦める人もいらっしゃるかと思いますが、ジムニーが持つポテンシャルは

ホント、凄いんです。



今回は足廻りの事について、少しだけ触れてみましたが、同じジムニー

に乗る人には、もっと楽しい世界がある事を知って欲しいです。






ではでは。。。


Posted at 2018/10/07 17:50:38 | コメント(0) | トラックバック(0) | 足廻り | 日記
2018年10月05日 イイね!

JB23W 10型は集大成ダヨ。。。

JB23W 10型は集大成ダヨ。。。



皆さん、こんばんわ。。。




ご存じの方も僅かにいらっしゃると思いますが、ボクは以前

7型(21年式)に乗っていました。



3回のエンジンブローを機に一度、ジムニーを降りました。



ところが、縁もあって10型を購入した訳ですが、7型と比較すると

相当深いレベルで進化しちゃってます。



〇10型になり進化した内容



 ① CPUが劇的に進化

    ・エアコンのコンプレッサーが回る際に急に重くなる経験ありませんか?
     10型では、そのあたりを上手く感じないような制御になっている。
      ※専用マップで的確に制御されていると思われる。

    ・負荷に応じたブースト制御がなされている。

    ・4,800rpmからカムに乗る感覚がある(とはいえ6,000rpm迄ダケド)
      ※これはカムが変わっているからだろうか???



 ②遮音性が高くなった

   ・フロアの静音材が変わり、肉厚になった事でエンジン&ロードノイズが
    大幅に軽減されている。




制御(CPU)の進化が目覚ましい!!



パワーアップ系のチューニングをするのには、この10型CPUではレブが500rpm

低くなり、7,000rpmが上限となったがタービン交換仕様レベルなら、実質的に

十分かな?アルティメイトでも+500rpm程度なら純正のマップから外れても

まぁ、許容の範囲だしね。



カム交換以降であれば、正直純正のMAPが存在しない7,000rpm overの

制御は完全にアウトですけどね。リダートしまくりだし!!



MAPがない領域では最大負荷領域の一番濃い燃料をダラダラ吐出する

ダケになっちゃって、フィーリングは最悪だし、MAPがある領域であれば

優秀な純正CPUの制御下に置いてセッティングが出来る事はサイコー!



もう、高回転を回すのであればフルコン制御しかないけど、出来れば

フルコンでは燃調と点火だけを制御させる形がイイナ。。。



最近は純正CPU書き換えでの制御が流行り???みたいだけど、

いい話は1つも聞かないな。



純正CPU書き換えで制御している人へ、、、



① A/Fをチェックしよう!

② 排気温度をチェックしよう!

③ 点火時期をチェックしよう!



①、②はマジでエンジン壊れる可能性があるので、確り確認
しましょうね。

 ※セッティングをシャシダイだけで行っている所はヤバイ。

 ※CPU書き換えをツルシで出している所もヤバイ。


③はOBDからモニタリングできる環境になってないと確認できない
けれども、ヘタすりゃ純正よりも点火は遅角しちゃってるかと。


エンジンのセッティングは実走行じゃないと、負荷の掛かり方が

全然違うんです。速度もふわわkm/hとかになるとMAPの読む

所が全く違う。



また、タイヤ外形やファイナルギアの違い等による外的要因によって

セッティングは全然合わなくなるのだけども、そういうのってジムニー

のような特殊な車程、現車合わせが基本なんだけど、イマイチ世間では

簡単に事を済ませる体質が残っているようで、ボクみたいにエンジン

壊して笑って居られる人じゃないと、本来660ccで純正の倍以上の

出力を出す事は単純じゃあないんですよ。



一瞬ならいいんです、一瞬ならば。。。



高負荷・高回転で踏み切るような人やサーキット走っちゃうような

車はマジでヤバイヨヤバイヨ!!!



久しぶりなんで、話が脱線しちゃってますけど、ホントに壊れるよ、意外と

簡単にね。。。



ジムニーはトランスファーを介して動力をデフに繋いでおり、車重も重いし

エンジンに掛かる負荷が非常に大きい車なだけに、ちゃんとセッティングして

周辺のクーリング対策も万全にして、排気もヌケヌケにしないとホントに

壊れるんですよ。



なので、ちゃあんと、現車合わせでセッティングしてくれて、実走行して

詰めてくれる所じゃないと、タービン交換車以上は危険なので、よくよく

考えてみて下さいね。





ではでは。。。
Posted at 2018/10/05 22:21:52 | コメント(1) | トラックバック(0) | 考察。。。 | 日記

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