皆さん、こんにちわ。。。
今日はマフラー交換の1歩先に進んだキャタライザーの選定について
少し自分の経験則を交えた話をしたいと思います。
ボクが初めてキャタライザーを導入したいと思うきっかけになったのは、
平成21年に前愛車である『たっしゃん号 1号機』のブーストアップを
した後、モアパワーの為にどうすべきか?を思案し出した時に遡ります。
この頃の写真ですが、当時としては斬新なJ2Fホーシング&トランスファー
を活用した完全FRに純正比110mmDownの車高、3.416ファイナル
に205/55r16 RE-01Rを使ったアホ使用でした。。。(汗)
さて、ブーストアップレベルだとタービン風量によって、5,700rpm以降
はただ、ダラダラ回るだけになりましたね。(パワーチェックグラフ確認)
この時はタービン風量に疑念を持つのではなく、単純に排気効率の悪さが
トップエンドの回りの悪さというか、パワーのなさを卑下していたと思います。
スポーツキャタライザーというもの、当時はトライフォースカンパニーさんの
キャタライザー1択でした。
これがまた、高くて考えに考え抜いて購入した思い出があります。
実際にこのキャタライザーを導入した際の排気系統はフジツボの50.8φ
マフラーをフロントパイプから使用していました。
このような組み合わせで使ってみた訳ですが、正直言って少しトルクアップ
した程度で、あまり効果を体感できるものでもありませんでした。
その後、タービン交換(HT07 4A⇒HT07 5A⇒RHB31FW)と
様々なタービンを試行錯誤しながら交換して、要約スポーツキャタライザー
としての性能発揮できるようになったと記憶しています。
話を戻しますが、スポーツキャタライザーでボクが使用した事のある製品
は上記のトライフォースカンパニー製品の他にはこのようなものがあります。
モンスタースポーツ
トラスト
この3種類を使用した実績があります。
※実際には上記3種+デザートイーグル製品を使用しましたが、これは
正直普通の人が積極的に選べるような金額じゃないので除外します。
実際に使用してみますと、上記3種共に一定の性能UPは得る事が出来ます。
出力としては120ps~130ps程はどれを選んでも出せると思います。
ここで、一番危惧する話としては、トライフォースカンパニーとモンスター
製品はノーマルのフロントパイプが取り付けられる事を前提にした製品で
あるという事です!
つまり、ターボアウトレット直後にキャタライザーの設定がなされて
おる訳ですが、純正のフロントパイプのフランジ径は45φですから、
折角、キャタライザーで効率化したとしても、極端な絞りが入って
しまっては、本末転倒というものです。
ですから、最近はよく中古でトライフォースカンパニー製のスポーツ
触媒をオークション等で見かけますが、もの凄い焼き色になってます
よね?あれは、完全に熱が滞留した結果であって、排気効率としては
お世辞にも良いと言えるものではないと思います。
しかし、一定の出力で抑えるならば、トライフォースカンパニー製も
モンスター製も十分な性能を有していると思います。
そこで、唯一とも言えるスポーツ触媒というのが、トラスト製品1択
だけが、高出力に耐えうるものだと断言できます!!
実際にボクも使用していますが、この製品の良い所は排気ガスが高温で
流速も早い状態で吐き出されて、アウトレットを通過しますが、他社との
大きな違いはキャタライザーの位置がフロア下に設定されており、流速
の速い状態を避け、キャタライザーを通過しているので、排気効率という
1点に於いては非常に高い性能を有したものだと言えます。
事実、ボクのジムニーではコレを使用していますし、出力としても150ps
オーバーすら許容する優れた製品だと認識しています。
但し、ボクのはマフラーとの接合部分(フランジ)を50φにして、排気抵抗
防止策を取っているので、つるしの状態ではございません。
また、他のスポーツ触媒は触媒単体で販売しておりますが、トラスト製品は
フロントパイプ一体型となっておりますので、非常にリーズナブルだと
思います。最近は安価に購入できるようですし、ブーストアップから
フルチューンまで、このスポーツ触媒でイケるのは最高かよ!?
って言えます。
ボクのような出力であって、高負荷・高回転で走っていても、アウトレット
以降のステンレスパイプの焼き色は、そんなにコンガリしていません。
という事であれば、ボク的には、もっと排気流速を上げるべく、サーモ
バンテージを巻こうと考えています。
一時期、タコ足にもサーモバンテージを巻いておりましたが、アソコは
巻かない方が得策だと考えます。やはり、フロントパイプから巻き出し
する方が良いのではないでしょうか?
どうでしょうか?
JB23Wの後期車両から2つの触媒が付いてしまい、フロントパイプを
交換せず、パワーチューニングを行う事はイロイロと問題が出る危険性が
ありますね、正直。
そういえば、最近JB64用でHKSよりスポーツ触媒が発売されましたね!
アウトレット直後のあの体積量と形状は非常に好ましいけども、触媒後の球面
フランジ部分で45φに絞っているのが、勿体ない!!
あんな形状。HKSでしか作れないです。
ボクならば、車検対応でなくなってしまうけど、球面フランジ部分を
もう少し口径拡大したいところです。
触媒は純正位置の方が環境性能は優秀でしょうし、普段使いの走りや
AT車等は好ましい特性で乗り易く、それなりにパワーも上がるといった
感じの方が一般的なんだろうな。。。
逆を言えば、よくトラストがあの位置でガス検通った?!もんだよね。
実はボクの弟の車で、このキャタライザーの開発をしておりまして、
当時、イロイロと苦戦して発売にこぎつけた事が思いだされます。
頻繁にエンジンチェックランプが点灯しちゃって、結構大変でした。
今日は話が脱線しまくりだけども、スポーツ触媒1つとっても、様々な
考え方から開発されているという事、また、その人なりの車の走らせ方で
こういった製品選びが大事なんだという事をお伝えしたいと考えた次第です。
昨今、簡単にパワーアップするようなパーツを安易に取り付けしている
方が非常に多く、ブッチャケると、どれだけのジムニーショップが、本質的
にチューニングの事、エンジンの事、制御の事を分かっているのだろうか?
非常に怪しさ満点だと認識していて、ボクらみたいにアホみたいな走り方を
しなければ大丈夫という訳ではなく、組み合わせたパーツや走る場所に
よっては、あっさりとエンジンが壊れてしまう事も考えられるんです。
特に近年の夏場の暑さというのは異常なので、何も対策をしない人や
マメにOIL交換をしない人なんか、1発ですからね。
そもそも、660ccのエンジンで64psを絞り出している事自体が
エンジン的に言えば厳しいんです。特に環境性能を有する必要性のある
状態維持はメーカーとしての命題でもあり、コンプライアンスの根源
となる部分なので、制御の方向性もそうなってしまうのでしょうね。
とはいえ、訳のわからないショップの言う事を鵜呑みにして、エンジンを
壊さないようご注意下さいませ。
ボク自身も様々な取り組みを続けてきて、制御についても少しだけ理解
出来るようになり、少なくともJB23W(K6A)については、要約
経験と知識が噛み合うようになってきたので、それなりにアドバイスも
出来るかな???
ではでは。。。