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JB64W

2024年02月27日

皮むき（タイヤ）

新品のタイヤを組んだら、または、新車を買ったら、100kmの慣らしをするように言われる。

私も、これまでの経験によると、そんなものかなと思っていた。

しかし、実態はかなり違うのである。

普通のクルマのタイヤは、日常走行で求められる負荷に対してかなりの余裕を持っている。

したがって、新品のタイヤでグイグイと走らせても、あまり物足りないと感じることがない。

本来の製品が持つ最大グリップ力に対して、新品時に80％しか能力を発揮していなくても、「皮むきが必要だなんて言うけど、特に変じゃないなあ・・・」と感じるのだ。

日常走行では、頑張って急ハンドルを切ったつもりでも、タイヤの性能の30～40％の能力しか使っていないから、認識できない。

普通の人は、公道でタイヤの性能の80％を使うことなどできないのである。

ところが、ジムニーになると、話が違ってくる。

ジムニーは、日常走行でタイヤの能力の70～80％を使っている。

したがって、新品のタイヤで走行すると、思わぬところで滑り出すので、とても怖い。

そして、皮むきに必要な走行距離は、100kmでは足りないということが判明した。

2台目のジムニーで100kmぐらいの慣らし運転をして、皮むきが完了したのではないかと思っていたが、1台目のジムニー（2万km超）と同じようにカーブに入ってみると、四輪が派手にドリフトアウト！

前後バランスが良いのは判ったが、あまりのグリップ不足に冷や汗をかいた。

1台目のジムニーと同じように走行できるようになるまでには、300～500kmぐらいは必要だったと思う。

私のイメージでは、100kmというのは、タイヤとホイールとの密着が形成されるまでに必要な時間であると思っている。その間、急ブレーキは禁止（タイヤとホイールが滑って組み付け位置がずれる）。急ハンドルはOK。

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Posted at 2024/02/27 22:20:40

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