うまいこと休暇が取れたので香川県に行ってきました。
いつも週末の仕事終わりに入浴してからそのまま出かけるので、香川に着いてうどん屋を全力ではしごした後はお昼寝することにしています。さすがに夜通し走ってうどんをぶち込まれると眠気を抑えられません。
ここは「さぬき空港公園アドベンチャーゾーン」という公園で、いつ行っても空いていて芝生でゆっくり寝られるので、さぬき空港公園お昼寝ゾーンと呼ぶことにしました。
日本最大の造船会社、今治造船の丸亀新ドックの雄姿。
1,330t吊りゴライアスクレーンが3基連なる威風堂々たるドックです。
恐らく国内の大規模造船所としては最新の工場だと思われます。同じく1,330t吊りというのもゴライアスクレーンとしては恐らく国内最大です。撮影当時は残業の最中で、ゴライアスクレーンが稼働しており止まるタイミングを計るのが大変でした。なお、この造船所は最新式ということもあって照明が充実しており非常に明るいです。ゴライアスクレーンとともに、生産性と安全性を追求する今治造船の姿勢が感じられます。
三菱重工や三井造船など専業でない日本の大手造船が苦戦する中、世界の競合に伍するべく国内造船業の旗手として走り続ける今治造船は、このドックの威容も重なって私の心には非常に頼もしく映りました。
今治造船の人もそうでない造船所の人も頑張ってください!当然私も(造船業ではないですが)頑張ります。私たちは日本の製造業を諦めない!
さて、モノづくりに対する気概を改めたところでこれはゴライアスクレーン上部構造のアップ。住友重機械製のようです。闇夜にぼうっと浮かぶ巨大な鉄桁からは、ある種の妖しさすら感じられます。
一方こちらはある種の狂気を感じさせる、本屋なのに観覧車。
しかも別に繁華街にあるわけではなく、むしろ埋め立て地の工業団地の中にあります。
しかし香川県というのは夜景の撮影に全く難儀しません。
関東だと高層建築からの眺め以外は平野周縁部にわずかに撮影スポットが点在するだけですが、このあたりはその独特な地勢からそこら中に撮影スポットがあります。
これは徳島ですが帰り道は鳴門の渦潮に寄り道しました。
太平洋に(頑張れば)自転車で行ける距離に住んでいた私にとっては、瀬戸内のような広大な内海は新鮮です。島やそれをつなぐ長大な橋梁がそこら中にあるのもまた、その感覚を強いものにします。同じ内海ですが、容易にすべて見渡せてしまう狭い東京湾とは全く異なる佇まいです。
今回改めて感じましたが、西に行くと人の手が入ったものが写真の題材になりやすいです。どこに行っても見かけの人口や交通量が多く、かつての日本の重心が西にあったことが感じられます。造船所がそうであるように大手製造業の拠点も西の方が多いですし、そもそも明治維新は薩長から始まりましたしね。
東日本の大自然も良いですが、
西日本の人の営みというのも良いものだなと思いました。
Posted at 2020/02/15 11:44:06 | |
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