ご無沙汰しております。
ここ最近、三十台も半ばになってきて、加齢のせいか自分の心身の変化を実感するようになりました。登山を始めたおかげで体の方は何とかなっていますが、特にメンタル面の変化は顕著で、徹夜釣り旅行とか激しい余暇活動に対する気力が湧きにくくなってきました。
食べ物だけでなく物事にも賞味期限がある。この年齢になってようやくそれを認識できた次第です。
たぶんそれはクルマにおいても同じで、ガンガン走り込むようなクルマには若いうちに乗っておくべきだと思いました。子育てを終えるような年齢になってからでは、その特性を発揮するような乗り方は出来ない。最近ゆったりとした乗り方が多くなってきて、そう思うようになりました。
多少無理をしてでも三十台のうちにRS3を手に入れることが出来たのは、そういう意味でとても幸せなことだと思っています。逆に年齢を重ねてもこのようなクルマを乗りこなしている方々には、そのバイタリティに感服するばかりです。
さて、色々な物事には賞味期限がある一方で、それが無いものもあります。その一つが「食」です。食材には賞味期限がありますが、「食」そのものにはありません。生きている限りは食べ続けないといけませんから、「食」は一生付き合っていける趣味の一つです。
11月も終わりになってくると
日本海北部のブリが美味しくなってきます。それをロックショア(磯からのルアー釣り)で狙いに行こうと思っていたのですが、やっぱり気力が湧きませんでした(苦笑。スタッドレスタイヤを新調したところまでで断念です。
ということで今回は自分で釣るかわりに適当な魚をお取り寄せです。漁港直送で丸魚を購入できるネット通販のお店「こだわり鮮魚の産直通販・のん気な魚屋」をときどきチェックするようにおりまして、今回はちょうど良い大きさのクロマグロを見つけました。
すいません、ブログタイトルはたいそうなことを書きましたが、クロマグロと言っても若魚です。クロマグロも出世魚のように呼び名が変わって、メジマグロ ⇒ クロマグロと変わります。今回お取り寄せしたのは、鳥取の漁港で水揚げされたやや小ぶりのカツオ位の大きさのメジマグロです。2.7kgくらいだとか。山陰日本海側も結構水温が下がってきましたので、もしかしたらメジマグロでも脂が乗っているかも、という淡い期待を抱いての注文です。
関東なら水揚げした翌日の午後には届きます。
金曜日に注文すれば土曜夜にはお魚パーティーが開けます。
こんな感じで到着。
全長は54cmくらい。
今日はさっそく捌いて何品かお料理を作ります。
捌き方が載っているサイトで教わったのですが、マグロやカツオって高速を得るために第1背びれが完全に格納できるんですよね。F-14トムキャットみたいです。
この大きさのマグロやカツオはウロコのすき引きが必要です。
ここから後は捌くのに集中しすぎて、完成するまでの写真を撮り忘れました。どうにか以下の6品作りあげまして、もうへとへとです。
お造り
昆布締め
ねぎとろ
ねぎまぐろ
かぶと焼き
あら汁
当たり前なんですが、やっぱりプロの料理人はすごいですね。見た目も味もとても素晴らしい品々を、客を待たせずに適切な価格で提供できる。自分で手間暇かけて料理すると、そのレベルの差にいつもプロのすごさを実感します。
さて、出来上がりはこんな感じです↓
本物の「ねぎま」です。
左端の黒いものはハツです。なるべく余すところなく食べます。
昆布締めとねぎとろも作りました。ねぎとろはすり身にしたあとマヨネーズとサラダ油を少々混ぜるだけでOK。お手軽です。
マグロは捌くのむずいです。
特に皮をはぐのが難しくて、全然きれいにサク取りできない。
今回いろいろ食べてみて、やっぱり冷凍していない生のクロマグロは美味しいと思いました。水っぽさとか鉄っぽさとか全然ないです。ねっとりしていてマグロの味が良く感じられて非常に美味しい。火を通したねぎまもパサついておらず、ネギの香りと合わさってとても美味しいです。
あと驚いたのが、想像以上にトロの部分が多くあったこと。たかだか3kgにも満たないメジマグロでしたが、十分な脂の乗りでした。
これからも一消費者として日本の第一次産業を応援していきたいと思います。
Posted at 2021/12/11 23:28:31 | |
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