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やえなでしこのブログ一覧

2020年11月24日 イイね!

三陸の魚介類でちょっといい夜ごはん

三陸の魚介類でちょっといい夜ごはん先日の三陸釣行では見事に爆死しました。。。

今回はその後の調理の様子をお送りします。


私の釣果は二日間でたった2匹だけ。
しかし納竿の時、こう思ったのです。
逆にこれだけ貧果ならば、一匹にかける調理時間を潤沢にとれて、ちょっといい料理が作れるんじゃないかと。

そう、釣り人にプラス思考は必要不可欠なのです。というかプラス思考のクセをつけておくと、釣りに限らず大抵のことはうまく行くと思います。物事がうまく行ったか行かなかったかは、その物事の結果の受け取り方次第だと思うのです。


さて、この釣行の際に寄った道の駅「高田松原」でこんな食材を買ってきました。
ホタテの甘さ!アサリの旨味!幻の貝!しかも半額!
もう買わなきゃいけない要素しかありません。



このイシカゲガイ、初めて見ましたが矢張りレアな貝のようです。基本的には天然もので、養殖されているのは陸前高田の広田湾だけだそうです。楽しみです。



ということで今回はだいぶテキトーですがコース料理にしました。

前 菜:野菜室にあった相当前のレタスちぎったやつ
スープ:クロソイのアクアパッツァ
 魚 :メバルのポワレ バルサミコソース
パスタ:イシカゲ・ビアンコ


まず魚の下処理をします。
見てくださいこの綺麗なエラの色。
こういう鮮度抜群の魚を食べられるのは釣り人の特権です。



実はこのメバル、全長25cmもありまして、地味に自己記録更新だったりします。このサイズとこの鮮度なら普通に値が付くレベルで、食材としては上物です。


下処理完了。
クロソイはアクアパッツァなので鱗と内臓の除去だけ。メバルは3枚おろし。



いつもなら骨は捨ててしまいますが、今回はアクアパッツァがあるのでそれに投入できるようメバルの骨から出汁を取りました。



アクアパッツァの材料勢ぞろい。
クロソイの表面に焼き目をつけたら、あとは材料をぶっこんで煮るだけです。



クロソイのアクアパッツァ完成しました~。
彩りもさることながら、いろんな旨味が重なり合ってとても美味しいです。



実はクロソイは身自体の味はそれほどでもないのですが、アラから非常に良い出汁が取れます。私が経験した中ではヒラメと並ぶ出汁のツートップです。なのでアクアパッツァとかマース煮みたいな出汁の旨味が活きる料理が向いています。


次はメバルのポワレを作ります。
ポワレだなんて言うとハイカラな感じがしますが、実際やってみると思っていたより全然簡単でしたのでときどき作っています。美味しく焼くには鉄フライパンは欠かせませんが、鉄フライパンもちゃんと使えばくっ付かないし錆びないしで、こちらも思ったより使いやすいです。
鉄フライパンは使いづらそうと思っているあなた、コロナ禍での巣ごもりに鉄フライパンでお料理でもいかがでしょうか。


皮目だけ小麦粉つけて。



じっくり焼きます。焼き目が美味しそうです。



このあとお皿に盛り付けて、調子乗ってバルサミコソースをフレンチ風に垂らしてみましたが、センスのない素人がやってはいけません。猛烈にひどい絵面になりましたので載せないことにします。大人しくダラダラ掛けとくべきでした。

でもお味はもちろん最高でした。お魚は皮目も食べるに限ります。


最後はイシカゲ・ビアンコ。
イシカゲガイはこんな感じ。なんかすごいだらしない感じの貝です。ちなみに本来のイシカゲガイはもっと大きいようで、これは何かの理由(忘れました)で出荷せざるを得なくなった稚貝だそうです。



生産者の方には申し訳ないですが、普通の二枚貝に比べて足が異常に大きいのでちょっと気持ち悪いです。。。でも非常に身離れがよく調理が楽です。貝から取り外すというよりむしろ勝手に離れてくれます。



イシカゲ・ビアンコのできあがり。



うん、なかなか美味しいです。
でもちょっと期待値を上げすぎた気がします。びっくりするほどの味ではなかったです。ただホタテの甘さとアサリの旨味というのは言わんとすることは分かりました。確かに味はアサリに近い感じですが、アサリに比べ甘みが強いです。また、貝のひものような確りした歯ごたえがあります。

たぶんちゃんとした大型の成貝を使ってプロの料理人が調理すれば相当に美味しいものになるのだと思います。こんど成貝を見つけた時は迷わず購入してみようと思います。がんばれ東北の一次産品!


イシカゲガイの個人的評価
食 味:○
食 感:◎
見た目:×
調理しやすさ:◎
価 格:△
※アサリを全部○とした場合

Posted at 2020/12/19 22:30:07 | コメント(2) | トラックバック(0) | 料理 | グルメ/料理
2020年11月23日 イイね!

晩秋の三陸釣り紀行

晩秋の三陸釣り紀行今年に入ってからまともな魚を釣り上げていない。そもそも釣りにすら行けない時期もあった。

冬は暖冬、春先はコロナ禍による外出自粛、夏秋は気象・海象条件の悪さ、もちろん時期にかかわらず私の未熟さも相俟って、釣り人生始まって以来の散々な年である。

そんな2020年も、もうあと僅か。このまま終わるわけにはいかず、折れかかる心を奮い立たせて11月の3連休前日深夜に三陸は大船渡を目指してハンドルを握った。
三陸はリアス式海岸のため釣り場としても魅力的なところが多い。切り立った崖は、その分、海底に急深な地形を生み出す。もちろん外洋に面した箇所も多いから、潮通しは抜群だ。当然ここまで足を延ばすのだから狙いは大物。ショアジギングで最終盤のハマチやサワラあたりを狙う。




結論から申し上げると見事に玉砕した…。

折れかかった心が完全に折れそうになる釣果ではあったが、ドライブ成分がいくらか中和してくれたので、まだ釣りに行こうと思える程度のダメージには収まった。地方への釣行の際はドライブも楽しむことにしているのが奏功した。


さて、首都圏から大船渡へは少し遠い。常磐道を経由しても東北道を経由してもほとんど時間は変わらないけども、休憩込みで最短でも8時間くらいは必要だ。翌日の朝まずめに間に合うようにするには気合をいれて早めに出発しなければならない。
結局、気合が足りずにやや出発が遅れ、大船渡に到着したのは何とかまずめ時の範疇に収まる7時だった。


大船渡はここ数年通り過ぎるだけであったので、目的地として訪れるのは9年ぶりになる。前回訪れたのは2011年、まだ学生の頃、東日本大震災後のボランティアとしてだ。
あの時の光景は一生忘れない。積みあげられた瓦礫、有機物の腐敗臭、砂埃に塗れた路、大量に湧く蠅・・・。そして今見えている視界の中で、何人もの方が津波に飲まれて亡くなったという事実。もはや戦場だと思った。

以来いつも三陸のことを気にかけている(つもりです)。ボランティアに訪れたのはこの1回きりであったが、それ以降は労働力の提供ではなく消費活動という面で貢献するようにしている。今回の釣行もそういった側面があるので、可能な範囲で惜しみなく買い物をするようにした。


震災から9年たって、どの街でもインフラや街並みという意味での復興はかなり進んでいる。住宅地は高台に移転し、旧市街地には住宅を除いた新市街や公園が整備されつつある。

そんな復興の進む大船渡市街を抜け、外海に近い港でジグを投げるが何も当たらず。三陸の港は復興工事のおかげでどこも新しい。



まずめも終わってしまったので場所を移動。ここは小壁漁港という。越喜来半島の中間にあり、ほぼ外海のような海域に面しているが、海のすぐ横までクルマで行ける。背景が岩場と海、空になるから、太陽が照る時間ならばとても写真映えしそうだ。



これは小壁漁港だけでなく三陸全体に言えることだが、港自体は整備されていても、市道以下の道は震災当時のままである部分も多く、RS3のように最低地上高が低くて低扁平率のタイヤをはいたクルマは注意が必要だ。実際に小壁漁港に至る道にも大きめの陥没があったり、橋桁がずれて浮き気味になった橋もあったりと、走行には相当な注意を要した。


定繋されている船はいないようなのでのんびりできる。左は同行の友人。



その後は釣り場の下見がてら周辺をぶらぶらして、昼食は道の駅「さんりく」で。ここはそれほど洗練された道の駅ではないけど、食堂で出てくるめかぶが抜群にうまい。スーパーで売っているようなパック詰めのものとは全くの別物だ。


昼食後も色々と釣り場探しをして、夜釣りに備えて早めにチェックイン。
今回の宿は「遊YOU亭夏虫」。ややくたびれ気味の自然公園にある宿泊施設だが、ロッジに泊まる場合はすぐ前までクルマで乗り入れ出来て、かつ宿泊期間中はいつでも自由に出入りできるので釣りとの相性は良い。


ただ普通の駐車場からロッジへ続く道がちょっと狭いので、Dセグメント以上のクルマではロッジ前までは行かない方がいいかもしれない。


遊YOU亭夏虫は大船渡市越喜来の山中にある。そういえば2011年にボランティアに来た時も越喜来の浜側を訪れた記憶がある。確か下の写真はその時に越喜来で撮ったものではなかっただろうか。


津波の爪痕の中にポプラが一本だけ。記憶にはないが、当時きっとこの一本の木に何か感じるものがあったのだろう。

気になったのでマップで調べてみると、なんと現在は「ど根性ポプラ」という名前がついて公園になっているそうだ。
こうして2011年と現在とを比べてみると、三陸は二度にわたって大きく姿を変えられたしまったことに気づいた。一度目は津波で。二度目は復興で。津波の被害が無いところには美しい里山が残っているから、きっと海沿いは里山と里海が交じり合って、さぞかし美しい風景を作っていたのだろうと思うが、もうそんな風景は戻ってこない。それでもこのポプラのように前を向いて生きる三陸の人々には、こちらも元気をもらう。
ちなみに今回この辺りも走ったが公園には全く気が付かず。次回は必ず訪れようと思う。



夜釣りに備えてロッジで仮眠を取って、夕方以降に根白漁港へアタック。今回は夜アイナメ狙いでエサ釣りに徹するももちろん撃沈。ただ堤防上でコンビニ飯をたらふく食べただけとなった。



ちなみに根白は”こんぱく”と読む。
この辺りは不思議な読み方をする地名が多い。
越喜来は”おきらい”、吉浜は”きっぴん”、綾里は”りょうり”、立根は”たっこん”。普通の難読地名とはちょっと違って、なんだか音訓逆転したような地名が多い。以前のボランティアの時に聞いた話では、アイヌ語が語源である説もあるそうだ。



明けて翌日の釣りもクロソイとメバルを釣り上げただけで他にまともな獲物は無し。同行した初心者の友人に30センチクラスのアイナメを釣ってもらえただけが救い。



最終の3日目朝はもう朝まずめを釣る気力はなく、そのまま海沿いに南下しながら帰ることにした。
三陸海岸沿いは東北の例にもれずツーリング好適道路の宝庫だ。リアス式海岸が織りなす適度なアップダウンとワインディングに美しい海。県道か国道ならば路面状況も良い。今や三陸自動車道も多くの部分が開通しているが、ドライブ好きとしてはぜひ下道を選びたい。

これは「高田松原津波祈念公園」内にある道の駅「高田松原」での1枚。この先には献花台がある。遠くに視界を遮るのは築造された堤防で、堤防の向こうは再生中の松原と海岸がある。



堤防の手前を右に歩いていけば、奇跡の一本松と震災遺構の旧陸前高田ユースホステルがある。写真はユースホステル跡で、冬の到来を感じさせる午後の斜陽の中に、奥の新しい水門との対比が印象的な情景。




この道の駅は施設が非常に充実しており、写真1枚目にある通りまるで美術館のような洗練されたデザインをしている。もちろん震災に関する展示もあるようなので、今度訪れるときは時間を取ってゆっくり見ていきたい。


北上川沿いの国道398号線。河畔の堤防上の快走路。ごくわずかな区間だけだが、かなり見晴らしの良い北海道のような景色。



三陸での締めは女川のシーパルピアでのお昼ご飯。写真は「おかせい」というお店で、安くはないがかなりクオリティが高い。特にホタテの美味しさは北海道で食べるものと遜色ないと断言できるレベル。非常に肉厚でホタテそのものの味が濃い。



女川の新市街は狭いところに密集して造られており、このシーパルピアの内外にも飲食店や商店が立ち並び、多くの観光客が訪れていて活気がある。


そんな女川を最後に三陸海岸を後にした。
年初からの流れを汲み今回もひどい釣果となったが、結局は20cmそこそこのクロソイと25cmのメバルが1尾ずつと、素材としてはとても良いものが手に入ったので、久しぶりに頑張って料理しようと思った。


その調理の様子はまた別のブログでお伝えしたい。


Posted at 2020/11/29 22:37:18 | コメント(0) | トラックバック(0) | 釣行 | 旅行/地域
2020年11月15日 イイね!

みんカラ:モニターキャンペーン【WINTER MAXX 03】

Q1. 直近で使用されたスタッドレスのメーカーとブランドを教えてください。
回答:コンチネンタル バイキングコンタクト6
Q2. 普段どのような冬道をどれぐらいの頻度で運転されるか教えてください。
回答:月1~2回程度、ロングドライブで東北や北陸のアイスバーンを

この記事は みんカラ:モニターキャンペーン【WINTER MAXX 03】 について書いています。


※質問項目を変更、削除した場合、応募が無効となる可能性があります。
Posted at 2020/11/15 21:35:08 | コメント(0) | トラックバック(0) | その他 | タイアップ企画用
2020年11月13日 イイね!

大自然とホスピタリティ、二つの非日常が交差する

大自然とホスピタリティ、二つの非日常が交差する以前のブログに続き、今回も奥胎内ヒュッテ応援ブログになります。

初めて訪れたのは2年前、まだまだ緑豊かな秋口でした。それから2回ほど宿泊しましたが、いずれも初夏。そして今回、ようやく錦秋の奥胎内を訪れることが出来ました。



奥胎内へは麓から車で30分ほど、胎内川の峡谷を彩る紅葉の中を進みます。ブナやミズナラの黄色に、モミジの赤と疎らな針葉樹の緑。さらには胎内川の水面の映ったそれらの木々もまた美しい。そんな風趣に富んだ道が続きます。
その道の尽きるところ、錦に染まる奥胎内に佇むのがこの奥胎内ヒュッテです。万緑の美しい初夏も素敵なところですが、錦秋の奥胎内もまた格別です。


ヒュッテの優しい色合いは、
秋色に染まる森の中にあって正に”佇む”といった様相。




このホテルには余計なものは一切ありません。部屋にテレビはないし、Wi-Fiも最近ようやく各部屋に入るようになったばかり。ただ美しい自然だけがあります。でも、その美しい自然を心置きなく五感で楽しめるようにしてくれるのがこの奥胎内ヒュッテなのです。

確かに大都市のシティホテルのような豪華な設備はありませんが、それでも必要十分な設備は整っています。この時期はカメムシがちょっと大変ですが、どの設備もとても清潔にされており、スタッフの方の対応もしっかりしています。お食事が美味しいのも好ポイントで、私的には胎内リゾート特製の米粉パンがお気に入りです。また、業務用の小分けとはいえホイップバターを一緒に出してくれるのも嬉しいサービスです。
もちろん自然を楽しむためのサービスも用意もされています。双眼鏡やハンモックのレンタルプランがあったり、散策路の案内があったり。また、毎年6月の土日はヒュッテ主催の探鳥会が開催されます。ちなみに今回はあいにく歩けませんでしたが、前回訪れた時にはなかった新しい散策コースがオープンしていました。


夕食はカジュアルなコース料理。
お魚とお肉で2つのメイン料理を出してくれます。今回の魚料理は真鯛のポワレ。



今回の夕食のパンはフランスパンで、朝食は特製の米粉パンでした。



ヒュッテのエントランス。
温かみのある照明は、薄暮の奥胎内によく似合う。



美しい森には美しい苔がつきもの。
奥胎内でもこのような綺麗な苔は珍しくありません。




ここまでの宿泊レベルを提供してくれるのに、これほどまでの自然に囲まれた宿というのは貴重な存在です。

それこそどこかの山荘や本当のヒュッテ(山小屋)のようなところへ行けば、きっと美しい自然に出会うことはできるでしょう。でも当然ながらそのような施設の設備はもっと質素なものですし、夕食にコース料理が供されるようなこともまず無いはずです。そもそも車では行けないことが多いので、一般の人にとってはハードルが高く感じられるでしょう。




大自然とホスピタリティ、本来交わることのない二つの非日常が交差する。
奥胎内ヒュッテはそんなホテルです。




Posted at 2020/11/14 13:18:51 | コメント(0) | トラックバック(0) | 写真 | 旅行/地域
2020年11月09日 イイね!

夏休み東北道中 後半

夏休み東北道中 後半前半はこちら
中盤はこちら

ちょっと行程に無理があったため、終盤は駆け足での南下となりました。


小泊半島の宿を出た後は再び北上。トップ画像は竜泊ラインで、この日は何とか霧は晴れてくれました。向こうに見える半島は前日に泊まっていた小泊の辺りです。

展望台から竜飛崎方面を望みます。曇っているといまいち良い写真になりません。ここはいつかリベンジする必要がありますね。



この先にある竜飛崎は前日に訪れているので、そのままパスして津軽半島の海沿いを時計回りに東側から青森市を目指します。


青森ベイブリッジと物産館アスパム。青森市の中心部のあたり。橋と港が美しい街です。アスパムは青森県で最高層の建築だそうです。このあたりは陸から眺めるより、フェリーから眺めた方が港町としての景色を堪能できそうです。



そのまま青森都市圏を通り抜けて、昨年は通っただけだった奥入瀬渓流にリベンジすることができました。コロナ禍のおかげで観光客が少なく、写真が撮りやすい状況でした。



この日は曇天でしたので、途中寄り道することなく一気に福島市まで下りました。当初夕飯を飯坂餃子の名店「餃子のおがた」でとろうと思ったのですが、着いてみるとこの日は閉店。仕方なく福島市郊外のチェーン店で済ませました。

もともとはこの日はキャンプしようと思っていたのですが、前々日の法体園地での雨に懲りていたので、大人しくシティホテルに素泊まりです。


翌日の帰路はもちろん下道メインです。まずは太平洋を目指します。
ホテルを出た後は一気に東進。此方は大洲松川ライン。震災後に防波堤も兼ねて整備された今、長大な海岸道路が少ない太平洋側にあっては屈指のシーサイドラインではないかと思います。



大洲松川ラインを過ぎた後もなるべく海沿いを南下します。
こちらは途中、堤防上にクルマで侵入できるところを見つけたので登ってみたところです。かなりフォトジェニックな愛車写真が撮れます。



なお、このむこう側は海岸です。車で降りられるようになっており、ジギンガーと思われる釣り人のクルマが止まっていました。



これは国道6号線での1枚。なんか変だと思いませんか。



そう、ここは福島第1原発の近隣区域。だれも居住することのできない避難区域なのです。街を覆う夏草やくたびれた看板を見ると、あの時から時間の流れが止まっていることが分かります。街並みがただの廃墟にならないのは、通過交通のおかげで道だけが生きているからでしょうか。

ちなみに国道6号線と県道や市道などが交差するところにはバリケードがあるものの、その周辺には警備員がおります。バリケードの奥でも機動隊がパトロールしているようなので人間の気配はあるのです。



人の住めないゴーストタウンとはいえ人の気配はある。道も生きている。ただ人の生活している痕跡だけが2011年から途絶えている。悲しい街です。しかし私も電力の恩恵にあずかっている側の人間ですので、この辺りを通ると何とも言えない気持ちになります。

そんな浜通りも走り抜けて茨城県に入っても下道でまだまだ南下。

ですが福島に宿泊しているとはいえ、津軽半島の先端からほぼ下道で南下してきているのでさすがに疲れました。土浦北ICから高速道路に乗ってそのまま帰宅、今回の旅を終えました。


天気があまり良くない中でも、ある程度の写真は取れたのでまあ良しとします。それでも晴天時に行ってみたいと思える場所はいくつもありましたので、またいつか日本海側をぶらぶらしたいと思います。

Posted at 2020/11/11 00:01:15 | コメント(1) | トラックバック(0) | 写真 | 日記

プロフィール

「@danslemidiさん、素敵な写真ですねえ。5~6月の緑はほんとうに綺麗で癒されます。日々の中に散りばめられたちょっとした瞬間を大事にしていきたいですね。」
何シテル?   05/26 15:23
地方の県道や広域農道を寄り道しながらのんびり走るのが好きです。以前は山道を走り回るのが好きでしたが、最近ようやく落ち着いた走りを好むようになってきました(笑) ...
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