相変わらず首都圏では新型コロナウイルスの感染者が多く出ております。
そこに住む人間としてはなるべく外出はしない方が良いのかなーと思いまして、しばらくの間ドライブや旅行に行く機会はあまり多くなさそうです(我慢できずに何度かは出かけてるんですけどね)。
ということで、これからも巣ごもりを続ける皆さんに、今回は「低温調理ほうじ茶ぶた」を調理した様子をお送りしたいと思います。例によって特別なスキルはいらないですが、ひたすらに時間のかかる巣ごもり向きのメニューであります。
今回の材料はこれです!(あと写してないですが塩・砂糖・野菜くず・ほうじ茶ティーバッグも用意してください)
なんと国産豚のウデ肉です。一部の方には非常に有名なウデ肉です。
そう、あのラーメン二郎の豚と同じ部位なんです!なんと近所のスーパーで見つけてしまいました。ちなみにウデ肉が無い場合は肩ロースでも美味しくできると思います。
この部位はお肉の味としてはとても良いのですが、火を通すと硬くなってしまうのでちょっと扱いにくい部位です。二郎の豚を表すときに、神豚!!とかパサ豚…↓とか騒がれているのはそのためです。
パサつかせずにこのお肉の美味しさを堪能したいのであれば、やはり普通の加熱調理ではなく低温調理しかありません!
ではまず下ごしらえします。
お肉を漬け込むためのピックル液を作ります。
ここで登場させたのが、必殺の生ごみスープです。
言葉の持つパワーが半端ないですが、すみません、ただの野菜くずスープです。生ごみとして捨てるはずの野菜くずが、植物質のうま味たっぷりのスープになります。
野菜くずを塩9%+砂糖3%で20分煮込んで濾して冷ましたものを使います。最低限、塩と砂糖だけ溶かした水でも問題ないですが、もし野菜くずがあればぜひ用意して下さい。タマネギの皮、ニンジンの皮、キャベツの芯あたりがお勧めです。別に材料費に糸目をつけないのであれば、適当な香味野菜をぶっこんでも良いです。
今回はこのスープはあくまでピックル液としてしか使いませんが、もちろん塩と砂糖を控えて動物質と組み合わせれば美味しいスープになります。
この生ごみスープに豚肉を入れ、冷蔵庫に入れて旨味をしみこませます。今回は24時間でしたが2~3日漬け込んでも良いと思います。
十分に漬け込んだら、ピックル液を捨てたあと適量の水とほうじ茶ティーバッグを入れて低温調理です。最初は強火、予定の温度まで上がったら最弱火。お肉が大きかったので、鍋肌に触れないよう一回り大きめの鍋に変えています。
今回は60℃で6時間やりました。低温調理機みたいな高級品は持っていませんのでアナログでやります。実はこんな感じでコンロの火の半分弱だけを最弱火で使うようにすると低温が維持できるんです。ちなみに温度が低すぎると当然食中毒を起こしますので、時々の温度確認は必須です。だから調理用温度計だけは買ってくださいね。
我が家の場合は、この状態で付けっぱなしにするとちょうど60℃前後をキープしてくれますが、機種によっても火力が違うと思うので適宜オンオフするなどして調節してください。
15分に1回くらい温度を見たり、蒸発した水分を足したりしながら6時間後、取り出してスライスしてみたのがこちら。
いやー、いい感じに低温調理できています!
早速いただきますと塩加減もいい塩梅です。
うま味たっぷりだけど低温調理なので柔らかくてしっとり!
そして仄かなほうじ茶の香りが、香ばしさを加えるとともに豚肉の臭みを消してくれます。なので外国産のちょっとクセが強めのお肉でも美味しく食べられると思います。上の画像はiPhoneの写真なので発色がイマイチですが、お肉の色も良いのでラーメンのトッピングにも向いてそうですね。
皆さんも巣ごもりの際の時間つぶしに、良かったらお試しください。
※注記
お肉の厚みにより低温調理に必要な時間が増減します。不十分な加熱は食中毒の危険がありますので、お試しの際は目安となる調理時間をよくお調べになったうえでどうぞ。
Posted at 2020/07/13 00:23:43 | |
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