(9/26アップの記事の誤りなどを修正した記事となっています)
前回、ACCが爆上がる&差圧が思ったよりも高い&排気圧がおかしい気がするってのを書きました。
9/29入荷予定の2つのセンサーを交換する前に、センサーがOBD2のどの数値に影響するのかを探ってみました。
作業前の数値。
差圧がアイドリング値で1.6kpaで排気圧が0.6v。
排気圧の単位ってボリュームのⅤだと思っていたんですが、ひょっとして電圧のⅤかもしれませんね。
今回から排気圧センサーバンク1のデータをEPS(エギゾースト・プレッシャー・センサー)として表示しました。
0.4kpaの表示。
ここから排気圧センサのコネクタを切ってみます。
右側のセンサ。
このセンサ、正式名称は「排気センサNO.1」と言うらしい。
画像で分かるとおりリコール交換したセンサで最新バージョンではなかったみたい。
最新バージョンはコネクタが垂直に刺さるタイプみたいです。
コネクタを外し、機能停止にすることで車両が故障と判断、最低限の機能のみで、なんとか他のパーツを破損させないよう運行できるようにするモードが働きます(フェイルセーフ)。
このフェールセーフに入るとEGR機能停止、ISV全開位置固定、ターボチャージャー過給圧最低などなど。
メーターには各種ランプ点灯と警告表示になります。
この状態でのカースキャナー画像がこれ。
排気圧は0.7、差圧は4.2、FPS0.2。
これ、予想外でした。
排気圧とEPSは0またはエラー表示されると思ってた。
一方の差圧はどうでしょう?
差圧が上がったのはISVが全開で新気をガンガン吸い込んでEGRが働いてないのですべて排気となって出ていくため4.2に上昇したのでしょう。
排気圧センサーは0.2、エラーや0じゃなく。
で排気差圧は0.7に上昇。
う~ん、排気差圧って排気圧センサから拾ってると思ったんですがそうではないかもしれません。
排気圧センサの値と乖離しました。
この時のエラーはこうなってました。
「排気圧センサーの値が低いよ?」と「ECMになんか、わかんねー信号きたよ」ってエラーが表示。
ふむふむ。
排気圧センサを元に戻して記憶したエラーを消去。
今度は差圧センサ、正式名称は「排気センサNO.2」、左のセンサのコネクタを外し同様に見てみましょう。
差圧が112.5の排気圧が5.1。
こちらも0やエラー表示ではなく実数表示になりました。
差圧のみならず排気圧数値も変化しましたね。
この時のエラー表示はこうなりました。
「DPFの差圧センサー、数値高くね?」と「ECMになんか、わかんねー信号きたよ」が出力。
さて、このことからわかることは以下の通りになります。
①排気圧差(Ⅴ)は”Exhaust Differential Pressure”の項目から拾ってるにもかかわらず、排気圧センサからの情報を直接取り込んでいないっぽい。
むしろ差圧センサのみから算出した数値を表してる感じ。
ひょっとして”Exhaust Differential Pressure”と”DPF Differential Pressure”はただの表記違い(差圧の排気版とDPF版)だけなのかも。
エラー表示で排気圧は低いほう、DPFは高いほうのエラーを出してる。
何か関連あるのかもしれないが現在のところは不明、関連がないほうが不自然ではあるが。
②差圧センサの最大値はおそらく差圧が112.5kpaで排気圧差が5.1v(体積・電圧は不明)
EPSのほうはわからない。
③差圧センサの最小値は不明だが確認できている数値はこぉさんの差圧-0.8kpaと排気圧0.5v(かぴばらさん)。
ちなみに排気圧センサの0.5はエンジン停止状態で、アイドリング時は0.5-0.6.
0.6-0.7に上がり始めるときは3速1500回転、ブースト0.4k(大気圧1では1.4)となってました。
EPSの最小値と最大値が不明ではあるが、コネクターを引っこ抜いた時は0.2だった。
EPSの0.2という数値が排気圧差のエンジン停止時の-0.2と何か関連あるのだろうか?
差圧センサのほうが壊れている可能性が高い気がする。
2つのセンサを新品にしたときにこの数値がどう変化するのか楽しみです。
それから、記事を新規ではなく修正して書き直したので、せっかくのコメントが消えてしまってるかもしれません。
何卒、なにとぞご容赦ください。
Posted at 2022/09/26 21:39:35 | |
トラックバック(0) | 日記