• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

湘Nyan!のブログ一覧

2018年10月31日 イイね!

簡単なようで難しいテスラの真似 その⑧

簡単なようで難しいテスラの真似 その⑧テスラの製造工場はもともとはGMとトヨタが使っていたものだが、製造ラインはまったくの別物となっている。ほとんどの工程が徹底的に自動化されまるでロボットの住む星のような錯覚に陥る。

また普通の自動車メーカーの工場に入ったことがある人ならわかると思うが工場内はオイルミストが浮遊し臭いが耐えられないほどなのだが、テスラの工場内は空気が澄んでいて床も綺麗。その原因は材料と工法の違いにある。

普通のクルマは鋳造部品が多く、鋳物をマシニングセンターでオイルをかけながら削る工程でオイルミストや煙が出て工場内に充満する。テスラはほとんどアルミ部品なので、プレス加工が主体で空気が汚れないため工場の一角にカフェテリアが設置されるほど清潔。しかも部品の加工時間は鋳物部品よりはるかに短い。アルミは精練に大量の電気が使われるが電気代がアメリカは安いのもメリット、しかも柔らかいので削ったりプレスしたりなど加工が鉄より簡単。

モデル3の急激な増産が可能となったのは、材料と製造方法が寄与していることがわかる。また24時間休みなく働き続けるロボットのお陰で製造コストは他の自動車メーカーのクルマに比べて20%以上低いようだ。材料費が高いアルミを使ってもなおコストが安いというマジックを実現しているのは驚きとしか言いようがない。

当初、組み立て段階の不具合で量産化に戸惑ったことは確かだが、短期間ですっかり安定した工場に成長した。量産化に成功したテスラにもう敵はいないのかも知れない。
Posted at 2018/10/31 17:58:59 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記
2018年10月31日 イイね!

簡単なようで難しいテスラの真似 その⑦

簡単なようで難しいテスラの真似 その⑦長期的にはEVに可能性があることを誰も否定しない。それでも各自動車メーカーがEVの投入に慎重なのは、利益のほとんどを稼ぎ出す自社のICE(内燃機関車)が売れなくなるのは困るから。たとえばトヨタがプリウスやクラウンと競合するようなEVを販売したら、日産のリーフやテスラのモデル3に流れる客をある程度抑制できるだろうが、それ以上に自社商品の共食い(カニバリ)が発生し収益率が悪化してしまう。エンジンやトランスミッションの製造工場の稼働率が落ちると関連部品を供給しているサプライヤーが経営危機に陥り、結果としてグループ企業全体のコスト競争力の低下を招いてしまう。テスラ以外のほとんどの自動車メーカーが同じジレンマを抱えているので本気でEVを開発する計画はなく掛け声ばかりだ。

その間隙を縫ってしがらみのないテスラがシェアを拡張しているが、現時点でEVは全体の数パーセントしか売れていないのも事実で、テスラ一社が増産してもたかがしれている。
しかし本当に恐れるべきはテスラのブランドイメージ向上が広く伝搬すること。テスラのクルマは500万円以上と高額なので買えない人には憧れでしかない。しかし、低価格化が進み手が届くようになったとき、競合車がいたとしてもテスラを指名買いする可能性が高い。

若い頃に刷り込まれたイメージは何年たっても消え失せず、やがて購買活動に直結する。日本でマツダがどんなにいいクルマを出しても、やっぱりトヨタが売れる秘訣はブランドイメージによるところが多いようにね。

EVならテスラ、、、そんなイメージが定着し始めているが誰もそれを阻止できない。高級車から展開しているテスラのイメージ戦略は大成功といって良いだろう。

その一つの実績としてテスラのツイッターのフォロワー数は307万人、自動車メーカーでは一番多い。
Posted at 2018/10/31 14:30:47 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2018年10月30日 イイね!

EV補助金返納

EV補助金返納買い替えのため手放したリーフは縛り期間の6年まであと半年あった為、規定により補助金の一部返納を要求された。

積算走行距離が12万キロオーバーのため電池は償却完了している様な気がするのだが、頭の硬いお上に文句を言ったところで通るはずもなく、本日3万円ちょいを振り込みました。振り込み手数料分くらいサービスしてくれればよいのにね(セコい?
Posted at 2018/10/30 17:16:16 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記
2018年10月30日 イイね!

簡単なようで難しいテスラの真似 その⑥

簡単なようで難しいテスラの真似 その⑥テスラは販売台数の割りにサービス拠点の数が極端に少ない。あのだだっ広い北米で僅か100拠点程度しかないのは驚きだ。顧客は試乗や販売員の説明を聞かずにネットでオーダーし、故障した時にはオンライン診断後、ムービングカーを使って現場に急行し、たいていの故障はその場で直すそうだ。もはや従来のクルマ業界の常識は通じない。さすがに板金が必要な修理のときにはサービス工場へ入庫することになるが、通常のメンテでは入庫の必要がない。EVの故障の少なさと法令点検がないも同然な甘さがあるから成り立つ仕組みで、国内だとそうはいかないだろう。

国内もEVの特性に合わせた点検制度となることを期待したいところだが、そうすると国内の販売店兼サービス工場は採算が取れずに潰れてしまう。法的問題をクリアできたとしても、テスラ以外のメーカーでは実現不可能な修理サービス手法であると言えよう。

サービス拠点設置費用が節約できた分で充電スポットの展開が可能となったのかもしれない。お見事!
Posted at 2018/10/30 14:55:38 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記
2018年10月30日 イイね!

簡単なようで難しいテスラの真似 その⑤

簡単なようで難しいテスラの真似 その⑤前回書いたようにテスラのITシステムはとても高度な技術が凝縮され、どこも追い付けない。なぜ新興のテスラがライバルを完全に置いてきぼりにするほどの高度なITシステムを構築できたのか?

理由は単純明快でシリコンバレーでトップレベルのITエンジニアを雇用できたから。ではなぜ他の自動車メーカーにはできないのか? できない理由は下記のようだ。

① 給料の高さ
シリコンバレーのトップエンジニアを雇うには相応の待遇が必要。自動車メーカーで言えば役員相当以上の待遇を用意することになるが、コスト重視の従来型の自動車メーカーではそのような特別待遇でエンジニアを雇用することは不可能。

②会社の魅力
トップレベルのITエンジニアにとって自動車メーカーは魅力的でない。ソフトウェアで世界を変えようと企んでいるエンジニアから見ると自動車メーカーは化石の様に進化がない古臭い会社に見え魅力を感じない。
なぜテスラが雇用できたかは不思議だが、シリコンバレーのエンジニアはテスラが大好きなのである。自動車メーカーというよりは、アメリカンドリームを実現したベンチャー企業と認識されているようだ。イーロンマスクがIT畑出身なので会社に同じ匂いがするのかもしれない。

③地の利
テスラの本社はシリコンバレーにある。新しいIT技術はいつもシリコンバレーから起こるため、その地でどんな議論がされ、今後の進化の方向を見極めるには現地で雰囲気をつかみ議論に参加していることが大切である。最近国内自動車メーカーもシリコンバレーに拠点を構えるようになったが、形だけの参加でまだ現地に馴染んでいないのが実情。自らの手の内を明かさず、投資もしない自動車メーカーのやり方では輪の中に入れないと思う。

シリコンバレーがITテクノロジーの聖地である限り、テスラのIT機器はいつまでも他の自動車メーカーを寄せ付けないであろう。

テスラに似たITシステムを作ろうとチャレンジしたら恐らくバグだらけでクルマの開発そのものがフリーズしてしまうだろう。間違えても追いかけようなんて無謀なチャレンジをしてはいけない。
Posted at 2018/10/30 10:12:49 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記

プロフィール

暑いのは大の苦手なので、夏は嫌いです。 大雑把な性格なので、クルマいじりは適当ですが、コツコツとお金をかけないカスタマイズを行っています。 53歳で早期...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

リンク・クリップ

DC-ACインバータ設置 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2024/04/26 22:29:17
そこまでの気力はありません。 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2024/04/24 15:58:14
トヨタはやはりダメなのか 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2024/02/17 21:20:33

愛車一覧

日産 リーフ 白(はく)ちゃん (日産 リーフ)
白内障の手術を受けることになり人間は確実に老化が進んでいることを自覚、先進安全装備が充実 ...
日産 アリア アリさん (日産 アリア)
妻の通勤車両。〇〇歳の誕生記念日に納車。 ボディカラーは限定色のシェルブロンド。 背が ...
日産 リーフ りくちゃん (日産 リーフ)
V36スカイラインで内燃機関を搭載したクルマを極めたと感じたので、思い切って次世代自動車 ...
日産 キューブ きゅーちゃん (日産 キューブ)
妻の通勤車両。 一般道路を50km/h以下で走行している限り、静かで乗り心地がよく快適 ...
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation