中国でのEVの販売台数が急速に伸びているのは国策に依るものだが、いずれ海外への輸出で勝負をかけてくるだろう。液晶テレビ、半導体、スマホなどと同じような道を辿るのは時間の問題。
国内で唯一安泰なのは軽自動車だが経産省がミニカーなどという新しい規格を作ってしまったから、そこから攻めこまれる畏れはある。
200万円以下 軽自動車
500万円以上 テスラ
1000万円以上 メルセデス、ポルシェ、ランボルギーニなど
というすみ分けか確立するだろうから、200万円~500万円で、壮絶な中国車とのEVシェア争いが起こるだろう。
現在中国には60社を越えるメーカーが乱立しているが、いずれ5社程度になるまで吸収合併を繰り返すだろう。生き残ったメーカーが恐ろしく競争力が高いのは、他の産業の成功事例を見ればわかる。
個人的に関心を持っているのは
【小鵬汽車】Xpeng Motors (シャオペン)
小鵬汽車はスマホで有名な「シャオミ」、中国大手のインターネット通販「アリババ」と、世界大手電子機器受託製造企業「フォックスコン」から出資を受けるなど中国最強のドリームチームだ。
クルマの作りはテスラを徹底的に真似たものになっていて、日本のメーカーのクルマより革新的。電子プラットホーム用のOSとAIはアリババのものらしい。テスラはこのメーカーに対して「どうぞ真似してください」と言ったそうだが自動運転のソースコードまでパクろうとして怒られたそうだ。テスラが最も守りたいところだからね。
画像はシャオミのP7というセダン、もはや不格好な中国のクルマではない。全長が4.9mもあるのが気になるが航続距離600km、レベル3の自動運転など性能に抜かりはない。自撮りができるのがシャオミらしい。価格は27万元~というから400万円前半からだ。
スタイルはアストンマーチンみたいで文句なしでカッコいい。これが日本で売られたら大ヒット間違いなしと思う。日産はテスラに勝てるクルマ作りが出きるまでの間、このクルマを国内でOEM販売したら? 国内向けのクルマを開発してもどーせ売れないから開発費を節約して次世代車両開発に予算を回すべきと思う。
Posted at 2019/12/30 16:39:17 | |
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